真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

質問
僕は5年半、ある宗教団体に属していましたが、途中で『何か、おかしい』と感じて、実家に帰りました。教団にいる間、献身者として奉仕をしていました。リーダーの指導の下で、厳しい訓練を受けて、『従順』を徹底的に学ばせられました。先生の指示どおりに、朝から晩まで働いて、それなりに充実した毎日でしたが、先生に相談してからでないと何も決められない自分がいるということに気付いて、段々と疑問を持つようになりました。一種の怖さも感じました。そこで、実家に帰って、普通 の生活に戻ろうとしたのですが、外に出ると、突然、怖くなったり、楽しいことをしていても先生がそばにいて、僕のことを監視しているように思えてきて、罪責感を覚えたりするのです。教団を離れているのに、どうして、こういうことが続くのでしょうか。僕は何か、おかしいのでしょうか。

答え
カルト教団は、人の心をコントロールする(操作する)ために、必ず、「恐怖心」という名の武器を使います。まず、「あなたは未熟で、何も分からない。特別 に神に近い霊的指導者の助けが必要だ」と、徹底的に教え込み、自信を無くさせ、リーダーに依存させます。そこで信者は、徐々に自分で物事を考えたり、判断したり、決断したりしなくなり、上からの指示によって動くロボット的存在と化してしまいます。更に、こうしたコントロールを強化するために、「あなたがこのグループを出たら(指導者を裏切ったら)、神から見捨てられて滅びる。一人で生きていくことは絶対に不可能だ。不幸になるだけだ」と脅されます。この心に植え付けられた恐怖心は、ちょうど柵のような役割を果 たします。つまり、カルトから出られないようにするのです。また、結局、脱会することに成功した人がいても、長期にわたって恐怖心と戦うことになる訳です。

この恐怖心を克服するために必要なのは、まず、「あなたはグループのリーダーに頼らなくても一人で立派に生きていける」という励ましです。「あなたには素晴らしい可能性がある。大丈夫だ。積極的に人生にチャレンジしてみなさい。」周りの人々から、以上のような言葉をかけてもらえるなら、不安が減少します。健全な意味での自信、良いセルフ・イメージが生まれますが、残念ながら、それだけの理解や愛情のある人がそばにいるとは限りません。しかし、協力的な人間がいなかったとしても、問題を乗り越える方法があります。それは、聖書のみことばによって、神との個人的な関係を築くことです。

聖書は、神から人間への慰めや励ましのメッセージで満ち溢れています。例えば、イザヤ書四一章一〇節には、こうあります。

「恐れるな。わたしはあなたとともにいる。たじろぐな。わたしがあなたの神だから。わたしはあなたを強め、あなたを助け、わたしの義の右の手で、あなたを守る。」

また、四三章四節、7節は、次のように述べています。

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」
「わたしの名で呼ばれるすべての者は、わたしの栄光のために、わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った。」

これらの聖句が示しているように、神は人間を愛し、人間の人生のために素晴らしいご計画を持っておられます。さらに、そのご計画が実現するように、人を強め、助け、導き、守ってくださるのです。自分が神に愛されていること、神の大きなご計画の中で生かされていること、神からの賜物(才能)を与えられていることを知ると、心の恐れや不安は、確信や希望に変わります。大切なのは、人間の言葉(カルトの脅し、周りから下された否定的な評価)よりも、神の約束をしっかりと受け止めて、信じることです。