真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

「全能神」の二人の信者が処刑

2014年10月31日(金)

中国の公安局から、カルト(邪教)と見なされている「全能神教会」(別名:「東洋の稲妻」)の二人の信者が10月11日、中国当局によって処刑されました。二人は去る5月に、山東省のマクドナルド店舗内で客の女性に勧誘の目的で話しかけ、電話番号を聞き出そうとしたところ、断られたために、女性の頭を椅子などで殴ったうえ、足で蹴ったりなどして死亡させました。二人は警察の調べに対して、「彼女の中に悪霊が宿っていた。その悪霊をやっつけようとしただけだ」と弁明していたとのことです。1989年にZhao Weishanという中国人によって創立された「全能神」は、1990年にキリストが再臨したと主張するグループですが、その「再臨のキリスト」は創立者の妻、Yang Xiangbinという女性だそうです。

 先月、ランダル・ウォーターズ氏(元ものみの塔本部奉仕者)のウェブ・サイト(freeminds.org)に、ネストル・クイーラン氏とのインタビューの映像が公開されました。クイーラン氏は1961年にエホバの証人として洗礼を受け、1967年から1977年にかけて、スペインで宣教師として働きました。その伝道活動の中で、当時のスペイン政権に迫害され、投獄されることも2回ありました。ものみの塔協会から、その功績が認められ、地域監督に任命され、やがて1977年にニューヨークにある本部に招かれ、3年間、『新世界訳聖書』のスペイン語版の翻訳に携わることになりました。しかし、クイーラン氏が本部で目にしたものが、彼に大きな衝撃を与えました。働いている人たちの中に、怒りや悲しみを抱えている人、極度のストレスや恐怖の中で生活している人が余りにも多かったのです。彼は毎日のように、苦しんでいる人々の相談役を引き受けることになりましたが、その時、彼が考えたことは、「ここには、神のみわざは現れていない」ということです。そのことについて、当時、統治体の成員の一人だったレイモンド・フランズ氏に打ち明けました。フランズ氏も同じような疑問を持っていたことを知ると、「私はなぜ、ここにいるのか」と真剣に考えるようになり、1980年にベテル本部を去ります。クイーラン氏は近々、自分の体験をまとめた本を、スペイン語と英語で出版する予定です

「イスラム国」の脅威

2014年10月31日(金)

 最近、イラクを拠点とする国際テロ組織「イスラム国」のことがテレビのニュースなどで取り上げられています。アルカイダ系組織の流れをくむ武装勢力です。今、イラクとシリヤで活動しており、目的はコーランの教えを厳守するイスラム国家の樹立にあります。また、世界中のイスラム教徒に対する宗教的権威を主張して、欧米の住民を殺害するように働きかけています。非常に恐ろしい話ですが、アメリカ人の間で、13年前のアルカイダによる同時多発テロ事件の恐怖がよみがえっています。
アルカイダのルーツをたどると、意外な歴史的出来事が影響していることが分かります。それは、1948年に起こったイスラエルの再興と、その後、何度も繰り返されるイスラエルとアラブ諸国との間の戦争のことです。イスラエルが奇跡的に、2000年ぶりに国として誕生し、また1956年、1967年、1973年にアラブ諸国の総攻撃を受けても、徹底的に勝利を収めたということは、アラブ諸国のイスラム教徒にとっては、言葉では言い表せないほどの衝撃を与えました。そこで、ある真面目なイスラム教徒は考えました。
「このような悲劇が起こったのは、我々に対するアラーの裁きだ。我々は欧米の影響を受け過ぎて、コーランの教えから離れ、堕落してしまった。コーランに立ち返らなければならない。コーランの教えを土台としたイスラム国家を世界中に樹立させなければならない。また、ジハードをして、そのビジョンに反対する人々をことごとく殺さなければならない。特に、イスラエルを支援する米国は、大サタンであるから、徹底的にやっつけなければならない。」
これが、いわゆるイスラム原理主義の元となった発想ですが、オサマ・ビン・ラディンなどがこれを掲げて、アルカイダなどの過激派組織を設立した訳です。テレビで何度も報道されていますが、「イスラム国」は、イギリスやフランスの記者を捕まえて殺害し、その映像をインターネットで流しています。また8月に、日本人をも拘束しています。更に、イラクの北部にいるクリスチャンに対して、凄まじいほどの迫害を行なっています。
こうして、宗教は時々、恐ろしいものになってしまう場合があります。どんな間違ったような、極端な教えであっても、神の名によって語られると、人々は神の意志だと信じて、命懸けでそれを守ります。神の喜ぶことだと思い込ませられれば、どんな極悪非道なことでも、平気でやってしまうのです。
拡大する「イスラム国」の脅威に対して、アメリカ合衆国などは空爆を続けていますが、余り効果がないようです。その一つの理由は、日本を含む世界各地から、「イスラム国」のビジョンに賛同した若者たちがどんどんイラクに集合し、「聖戦」に加わろうとしているからです。彼らは、カルトに入信する若者と同様に、人間社会に失望し、生き甲斐を求めています。ですから、今、最も必要なのは、悩む若者の不満に耳を傾け、健全な宗教のあり方を指し示すことだと言えるかも知れません。
「私の兄弟たち。あなたがたのうちに、真理から迷い出た者がいて、だれかがその人を連れ戻すようなことがあれば、罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなたがたは知っていなさい」(ヤコブの手紙5章19―20節)。
私たちの周りにも、危険な思想や生き方から救われるべき若者はいないでしょうか。機会があれば、暖かい愛の手を差し伸べていきましょう。

これまで大都会ニューヨークのブルックリンに本部を置いていた「ものみの塔聖書冊子協会」ですが、人里離れたニューヨーク州ウォーウィックへの移転をするため、大がかりな建設プロジェクトを進めています。既に、ブルックリンの一等地にある34の建物のうちの半分を売却し、その膨大な資金をウォーウィックの施設に当てています。それも、最新の設備を備えた、「カントリークラブ」と言われてもおかしくないほどの豪華な施設になるようです。しかも、核戦争にも耐え得る頑丈な作りになっていると言われます。しかし、ハルマゲドンが間近に迫っていると警告する団体が新しい施設のために何十億円ものお金を投資する必要があるのでしょうか。建設プロジェクトに携わっている信者の話によると、「ブルックリンの建物はすべて、ハルマゲドンで滅ぼされるけど、ウォーウィックで建設しようとしている物は、ハルマゲドン後でも、エホバの千年王国で十分に活用できる。だから、極めて合理的なプランだ」そうです。果たして、どれほどのエホバの証人がその論理について行けるのでしょうか。高齢になった「統治体」のメンバーたちが楽しく老後生活を楽しむための「カントリークラブ」だと見破る人もいるかも知れません。

中国国営新華社の7月25日付の報道によると、河北省衡水市の公安局は、中国でカルト(邪教)とされる「全能神」の幹部ら74人を拘束し、組織の拠点36カ所を摘発し、捜査に乗り出しました。摘発の理由は、「一定の規模の集会や政府の管理に抵抗する動きが見られ、社会に悪影響を与えている」ことです。更に、捜査関係者は、「利益のために違法に金品を集め、信者を洗脳して、脱退しようとする者には暴力をふるってコントロールする」と指摘しています。「全能神」は1990年から活動を開始しており、今現在、信者数は100万人を越えると言われています。教団は特に終末論を強調して、「どんな災難があっても、全能神が救ってくださる」と教えています。しかし、その一方、「全能神」に対する信仰を掲げながら、幹部らは従わない信者や入信の決心がつかない求道者に対して暴力を辞さないようです。その権威主義的体質を露わにする事件が5月に発生しています。山東省のマクドナルド店舗内で客の女性が「全能神」の信者ら男女6人のグループに殴り殺されました。グループは女性を勧誘するため電話番号を聞き出そうとしましたが、拒否されたため、暴行を加えたとされています。ちなみに、教団の宣伝映画がyoutubeに出ており、日本語の字幕も付いています。今後、日本にも上陸するのでしょうか。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が9月25日(月)午前10時半より、西武池袋線東久留米駅徒歩20分の所にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート1』です。今までとは集会場所が変わるので、参加ご希望の方は、必ず事前に、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.