真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

820万戸もの空き家

2015年3月3日(火)

 総務省統計局の資料によると、日本には、820万戸もの空き家があるそうです。5年前に比べ、63万戸(8.3%)の増加です。この問題で頭を抱えている政府は、空き家を放置し、活用していない人に対して、通常の6倍の固定資産税を課することに決めました。果たして、社会問題化している状況が変わるのでしょうか。
 しかし、何故、これだけ空き家の数が激増しているのでしょうか。何年か前に、自分の家を売却しようとした時のことを思い出します。近くの不動産屋さんに査定を頼みました。すると、ビックリ仰天するような安い価格を提示されました。その理由を尋ねたところ、「10年、経過しているので、建てた時より建物の価値が半分になります」と言われたのです。
私たちはきちんと家の手入れをしていたし、その話に納得できないので、「どうして、そうなるのですか」と質問しました。すると、相手は、「不動産査定表」らしき物を見せながら、表情一つ変えずに、「日本では、こういうことになっています」と言うのです。私はその言葉にひどく、腹が立ちました。別に傷んだ所がどこにもないのに、高いお金を出して購入した家なのに、ただ10年経過しているというだけの理由で、「半額になります」という話にどうしても納得がいかないので、「どうして、そのような不条理な話がまかり通るのですか」と更に質問しました。不動産屋さんはしばらく黙ってから、苦し紛れに、「今度、購入される方の気に入った間取りではないかも知れません」と言います。「では、一般的に受け入れられるような、使いやすい間取りであれば、価格はさほど、下がらないのですね」と言うと、返事はありませんでしたが、最後に、「日本特有の住宅事情があると思います。湿気も多いし、地震もあります」と言いました。そこで、私は一段と怒りの度が増して、こう反論しました。
 「アメリカにも湿気の多い地域もあるし、地震の起きる場所もありますが、だからといって建築してから10年後に家の査定額が半減するという話を聞いたことがありません。そんなのは屁理屈です。」
 私の話が相当、応えたのか、不動産屋さんは慌てて、帰る支度を始めました。そして、帰り際に、ポツンと、こう漏らしたのです。
 「まぁ、日本の建設業界の利益が最優先されているということでしょうね。」
 私はその言葉を、彼の本音と受け止めました。「20年経過したから、あなたの家には何の価値もありません」と言われれば、人は「じゃ、そろそろ建て直そうか」と考える。そうすれば、建設業界が儲かる。欧米の国々のように、50年も100年も同じ家に住まれては困る。このような思惑だったような気がしますが、日本の経済が振るわない中で、数10年ごとに家を再建したり、大幅なリフォームをしたりできる人はそういないのではないでしょうか。また、「建築20年以上の家には価値がない」と洗脳されている人々は、古い家に関心を示さずに、「新しい物のほうが良い」と考えるかも知れません。いずれにしても、820万戸の空き家は、深刻な社会問題です。
 「彼らは家を建てて住み、ぶどう畑を作って、その実を食べる。彼らが建てて他人が住むことはなく、彼らが植えて他人が食べることはない。わたしの民の寿命は、木の寿命に
等しく、わたしの選んだ者は、自分の手で作った物を存分に用いることができるからだ。彼らはむだに労することもなく、子を産んで、突然その子が死ぬこともない。彼らは主に祝福された者のすえであり、その子孫たちは彼らとともにいるからだ」(イザヤ書65章21―23節)。
 千年王国の様子を描いている聖句ですが、将来、神の約束が必ず実現することを信じて、不動産屋さんを赦すことにしました。

 2月20日(金)午前10時より、関西聖書学院(奈良県生駒市)において、第23回カルト救出全国セミナーが開催されます。テーマは『カルトの説く霊的パラダイス』で、講師はウィリアム・ウッド師とジャン・ドウゲン師です。多くの若者は、「間もなく、この地上に楽園が実現します」と語るカルトの教祖の主張に魅力を感じて、教祖への無条件の服従を誓いますが、実際には、彼らは地獄を見ることになってしまいます。今回のセミナーの中で、カルトに捕らえられた若者を理解し、また救出するためのポイントを学びます。参加をご希望の方は、真理のみことば伝道協会の事務所まで、ご連絡ください。

 昨年の秋、米国メリーランド州の公立ラプラタ高等学校で起きた騒動が、米国メディアに注目されています。当学校の世界史の授業の中で、イスラム教の歴史や教義のことが公然と語られ、しかも、学生たちは宿題として、イスラム教の信仰の5柱(「アラーの他に神はいない」、「マホメットはアラーの預言者である」、「コーランは神の聖典である」など)や、男尊女卑の思想を肯定するレポートを書くように求められました。これに対して、メリッサ・ウッドという女子高生が反発して、宿題の提出を拒みました。すると、先生から「落第させるぞ」と脅されたので、父親に相談したところ、父親も激怒しました。というのは、父親は湾岸戦争の時に海兵として参加しており、イスラム教の原理主義によってもたらされた数々の惨事を目の当たりにしていたからです。ところが、学校に対して抗議をしようとすると、全く取り合ってもらえませんでした。父親は、「キリスト教のことを教えることが厳しく規制されているのに、何故、教室でイスラム教の布教が許されるのか」と、マスコミにつぶやいています。今後、このようなことが増えることを懸念する牧師たちもいます。

 幼少期にエホバの証人の長老から性的虐待を受けた、米国サンディエゴの男性の訴えが10月31日に認められ、それに対してものみの塔聖書冊子協会は、被害者に1350万ドル(約15億円)の損害賠償の支払いが命じられました。被害者はホゼ・ロペス(35歳)など8人で、1982年から1995年まで、ゴンザロ・カンポス(リンダヴィスタ・スペイン語会衆長老)から虐待を受けています。弁護士アーウィン・ザルキン氏の話によると、裁判官が判定した高額な賠償金はロペスさんが受けた虐待の衝撃の大きさを反映しているそうです。ロペスさんは未だに、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状、依存症や信頼感の欠如などの問題で苦しんでいる、とのことです。更に、ザルキン氏は、「損害賠償はものみの塔が何年もの間、この問題を隠蔽し、複数の子供たちが傷つく結果を招くことになった許しがたい行為に対応したものである。彼らは犯罪を保護し、かくまったのである」と述べています。

この道しかない

2015年1月6日(火)

 先月、行なわれた選挙の時に、何度も目にしたり、耳にしたりした言葉、「この道しかない」。安倍首相が自分の景気対策への支持を訴えるために掲げた、とても分かりやすいスローガンですが、安倍首相の自信(信念)の強さを表していると言えます。また、判断に迷っている人々の心を動かすための心理的なテクニックだと考えることもできます。
 カルト化した宗教団体においても、「教祖」とされている人間は、しばしば、信者たちに対して宣言します。
 「この道しかない。私に従うのでなければ、救われることはない。何も考えずに、黙って、私について来なさい。」
 自信のない人間にとっては、非常に力強く聞こえる言葉です。また、ある種の希望や生き甲斐を与えるものでもありますが、問題は、どこまでその言葉を信用できるか、ということです。安倍首相にしても、あるいはカルト教団の指導者にしても、彼らはあくまでも人間です。嘘をつくこともあるし、自分の語ったことを実現できないこともある、弱い人間です。ですから、私たちは社会生活を送るうえで、それなりの分別力・識別力が求められています。勿論、人間不信に陥ることも問題ですが、相手の言葉を鵜呑みにせず、自分でよく考えて、念入りに調べ、判断しなければなりません。物事を判断するプロセスの中で、まず重要なのは、はっきりとした信念、あるいは価値観を持つことです。クリスチャンの場合、その信念は聖書に基づいています。
 「どのようにして若い人は自分の道をきよく保てるでしょうか。あなたのことばに従ってそれを守ることです。・・・・・・あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました」(詩篇119:9,11)。
 人間の言葉と違って、聖書は絶対的な信頼に値します。それは、神のみことばであるからです。聖書の神は、必ず、ご自分の約束を守られるお方です。
 もう一つ、物事を判断する時に大事なのは、神の導きを祈り求めることです。私たちは日常生活の中で、聖書が直接、言及していない問題に突き当たることが多々あります。就職、住居、結婚などですが、神のみこころがなるように祈る時に、不思議に、「この道しかない」という確信に至らせていただけます。
 「たとい主があなたがたに、乏しいパンとわずかな水とを賜っても、あなたの教師はもう隠れることなく、あなたの目はあなたの教師を見続けよう。あなたが右に行くにも左に行くにも、あなたの耳はうしろから『これが道だ。これに歩め。』と言うことばを聞く」(イザヤ書30:20-21)。
 今年も、きっと想定外の出来事が多数、起こるでしょう。難しい判断を迫られることもあるかも知れませんが、神の守りと導きの中で、「この道しかない」という絶対的な確信が持てる人は、幸いです。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が3月27日(月)午前10時半より、東京都東久留米市にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
今回は、特別ゲストとして、ジャン・ドウゲン師夫妻が参加されます。元カルト信者を励ますためのメッセージを語っていただく予定です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.