真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

天国に行った男

2012年2月16日(木)

 1983年の2月、ドン・パイパー牧師は、アメリカのテキサス州で開かれたセミナーから車で自宅に帰る途中、凍結した道路でスリップしてしまい、車は大破しました。駆け付けた救助隊員は、パイパーさんが死亡していることを確認してから他の負傷者の救助に向かいました。その数時間後、事故現場に居合わせた別の牧師がパイパーさんの車を発見しますが、脈もなく呼吸もしていないことを確かめつつ、必死に祈り始めました。すると、パイパーさんが生き返ったのです。その後、ずっと危篤状態が続いて、何度も危機的状況を脱出して、数カ月後に無事に退院するのですが、その時、彼の口から驚くべき話が出たのです。車の中に放置されていた数時間、自分は天国に行っていた、というのです。

 その証しの詳細は、彼の著書『天国に行った男』に記されていますが、最初は、先に亡くなった親族や友人の熱烈な歓迎を受けます。皆に握手を求められたり、肩を叩かれたり、抱き着かれたりします。その中に、若い時に事故などで亡くなった人もいましたが、全員、顔が喜び輝いていました。パイパー牧師も、38歳という若さで死んで、家族を地上に残した悲しみがあったはずですが、地上で苦しかったことや悲しかったことはすべて、自分の意識から取り去られていたと言います。皆の歓迎を受けて、大きな愛に包まれているのをひしひしと感じた、とも証ししています。また、自分を歓迎してくれた人たちは、地上で別れた時のままの姿だったそうです。但し、しわや、病気による身体障害などがなくなっていた、ということです。パイパーさんは更に、天での賛美について述べていますが、何百種類もの異なった賛美が絶えず、同時に流れていたと言っています。また、何百もの賛美が歌われているにも関わらず、その一つ一つを聞き分けることができたというのです。しかも調和が取れていたというのです。

 退院後、パイパーさんはアメリカの各地を回り、自分の体験を語るようになりましたが、彼の話は、家族を亡くした人々に慰めを与えると共に、天国のリアリティー(現実性)を訴えています。

 聖書の最後の書である黙示録には、天国に関する数多くの具体的な描写があります。

「新しいエルサレム」と呼ばれる天の都の大きさ、その建設に使われている材料、その中で営まれる生活等について、詳しく書かれています(21章9―27節参照)。

また、信じる者が受ける祝福のことも、次のように簡潔にまとめられています。

「そのとき私は、御座から出る大きな声がこう言うのを聞いた。『見よ。神の幕屋が人とともにいる。神は彼らとともに住み、彼らはその民となる。また、神ご自身が彼らとともにおられて、彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださる。もはや死もなく、悲しみ、叫び、苦しみもない。なぜなら、以前のものが、もはや過ぎ去ったからである。』」(黙示録21章3―4節)。

2000年前から、世界中の人間の確かな希望となっている個所です。この世にあって、どんなに辛いことがあっても、素晴らしい未来が待っています。あなたも、イエス・キリストを信じて、天国行きの列車の切符を手に入れてください。

「渇く者は来なさい。いのちの水がほしい者は、それをただで受けなさい」(黙示録22章17節)。

今の政治家に求められるもの

2012年2月16日(木)

 鳩山総理の突然の辞意表明に、多くの日本国民が驚くと共に、呆れてしまったことでしょう。日本の総理大臣の辞任劇は、4年前から、毎年、繰り返されています。ここ22年の間に、総理大臣が実に、16回も変わっているのです。アメリカのオバマ大統領は2年前に「チェンジ」(変革)という標語を掲げて、国民の心を動かしましたが、日本の場合は、幾らなんでも、チェンジのし過ぎです。

 鳩山さんが辞任に追い込まれた理由として、政治と金の問題、高速の無料化などのマニフェストを実現できなかったこと、「米軍基地の県外・国外の移転」という、沖縄県民に対する約束が守れなかったこと等が挙げられますが、一言で言うと、言葉の軽さです。後から、「基地の県外、あるいは国外への移転の話は、私の個人的な希望であって、民主党の決定ではないから、公約ではありません」と苦しい弁解(こじつけ)をしましたが、これでは、政治家として信用されません。そればかりか、国民を不安に陥れています。

 数多くの深刻な問題が山積している今、私たちは日本の政治家たちに何を求めるべきなのでしょうか。一つは、明確なビジョンです。この国の進むべき方向を示し、具体的な問題解決法を提示し、国の繁栄と国民の幸せが信じられる具体的な目標を掲げることです。「幻がなければ、民はほしいままにふるまう」と旧約聖書の箴言29章18節にありますが、まさに、日本の現状を表しています。明確なビジョンがないために、人々は国の将来を考えずに、自分中心的な生き方をしているのです。

 次に、ビジョンを実行するための知恵が求められています。国がこのまま借金生活を続けると必ず破綻すると、専門家たちは警告をしています。たとえ専門家でなくても、赤字を止めなければどうなるか、誰の目にも明らかですが、問題を認識しているだけでは何も変わりません。この危険な状況を打開するにはどうしたら良いか、その具体的な対策が必要です。ダビデ王を支える人々の中に、「時を悟り、イスラエルが何をなすべきかを知っている」イッサカル族の指導者が200人もいたと書かれています(1歴代誌12章32節)。今日、日本にもこのような集団がいたら、国は変わります。

 最後に、勇気です。国を変えるためのビジョンは、必ずしも、すべての人々に喜ばれるものとは限りません。国民の痛みが伴うものは、反対されるかも知れません。例えば、「国の財政を安定させるためには消費税の税率を上げなければならない」と言うと、即座にブーイングの大合唱が始まるでしょう。しかし、本当に国のことを考える政治家は、人の耳に心地の良い話ばかりをせずに、勇気をもって、国益のための政策を打ち出して、実行することも必要です。

 間もなく、参院選が行なわれます。ビジョンと知恵と、勇気のある政治家が選ばれることを、切に祈りたいものです。

 「そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人々のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです」(1テモテ4章1―2節)。

杉原千畝の生涯にまつわる謎

2012年2月16日(木)

 イスラエル政府より「異邦人の義人」という名誉ある称号を与えられた日本人が一人います。国の政策に逆らって、通過査証を発行し、一万人のユダヤ人の命を救った杉原千畝です。時は1940年の夏、ドイツの占領下のポーランドから大勢のユダヤ人がリトアニアに逃亡して、各国の領事館・大使館からビザを取得しようとしました。しかし、ドイツと同じ反ユダヤ人的政策を取っていたソ連がリトアニアを併合し、リトアニアにある各国の領事館・大使館の閉鎖を求めました。そのために、ユダヤ難民たちは業務を続けていた日本領事館にアメリカ合衆国への通過ビザを求めて殺到しました。当時、日本領事館領事代理を務めていた杉原は、ユダヤ人の実に危険が及んでいることを認識して、日本の外務省に緊急のビザ発給許可を要請しますが、ドイツとの同盟関係にあり、ドイツからユダヤ人に対する迫害政策に協力することを求められていた日本政府は、「難民へのビザ発給は許可できない」と通告します。こうした政府方針、外務省の指示に背いて、1940年7月25日、杉原は日本通過ビザの発給を決断。ソ連政府や本国から再三の退去命令を受けながらも、ベルリンへ旅立つ9月5日まで、およそ1カ月余り、ビザを書き続けました。その作業は、ベルリン行き列車の出発寸前まで駅のホームで続けられたとされています。その間発行されたビザの枚数は、番号が付されているものだけでも2139枚。また、次第に日本領事館の閉鎖日が近づくとともに作業の効率化のため、途中から記録するのを止めてしまったと言われています。そのため、実際には記録に残っているビザ以外にも数千枚のビザが発給されたと推測されます。また、一家族につき、1枚のビザで十分であったため、家族を含めて少なくとも1万人ものユダヤ人の国外脱出を助けたとされます。

 戦後、ソ連の収容所から帰国を果たした杉原は、1947年に外務省の辞職に追い込まれます。政府の公式見解として、杉原自身による依頼退職だったといことになっていますが、いずれにしても、杉原の取った行動や日本政府の対応に関して、解明されていないなぞがあります。その一つは、ビザの発給を禁止しながら、日本の政府は何故、杉原のビザの有効性を認めて、ユダヤ人の入国、及び、通過を認めたかということです。もう一つの謎は、杉原のユダヤ人を救う動機は何であったか、ということです。杉原自身は、自分の行動について、次のように述べています。

「私のしたことは、外交官としては間違っていたかも知れないが、人間としては当然のこと。私には彼らを見殺しにすることはできなかった」

このような正義感、また隣人愛は、どこから来たのでしょうか。杉原が正教会で洗礼を受けていることに、一つの大きなヒントがあるかも知れません。聖書のみことばにふれて、動かされたのではないでしょうか。

 「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません」(ヨハネ15:13)。

 私たちは杉原千畝のような偉大な功績を残すことは無理でしょうが、困っている人々のために何かができるはずです。彼らは、あなたの犠牲的な愛を待っています。

インターネットに隠れる罪の心

2012年2月16日(木)

 3年前に、アメリカの父が亡くなったという知らせを姉から受けた日のことです。自分のEメールのボックスを開いてみたところ、ある匿名の人物からメールが届いていました。

 「ゴキブリ。死ね。」

 このショッキングな言葉に悲しみと戸惑いを感じながら、「誰が、どんな目的でこんなメールを送るのだろうか」と考えました。

 アメリカでは、大きな社会問題となりつつある、こうしたインターネット上のいじめ行為を「トゥローリング」と呼びます。「トゥロール」(troll)という英語から来ている言葉だと思われますが、トゥロールとは北欧伝説に登場するいたずら好きな小人のことです。トゥローリングする人間たちは、特に家族を失った人々を狙って、家族のブログなどに卑劣な書き込みをします。その目的は、人々のリアクション(反応)を見て楽しむことだと、専門家たちは分析しています。

先日、自殺で17歳の娘さんを亡くした両親のところに、次のような内容のメッセージが殺到したそうです。

 「こういうケース、大体、バカな親が悪いんだよなー。」
 「あんなだらしのない女は、死んで良かったよ。」
 「いいきみだ。」

 両親は悲痛な面もちで、テレビのインタビューに答えて、精神的ショックを語っていました。言うまでもなく、トゥローリングをする者は、偽名を使ったり、あるいは匿名で書き込んだりするので、居場所を突き止めて法的に罰することは非常に困難です。自分の正体を隠しながら、人を苦しめる。ここに、この問題の根の深さがあると言えましょう。また、トゥローリングは人間の心の罪の深さを示しているとも言えるでしょう。つまり、人はトゥローリングによって、自分の心のうちにある憎しみや恨み、怒りや妬みを噴出しているのです。通常の人間関係の中で、相手に対する恨みなどを抱いても、その感情を露わにすることはありません。何らかの法的、社会的制裁を恐れるからです。自分に不利益なことをもたらす行為は慎むのですが、決して心の中の恨みや憎しみがなくなっている訳ではありません。隠しているだけです。しかし、インターネットの世界においては、自分の正体を伏せて、どんな極悪非道なことを言っても、咎められることがないので、心に溜まっているゴミがどんどん出て来るのです。聖書は、この「ゴミ」を「罪」と呼んでいます。

 「また言われた。『人から出るもの、これが、人を汚すのです。内側から、すなわち、人の心から出て来るものは、悪い考え、不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、よこしま、欺き、好色、ねたみ、そしり、高ぶり、愚かさであり、これらの悪はみな、内側から出て、人を汚すのです。』」(マルコ7・20-23)。

 「ああ。主に自分のはかりごとを深く隠す者たち。彼らはやみの中で事を行ない、そして言う。『だれが、私たちを見ていよう。だれが、私たちを知っていよう。』と。」(イザヤ29・15)。

 そのまま、現代人に当てはまる聖句ですが、人間の心は実に、腐り切っています。あなたはどうですか。トゥローリングはしないかも知れませんが、心の中に汚い「ゴミ」はありませんか。自分の罪を認めて、十字架上のイエス・キリストを見上げてください。あなたの罪のために死んでくださった方は、必ず、あなたに赦しと聖めと、新しい心を与えてくださるはずです。

 「あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。わたしの霊をあなたがたのうちに授け、わたしのおきてに従って歩ませ、わたしの定めを守り行なわせる。」(エゼキエル36・26-27)。

万事を益としてくださる神

2012年2月16日(木)

 1968年4月4日、アメリカの黒人社会を震撼させる悲劇が起きました。アフリカ系アメリカ人公民権運動の指導的役割を果たした活動家マーティン・ルーサー・キング・ジュニアが暗殺されたのです。このショッキングなニュースに深い憤りを覚えたり、絶望したりした多くの黒人は、各地で暴動を起こしました。当時、12歳だった私も、その時の怖さを鮮明に覚えています。「黒人のいる地区に絶対に近づいてはならない」と、親から厳しく言われました。

 しかし、こんな心の温まる話もあります。ある白人の家で家政婦として働いていた中年の黒人女性がいましたが、彼女はキング氏の暗殺のニュースを聞いて、その場で泣き崩れました。すると、その家の男の子が、何とか彼女を慰めようとして、言いました。

 「おばさん、そんなに泣かないで。きっと、何か神様の目的があって、一番良いようになるよ。」

 女性の耳には、腹立たしく聞こえる言葉でした。

 「一番良いようになるだって?とんでもない。神様が用いてくださった人がまるで犬のように殺されることが、どうして良いことにつながるの?ヒットラーが600万人ものユダヤ人を殺したことが、何の良いことになったの?誰かがあなたの家に火をつけて、家が燃えてしまったら、祝福になると言うの?王なるイエス様が十字架につけられてしまったことも、悲劇じゃなく、最善だったと言えるの?」

 男の子は小さな声で言いました。

 「僕たちは、一応、そう信じているけど……」

 「どういうこと?」

 「ほら、イエス様は、私たちの罪を背負って、十字架にかかってくださったでしょ?それで僕たちが罪から救われることになったんじゃないの?」

 女性の涙はピタッと止まりました。そして、次の瞬間、男の子を抱きしめて言いました。

 「そうだったんだよね。そうだったんだよね。」

 2010年は、どんな年になるのでしょうか。喜ばしい出来事もあるでしょう。しかし、悲劇としか言いようのないこと、期待外れのこと、全く予期していなかったことも起こるはずです。こうした予測不可能な未来に対して、私たちはどのように立ち向かって行けば良いのでしょうか。不気味な運命の力の前で、ただ怯える人がいるかも知れません。悲観的になって、生きる意欲を失う人もいるでしょうが、聖書に目を向けると、希望の光が見えてきます。

 「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ書8章28節)。

 この個所で、二つの大事なことが分かります。一つは、神にはご計画があるということです。神は目的をもって、この世をも、私たちの人生をも導いておられます。もう一つは、万事を益としてくださる、ということです。悲劇のように思えることでも、祝福に変えることがおできになるのです。

 ちなみに、キング氏の暗殺後、差別のひどかったアメリカの南部において、黒人を取り巻く状況は徐々に、改善されていきました。

 今年も、神のみわざを期待しましょう。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が3月27日(月)午前10時半より、東京都東久留米市にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
今回は、特別ゲストとして、ジャン・ドウゲン師夫妻が参加されます。元カルト信者を励ますためのメッセージを語っていただく予定です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.