真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

サイレント・ナイト

2015年12月28日(月)

 あるクリスマス・イブに起こった奇跡の話です。アメリカのモンタナ州に住む新婚のケイティーとスティーヴは、夫婦として迎える最初のクリスマスを楽しみにしていました。ところが、11月の暮れに、ケイティーのお母さんが末期癌であるという悲しい知らせが舞い込んで来ました。ケイティーは看病のために、二人の貯金をはたいて、すぐに飛行機に乗り、お母さんのいるアイオワ州に飛んで行きました。夫のスティーヴも、クリスマスの数日前に、合流する予定でしたが、自分の分の飛行機代はありませんでした。教会に祈りの課題を出しました。すると、同じ教会のメンバーのジョーという人で、セスナ機を持つビジネスマンが、「ついでの用事があるから、クリスマス・イブに、うちの飛行機でアイオワ州まで送ってあげるよ」と言ってくれたのです。スティーヴは祈りの答えだと信じて、ジョーの言葉に甘えることにしました。
しかし、12月24日の午後、空港に行って、ジョーのセスナ機を見て、スティーヴは少なからず、不安を覚えました。飛行機に乗るのも初めてだったし、そのサイズも余りにも小さかったからですが、空港の中で、「サイレント・ナイト」が流れているのを聞いて、神が共におられることを確信しました。それに空港は快晴だったし、たった数時間の飛行だから、きっと守られるだろうと思って、セスナ機に乗り込みました。最初の1時間は順調でしたが、そのうちに濃い霧が発生して、全く何も見えなくなってしまいました。そこでスティーヴはまた、不安になりましたが、ジョーはすぐに言いました。
「計器飛行ができるから、心配、要らない。空港の上に霧があると困るけれども、アイオワ州までこの状態が続くことはまずあり得ない。」
ところが、そのあり得ないことが起きてしまったのです。アイオワ州のデモイン空港は濃霧に覆われていました。ジョーは助けを求めようと思って、管制塔に事情を説明しましたが、管制塔の返事は、「空港は、霧のために閉鎖されています。サウスダコタ州の空港に引き返してください」ということでした。しかし、ほとんど燃料が残っていませんでした。そのことを管制塔に伝えても、しばらく返答がありませんでしたが、数分後に、別の男性の力強い声が聞こえて来ました。
「よし、分かった。緊急着陸を許可する。」
ジョーは何も見えない中で、空港を目がけて、少しずつ、高度を下げて行きました。しかし、彼の見当はずれていました。空港から数キロ離れた高速道路の上を飛んでいました。突然、「機体を上げなさい」という男の声がしました。あと、数メートルで、高速道路の標識にぶつかるところでした。再び、男の声がありました。
「落ち着きなさい。私の指示に従うなら、必ず、無事に着陸できる。」
ジョーは答えました。
「了解。じゃ、お願いします。」
男は具体的な指示を出し始めました。
「もう少し、高度を下げて。いや、それは下げ過ぎ。はい、そのまま。今度は、右のほうに機体を傾けて。はい、そのまま真っ直ぐ。そのまま高度を下げて。もう、滑走路が見えて来たでしょう。」
男の言う通り、滑走路が見えて来ました。そして、無事に、着陸できたのです。二人は、親切な男性にお礼を言おうと思って、再度、管制塔に連絡をしました。
「助かりました。適切な指示をしてくださって、本当にありがとうございました。あなたは、私たちの命の恩人です。」
管制塔の人は当惑した様子で言いました。
「何を言っているのですか。私たちは何の指示も出していません。先程も伝えたように、空港は濃霧のために閉鎖されており、どの飛行機に対しても着陸許可を出していないのです。」
二人は顔を見合わせました。そして、二人とも、心底から震え上がるような感動を覚えながら、同時に、「神様の声だった。神様、ありがとうございます」と言ったのです。スティーヴは、空港で『サイレント・ナイト』が流れていたのを思い出しました。まさに、クリスマス・イブの静寂を、神様の声が打ち破り、二人の命を救ったのです。2000年前にも、静かに羊の夜番をしていた羊飼いたちのところに、神様の救いの知らせが響き渡りました。
 「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです」(ルカによる福音書2章11節)。

 9月21日に放映された「ビートたけしのTVタックル」というテレビ番組の中で、創立者であり、「世界のメシヤ」とされていた文鮮明の死去後、統一協会がどう変わったか、これからどう変わろうとしているかということが検証されました。まず、取り上げられたのは、「合同結婚式」のあり方です。文鮮明が存命中、毎年、何千組ものカップルが一度に結ばれる合同結婚式が開催されていましたが、その際、教祖自らが、参加者の写真を見て、カップルの組み合わせを決めていました。全くの他人同士が結婚式の当日に初顔合わせをする訳ですから、未信者から見れば、到底、理解できない話ですが、信者の考えでは、「世界のメシヤが決めてくれた相手だから、きっと幸せになれるはずだ」ということになっていました。しかし、2012年9月に「世界のメシヤ」が他界。その後、合同結婚式はどうなったか。どうやら、続いていたようです。ソウル郊外の教団の施設において、2013年の2月に60カ国から3500組、2014年2月に50カ国から2500組、2015年2月に50カ国から3800組の「即席カップル」が誕生しています。しかし、彼らは教祖の独断で結ばれたのではなく、統一協会の「マッチングサイト」で知り合って、デートを重ね、お互いに気持ちが合ったから合同結婚式への参加を申し込んだ人々です。(紹介された相手が気に入らなければ、断ることもできるそうです。)昔の信者から絶対に考えられない話ですが、統一協会が形を変えても合同結婚式を続けたい理由があります。それは、結婚式に参加するカップルに「祝福金」として140万円も要求することができるからです。そのうちに、教団を継承した教祖一族の中に、「我こそ救世主だ」と名乗り、文鮮明と同等の権威を主張する人が現れれば、昔のやり方に戻る可能性もあります。もう一つ、番組の中で取り上げられた課題は、団体名の変更です。今年の8月から、「世界基督教統一神霊協会」が、「世界平和統一家庭連合」に変わったそうです。そのことにより、統一協会であることを隠した活動(霊感商法など)が再び、活発化するのではないかと、警戒が強まっています。

九転十起生

2015年10月15日(木)

 「九転十起生」。
 これは、幕末から大正という激動の時代を切り開いて行った実業家、広岡浅子のペンネームです。ご承知のように、NHKドラマ「あさが来た」のヒロインあさのモデルです。1849年に三井家の令嬢として生まれた浅子は、幼い時から学問に強い興味を持ちますが、「女に教育は不要」という当時の商家の習慣は固く、家人から読書を禁じられます。やがて、17歳の時、大阪の豪商である加島屋の次男と結婚します。女性は器物同様に扱われた時代でしたが、使用人に任せて業務にかかわろうとしない商家の風習に疑問と限界を感じた浅子は、筆記や算術を独学するようになります。彼女の努力の甲斐があって、明治維新の動乱の中で、かなり危なくなっていた加島屋の財政が立ち直ります。更に、浅子は1884年に炭鉱事業に参画し、福岡県飯塚市にある炭鉱を買収し、開発に着手します。その際、単身炭鉱に乗り込み、身を守るためにピストルを持ち歩いていたと言われています。このように、男もためらうような冒険的な事業に敢えて乗り出したので、狂気扱いされることも度々あったといいます。1888年に加島銀行を設立し、1902年に大同生命創業に参画するなど、加島屋は近代的な金融企業として大阪の有力な財閥となります。
こうして、浅子は明治の代表的な女性実業家として名を馳せた訳ですが、60歳の時に乳癌を患い、大きな挫折を味わいます。それまで、「九転び十起き」の精神で様々な困難を乗り越えた彼女でしたが、救いを求めて、大阪基督教会を訪ね、宮川経輝牧師から福音を聞きます。聖書の教えに、浅子は、「わが身の傲慢な事が解り、今までの生涯が恥ずかしくも馬鹿らしくも思われ」たのです。その後、洗礼を受けて、走り続けた生涯でやっと心の平安を得たのです。その生涯の中で、浅子は何度も転んで、起き上がって来ましたが、最後に起き上がった場所は、神の御手の中でした。
 聖書にも、「九転び十起き」と同じような言葉があります。
 「悪者よ。正しい人の住まいをねらうな。彼のいこいの場所を荒らすな。正しい者は七たび倒れても、また起き上がるからだ」(箴言24章5―16節)。
 何度、転んでも起き上がる。困難な状況にあっても、希望を捨てずに、チャレンジし続ける。人生の基本中の基本だと言っても過言ではありません。しかし、誰であれ、地面から起き上がらなければならないと分かっていても、周りから「頑張れ!」と声援を受けても、なかなか立ち上がれない時があります。もう、力が尽きてしまっています。どうすることもできないのです。そのような時に、もはや諦めるしかないのでしょうか。いいえ、まだ道が一つ、残っています。それは、広岡浅子のように、造り主なる神を求めて、聖書の約束を握り締めることです。
 「正しい人は、神様の指示に従って歩みます。神様はその一歩一歩をお喜びになるのです。たとい倒れても、それで終わりではありません。神様がしっかり支えておられるからです」(詩篇37篇23―24節、『リビング・バイブル』)。
 あなたも、神の力強い御手に支えられて、再び、起き上がることができますように。

福永法源の「復活祭」?

2015年8月20日(木)

 「法の華」という宗教団体の設立者で、「足裏診断」などで信者から約1000億円もの金を集めて詐欺容疑で逮捕され、2008年に懲役12年の実刑判決を受けた福永法源(70歳)。栃木県の黒羽刑務所に服役していましたが、昨年、密かに出所していたことが今年になってから明らかになりました。真面目な刑務所暮らしが認められて刑期が短縮されたようですが、自由の身となった福永は早速、2015年4月5日に、東京都内のホテルで本人の「復活祭」を行ないました。福永の過去の映像が映し出されたり、幹部信者への称号授与式があったりしました。また、福永の講演もあって、その中で、「今でも、全然罪を認めていない」とか、「今日の朝、天声はこんなことを言っている。『罪に陥れた人、有罪を決めた連中はみんな捕まっている』」、とか、「どこまでも筋を通せば勝ちです。おどおどしたら負けです」とか、「これから70億人救済が始まる」などと力説しました。今後、「よろこび家族の和=天華の救済」と名を変え、活動を再開する模様です。2005年から2008年まで続いた裁判の中で、検察側は、「宗教活動に名を借り、組織ぐるみの詐欺を推進した詐欺師。反省の情はみじんもない」と主張しましたが、6年に及ぶ刑務所生活は福永の性格に何の変化ももたらさなかったようです。

ベーブ・ルースと戦争

2015年8月20日(木)

 先日、甲子園で行われた全国高校野球大会において、素晴らしい活躍を見せた清宮幸太郎くん。まだ1年生であるのに、早稲田実業の3番バッターとして、チームをベストフォーに導きました。清宮くんは日本のみならず、海外のメディアからも注目されて、「和製ベーブ・ルース」と呼ばれています。確かに、そのバッティングの迫力には、ベーブ・ルースを思わせるものがあります。明るい性格も、また、顔つきまでもが似ていると言えるかも知れません。
 御周知のように、ベーブ・ルースはニューヨーク・ヤンキースなどのチームの主力打者として714本ものホームランを打った人で、アメリカ人にとっては、まさに伝説的な人物です。彼は一度だけ、他の大リーガーたちと一緒に来日したことがあります。1934年の話です。アメリカと日本は、その時点で既に、かなり緊張した関係になっていましたが、日本の国民はベーブ・ルースを熱烈に歓迎して、どこの野球場でも「ベーブ・ルース万歳!」と叫んでいました。余りの歓迎ぶりだったので、当時のアメリカ大使は、「戦争になることは絶対にないだろう」とルーズベルト大統領に報告をしています。しかし、残念ながら、7年後に状況が一変しました。ちなみに、フィリピンなどで日本兵が死の突撃を行う際、「ベーブ・ルース、地獄に落ちろ!」(ゴー・トゥ・ヘル)と英語で叫んでいたということです。
 8月15日に、終戦70周年を迎えた日本。国民の大多数が反対する中で、「戦争法案」とも呼ばれる安保法案が可決されようとしている今、真の平和とは何か、真剣に考えなければなりません。一言で言えば、平和とは争いのない状態を意味しますが、個人的な喧嘩にしても、国家間の戦争にしても、その根本にあるのは、自分の利益の最優先、自分だけが正しいという主張、そして相手は生きる資格のない極悪人であるという思い込みです。戦場に送られる兵士の教育は、相手国の人間を徹底的に憎むことから始まります。相手を憎まなければ、殺せないからです。
 こうしたことを考えると、戦争をなくすための最も重要なことは、他国の人間との交流だと言えるのではないでしょうか。相手を知りさえすれば、相手に対する偏見や先入観は必ず、なくなります。しかし、他国人との交流が禁じられ、他国から発せられる情報が統制されるような事態になると、再び、醜い裁き合い、憎み合いが始まるのです。「ベーブ・ルース、万歳!」の叫びが、「ベーブ・ルース、地獄に落ちろ!」に変わってしまうのです。
 「和製ベーブ・ルース」の野球選手としての今後の活躍が注目されますが、私は、彼が野球を通じて、日本と諸外国との架け橋になってくれることを期待したいと思います。
 「平和をつくる者は幸いです。その人は神の子どもと呼ばれるからです」(マタイの福音書5章9節)。
 イエス・キリストの有名な言葉ですが、平和をつくる者は、正確な情報を集めて、人と人との間の誤解を取り除く人です。偏見を持たず、自ら人に近づき、その人の真意を確かめる人です。違う意見の人を尊重する人です。家庭の平和、職場の平和、国家間の平和のために、私たちにどんなことができるのでしょうか。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が1月22日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩25分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート3』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.