真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 先日、当ウェブ・サイトの「カルト関連ニュース No.06」に掲載された『国際サイエントロジー、元信者勝訴』の記事に対して、サイエントロジー東京の事務所より、「反論を載せてほしい」との要望がありました。以下に、問題の記事と、その反論を紹介しますが、これは元々、ジャパン・タイムズという英字新聞の2002年6月2日号に掲載されたもので(5月13日の新聞の中で裁判のニュースを報道している)、裁判の背景を要約したものだそうです。

 元の記事:国際サイエントロジー教会は、裁判ざたの多い宗教団体としてよく知られていますが、特に元信者のローレンス・ウォラーシャイムとの裁判の戦いは、22年間に及ぶもので、教会はそれに140万ドルもの費用を費やしています。ウォラーシャイムは、サイエントロジーのカウンセリングは有害で、それによって精神病が発生したとして、1980年に、カリフォルニア州ロサンゼルス地裁で損害賠償を求めました。サイエントロジーはこれに対して、無罪を主張し、一切の損害の支払いを拒否し続けましたが、5月9日に、ロサンゼルス最高裁において、ウォラーシャイムに867万ドル(約10億円)の小切手を手渡すことにしました。勝訴したウォラーシャイムは、「このカルトによって被害を受けている何十万もの人々が、アメリカ、ヨーロッパ、南米などにいます。今回の勝訴によって彼らが勇気付けられると思います」と述べています。

 サイエントロジーの反論:5月13日付のロイター通信(サンフランシスコ)の「サイエントロジストは元信者に対する精神侵害に、8千7百万ドル支払う。」のバックグラウンドに関して、コメントさせて頂きたいと思います。その裁判は20年余に及ぶものでした。ローレンス・ウォラーシェイムは、1980年、彼がサイエントロジー教会から追放された2カ月後に、チャーチ・オブ・サイエントロジー・カリフォルニアに対し訴訟を起こしました。1986年ウォラーシェイムに有利に下された最初の裁定(3千万ドルの損害賠償)は、ある心理学者の不合理な「専門家の理論」に基づいて下されたものでした。そしてその心理学者は、後に彼女の同輩協会である、米国心理学協会から絶縁されており、その時下された裁定は、後にカリフォルニア高等裁判所より「ばかげた不合理なもの」とされています。また、4つの裁判所が彼女が専門家として裁判で証言することを拒否しています。1988年9月、当時のカリフォルニア州知事のジョージ・デュクメジアンは上院法案No.1に署名しました。
  これは、州の上院議員によって詳述された、宗教の自由を脅かす下らない訴訟の急激な増加から教会や他の慈善グループを保護することを目的としていました。その法令の制定以来、宗教団体に対する損害賠償を要求する訴訟は、ある限られた特殊な状況下を除いて禁止されました。

 ものみの塔聖書冊子協会発行の『わたしたちの王国宣教』の7月号に載っている「3月の奉仕報告」によると、今年3月の伝道者数は、前の月よりも1,131人も増えたそうです。また、補助開拓者(月々50時間、伝道のノルマを課せられる人)の数が一気に、9,535人から30,130人に激増しています。昨年の暮れより相当の減少傾向にあったエホバの証人でしたが、突然の挽回を果 たし、今年度の伝道者最高数を記録した訳です。これは、不活発になっていた多くの証人が息を吹き返して、再び、伝道活動を始めたことによる現象ですが、その直接的な要因は、3月に勃発したイラク戦争にあります。伝道の熱意を失っていた証人たちが、「ハルマゲドンが近い」と感じて、慌てて(?)復帰したのです。しかし、状況が落ち着いた今、彼らは「まだ先か」と肩を落としています。100年前から続いている、何とも奇妙なパターンです。

 先日、ある韓国人クリスチャンから、カルト研究リハビリ・センターに連絡がありました。30歳くらいの若者で、立教大学で神学の博士号を取ろうとしている人ですが、『教会がカルト化するとき』を読んで、感銘を受けたようです。また更に、「この内容はそのまま、韓国の教会にも当てはまる」と考えて、韓国語に翻訳したいという強い思いが与えられた、ということです。実は、この男性の父親も韓国でカルト問題に取り組んでおられて、数年前にあるグループの信者に襲われて、殺されたそうです。お兄さんも牧師で、韓国で、『現代宗教』というクリスチャン向けの雑誌を発行しておられるそうですが、とりあえず、少しずつ、本の内容を雑誌の中で紹介し、やがて本にするという話がかたまりつつあります。

「イエスの方舟」の再現か

2012年2月16日(木)

 21世紀版イエスの方舟かと注目されている団体があります。中部地区から関西にかけて、拠点が点在している「竹田塾」です。表の顔は「経営者養成塾」ですが、その寮における集団生活の実態は、極めてカルトに近いものです。塾生の大半は大学生。早朝からジョギングや寮内の雑巾がけや洗濯を命じられ、日中は「実践トレーニング」の名目で英会話教材の訪問販売をさせられ、夜は教育と称した酒宴が開かれます。閉ざされた空間で、十分な睡眠も取らされず、異常な生活パターンを繰り返しているうちに、学生は洗脳されていくようです。特に悲惨なのは、若い女性たちです。毎日のように、竹田光文という、塾の代表の性行為の相手をさせられるのです。「ボス」と呼ばれる竹田氏(65歳)は、12人の女性と13回の結婚、離婚を繰り返し、それぞれに計14人の子供を設けています。今、この異常な淫乱集団に対して、「ボスの子供を産んで集団生活をしている娘を返して」と、被害者家族が悲痛な叫びを上げています。

 去る六月六~七日に、日本で初めての試みとして、が栃木県那須町に於いて開催されました。講師はウィリアム・ウッド、パスカル・ズィーヴィー師(マインド・コントロール研究所所長)、小島武師(Joyfulグレースチャーチ牧師)の三人と、総括者の奥山実師(宣教師訓練センター所長)でしたが、それぞれ、現在のキリスト教界が抱える問題を明らかにしました。特に、広範に拡がっている教会内虐待に関する認識を示しました。『「信仰」という名の虐待』の著者であるズィーヴィー師は、ここ数カ月間に教会で起きた虐待の相談が相次いでいることを報告し、しかもそれがリベラル派、福音派、聖霊派のすべてに及んでいることを指摘しました。また、ウッドは、牧師への忠誠心を表明する状況の中で行われたセクシュアル・ハラスメントの一例を紹介しましたが、その後、話題は「牧師の権威」に移り、議論が沸騰。その中で、霊的権威は人に仕えるためであり、コントロールするためのものではないという、共通 した認識が生まれました。最後に、クリスチャンメディアに対して、「明らかにカルト化してしまった教会の広告を受け付けないでほしい」と、ウッドは要望しました。なお、当シンポジウムの内容は、『ハーザー』誌の八月号の中で詳しく紹介される予定です。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が1月22日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩25分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート3』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.