真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 2003年のウィンブルドン大会で、妹のヴィーナスを下し、2年連覇を遂げたセリーナ・ウィリアムスは、優れたテニス選手としてだけでなく、熱心なエホバの証人としてその名を世界中に轟かせています。大会後のインタビューの中で、「すべてはエホバ神のお陰です」と証しするセリーナは、母親から信仰を受け継いでいるようです。ところが、セリーナのコーチを務めている父親のリチャードは未信者で、妻のオラセンスとの間にトラブルが絶えなかったために、2002年の10月に離婚をしています。テニスの試合に勝つ力を与えてくださるエホバが、ウィリアムス姉妹の家庭を崩壊から守ることができなかったのでしょうか。

 『わたしたちの王国宣教』の2003年11月号によると、ものみの塔聖書冊子協会の日本支部は、より少ない人数でより多くの生産を行うために、マンローランド製・リソマン・高速オフセット輪転印刷機を購入したそうです。この新しい印刷機は、1時間に9万冊の割合で雑誌を生産できるようになり、「日本と諸外国の野外の必要を十分に満たすことができる」ということですが、今回の印刷設備導入やそれに伴う建物の改装のために、膨大な資金が必要になるようです。その正確な額は明らかにされていませんが、組織は各信者にその負担を課しています。必要な資金は、「各王国会館にある『世界的な業のための寄付』という表示の寄付箱に入れられる自発的な寄付や、神のご意志が成し遂げられるのを見たいと願うクリスチャンが支部事務所に送る寄付によって賄われる」そうです。工事は2004年の1月に完成する予定である、ということです。

 モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)は、19世紀のアメリカにおいて(1840年から1890年まで)、創立者のジョセフ・スミスの「啓示」に従って、一夫多妻を実践した歴史のある宗教としてよく知られていますが、スミスの教えを厳重に受け止めて、そのまま守っている何千人もの「原理主義モルモン教徒」が米国のアリゾナ州やユタ州などでひっそりと暮らしているようです。その事実は、2003年1月に発行された『天の旗の下で』(Under the Banner of Heaven、ジャン・クラカワー著)の中で明らかにされており、末日聖徒教会に大きな衝撃を与えています。

 一夫多妻のルーツは、ジョセフ・スミスが1843年7月12日に受けたとされる「啓示」に逆上ります。一夫多妻の是非を問うスミスに対して、主はアブラハムやダビデなどの旧約聖書の義人を例に挙げながら、一夫多妻の「祝福」を説きます。

 「神がアブラハムに命じられたので、サラはアブラハムにハガルを与えて妻とした。彼女はなぜそうしたのであろうか。これが律法であったからである。そして、ハガルから多くの人が出た。それゆえ、ほかの数々の事柄とともに、これは約束を成就するものであった。それで、アブラハムは罪の宣告を受けたであろうか。まことに、わたしはあなたがたに言う。『受けなかった。』主なるわたしがそれを命じたからである。・・・・・・アブラハムはそばめたちを受け、そして彼女たちは彼のために子供をもうけた。そして、それによって彼は義と認められた。・・・・・・ダビデも多くの妻とそばめを受けた。わたしの僕たちソロモンとモーセも、また創造の初めから現在に至るまでの、ほかの多くのわたしの僕たちも同様である。彼らはわたしから受けなかったものを除いては、どのようなことについても罪を犯さなかった」(『教義と聖約』132章34-35節、37-38節)。

 「啓示」の結論は、人が例え、10人の女性と結婚しても、「彼が姦淫の罪をすることはあり得ない」ということです(62節)。また、「啓示」の中に、スミスの最初の妻であるエマに対する命令もあります。主はエマに、スミスの妻たちを「すべて受け入れなさい」と言っています(52節)。更に、主は次のような警告をエマに与えます。

 「また、わたしは、わたしのはしためエマ・スミスに、とどまって、わたしの僕ジョセフと結び合い、その他のものと結び合うことのないようにと命じる。しかし、もしもこの戒めに従おうとしなければ、彼女は滅ぼされる、と主は言う」(54節)。

 モルモン教徒はおよそ50年間、スミスの「啓示」を守りましたが、一夫多妻のことでアメリカの連邦政府との間のトラブルが絶えなかったために、1890年に、一夫多妻の実践を取りやめることを約束する「公式宣言」を発表しました。信者の大半はこの宣言を受け入れましたが、「ジョセフ・スミスの啓示に背いた」と猛反発する人もいました。彼らが特に強調するのは、『教義と聖約』132章の次の部分です。

 「見よ、わたしはあなたがたに一つの新しいかつ永遠の聖約を示す。もしその聖約に従わなければ、あなたがたは罰の定めを受ける。だれもこの聖約を拒みながら、わたしの栄光に入るのを許されることはあり得ないからである」(4節)。

 一夫多妻に関する聖約に従わない者は神の栄光に入らず、むしろ滅びると、神はジョセフに語られた。だから、末日聖徒イエス・キリスト教会は国家に妥協して、裏切り者となった。そこには、もはや、神の祝福はない。このような結論にたどり着いた人々は教会を離れ、一夫多妻を実践できる人里離れた所で部落を作り、今も妻たちと共に生活を営んでいます。新刊の『天の旗の下で』は、その生活について詳細に述べています。何十人の数になる大家族。妻たちの間の喧嘩と苦悩。60代の男性との結婚を強制されて、妊娠させられる12歳の少女。「ジョセフ・スミスの真の後継ぎだ」と、預言者の権威を主張する多数の男性たち。これらの自称預言者たちが受けたとされる「啓示」は、実は、幾つもの重大な犯罪を生み出しています。

 1984年7月24日のこと、ユタ州のアメリカンフォーク村で、ロナルド・ラファティーという一夫多妻主義者が、ブレンダ・ライトという24歳の女性を殺害しました。ラファティーの供述によると、ライトさんが一夫多妻の教えを受け入れなかったために、神から「彼女を殺しなさい」という「啓示」を受けたそうです。

 2002年6月5日の夜、エリサベツ・サマートという14歳の少女が自分のベッドルームから誘拐されました。その9カ月後に、彼女はブライアン・ミッチェルという49歳の男性と一緒にいるところを目撃され、無事、保護されましたが、ミッチェルは「私はただ、神の命令に従って、妻の一人として迎えただけだ」と言っています。

 末日聖徒イエス・キリスト教会は、「我々は、一夫多妻主義者とは一切、関係がない」という立場を貫こうとしていますが、ジョセフ・スミスの「啓示」に堅く立つ向こうの主張を簡単に論破できないようで、今後も、彼らに手を焼くことになりそうです。

 まさに、ゴリヤテに立ち向かうダビデの心境でした。「神に栄光」というバッジをつけた何千、何万人ものエホバの証人が、国際大会の会場を目指して、新横浜駅からぞくぞくと歩いて来ました。プラカードとチラシをもって彼らを待ち受ける私たちは、わずか五人でした。「私たちのやろうとしていることに、果 たして意味があるのだろうか」という疑問や恐れの思いを押さえながら、プラカードを高く掲げました。用意したプラカードには、次のような言葉が日本語と英語で書かれていました。

「神の栄光か、組織の栄光か」
「兄弟愛による一致か、独裁支配によるマインド・コントロールか」
「救いは組織ではなく、キリストにあります」
「あなたの会衆には、真の愛がありますか」
「あなたも、疲れていませんか」
「次の終末預言(ハルマゲドン)は、いつですか」
「エホバの証人、北朝鮮、全体主義」
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです-イエス・キリスト」
「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい-イエス・キリスト」

 私たちの前を通り過ぎるエホバの証人の反応は多種多様でした。苦笑いをする人、激しく首を横に振る人、顔を帽子や日傘で隠す人、静かにうなずく人、私たちを睨みつける人、無視する人と実に様々でしたが、半分以上の人がプラカードを見たと思われます。意外に効果 的なアプローチだと気付いた私たちは、恐れが喜びに変わりました。

 会場に向かって行く証人たちを観察して、幾つかのことを思いました。まず、「疲れた顔をしている人が多い」ということです。特に、さえない顔をしていたのは、子供たちです。言うまでもなく、親は学校を休ませて、反強制的に子供を大会に連れて行きます。次に驚いたのは、髪の毛を染めている人が何人もいた、ということです。かなり大胆な髪形(茶色と黄色のツートーン)をしている二〇代の男性もいました。共にプラカードを掲げていた元証人は、「私が証人だった頃、考えられないことでした」と首を傾げていました。

 横浜の大会は、10月16日から19日まで続きましたが、15カ国の国から、7万人も集まったと、組織は発表しています。4日間のプログラムの中に、「献身にふさわしい生き方は神の栄光となる」、「多くの実を結びつづけてエホバの栄光を表わす」などの講演がありましたが、3日目の午後に、「いわれなく憎まれる」と、「よその者たちの声に用心する」という話もなされたようです。参加者たちの中に、私たちの顔を思い浮かべながら、うなずく人もいたでしょうが、ものみの塔の厳しい情報統制に疑問を感じた人もいたはずです。

 また、プログラムの中で興味を引いたのは、2日目に「アルコール乱用のわなを避ける」と、「疲れても疲れ果 てることはない」の講演が予定されていたことです。ものみの塔協会において、信者のアルコール問題も、疲労問題も、深刻になっていることでしょう。 10月23日より26日まで、今度は、さいたまスーパーアリーナで、同じプログラムによる国際大会が開催されました。横浜の大会と同様に、私たちは最初の2日間だけ反対活動を行いましたが、横浜と同様、会場に到着して、プラカードを出した途端、組織からマークされました。何人もの「通 行人」に写真やビデオを撮られました。最後に、すぐそばで隠し撮りをしようとする人まで現れたので、私はエホバの証人の案内係のところに寄って、次のような会話を展開しました。

「しかし、無断で写真やビデオを撮ったりして、北朝鮮なみですね。」
「あなたは、北朝鮮の方ですか。」
「北朝鮮の人間に見えるでしょうか。」
「私は人の顔を見ても、どこの国の方か分かりません。」
「テレビや新聞で北朝鮮のことを報道しているでしょう。厳しい情報統制が敷かれて、人が少しでも反対意見を言おうものなら、徹底的に弾圧を受ける。ものみの塔も、体質がそっくりじゃないですか。」
「・・・・・・・」

 国際大会と宣伝されていた割りには、外国人の姿はそれほど目立ちませんでしたが、会場に向かう、あるアメリカ人の証人が、私たちのプラカードを見て、英語で仲間につぶやきました。
 「いやー、驚いた。まさか、日本でもやっているとは思ってもみなかったね。」
 大会の宣伝ビラには、「エホバ神とみ子イエス・キリストに対する信仰を持っていれば、人々は国や民族や人種などの背景にかかわらず一致できることが示される」と書かれていましたが、このような国際大会は、組織の成長が鈍っている国や地域のエホバの証人を「励ます」ための最後の手段です。果 たして、どれほどの効果が出るのでしょうか。

エホバの証人国際大会、開催へ

2012年2月16日(木)

 エホバの証人の国際大会が、横浜(10月16〜19日)とさいたま(10月23〜26日)で開かれます。「エホバ神とみ子イエス・キリストに対する信仰を持っていれば、人々は国や民族や人種などの背景にかかわらず一致できることが示される」と宣伝されていますが、このような国際大会は、組織の成長が鈍っている国や地域のエホバの証人を「励ます」ための最後の手段です。特に、韓国から多くのものみの塔協会の関係者が来るようです。大会のテーマは、「神に栄光」ですが、果 たして神の栄光が現されるか、組織がたたえられるようになるか。真理のみことば伝道協会は、16〜17日(新横浜駅)と、23〜24日(さいたま新都心駅)に、大会の参加者への働きかけとして、プラカードを持ったり、チラシを配ったりする予定です。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.