真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 教会内で暴力やセクハラの事実があったと認定されながらも、「時効」を理由に元信者の損害賠償の請求が棄却された、いわゆる「HCC裁判」は、今もなお反響を呼んでいます。『ハーザー』誌の7月号において、再度、榊山清志牧師の辞任を求める記事が掲載されています(6-11頁)。また、6月22日の『クリスチャン新聞』(3頁)の中で、根田祥一氏は、今こそ、キリスト教界の自浄能力が問われているとして、問題が隠蔽されて温存されてしまう理由を次のように分析しています。「加えて被害の実態をあまり知ろうとせず過小評価する部外者が、問題の牧師を擁護したり安易に協力したりして被害を助長する。擁護者が著名な牧師だったり、教界の責任ある立場だったりすると、『あの有名な先生も協力しているのだから、問題があるはずがない』と格好の隠れ蓑になってしまう。」更に、HCCの被害者の請求が棄却された理由について、カルト問題に詳しい紀藤正樹弁護士は、次のようにコメントしています。「民法の時効は、民法の条文のとおり、一般論としては、被害者が、損害及び加害者を知った時から3年間で成立しますが、被害者が、牧師からのマインド・コントロールを受けていたときには、当然に自分がされたことが、セクハラだとか暴力だとかの被害、つまり損害だと気づきません。ましてや自分の受けた被害が、『違法』な被害、損害だと気づくはずがありません。それは、先生と生徒のように、上下関係がある以上、当然のことです。ですから時効は、マインド・コントロールが解けた、あるいは損害、被害と気づいた時から進行するはずです。この判決は、マインド・コントロールの理解を欠いただけでなく、セクハラ一般への理解を欠いた判決だと思います。」(5月21日のブログ、「納得できない判決――牧師セクハラ訴訟」より)

JWTC移動教室開催

2012年2月16日(木)

 7月23日から24日にかけて、聖山高原チャペル(長野県更級郡大岡村丙2861-3、電話026-266-2878)において、JWTC(エホバの証人をキリストへ)主催のセミナーが開かれます。講師はJWTCの主宰者である中沢啓介牧師です。現役のエホバの証人、元証人、またその家族が抱える様々な問題に関する講義や話し合いが予定されています。

参加ご希望の方は、平さん(携帯090-4614-3589)までお問い合わせください。

 4月14日号の『アエラ』誌(朝日新聞出版)は、「キリスト教会の『性犯罪』」と題した記事を掲載しました。記事の中で、3人の牧師が犯した性的虐待、性暴力、及び、セクハラを取り上げています。この三つの事件はすべて裁判になり、牧師の有罪が確定しています。なお、一人の牧師は550万円の損害賠償を命じられましたが、支払いを拒否しています。更に、被害者の女性(26歳)は心の傷が深く、自殺をしてしまいました。『アエラ』誌は、こうした問題の根本的な原因として、牧師が信徒に対して「自分への従属を示唆、要求した」ことを挙げています。更に、「教会を統括する教団の対応が、被害者の苦しみに追い打ちをかける」と指摘しています。これ以上、日本のキリスト教会が神の御心を悲しませることなく、未信者の前で恥をさらすことのないように、ウィリアム・ウッドは日本福音同盟(JEA)の理事会に対して、「教会のカルト化問題にたいするJEAの立場と今後の対策」という声明文を提出しています。以前にも、二回、声明文を書いていますが、2回とも、理事会に却下されています。今度こそ、JEAがこの問題と真正面から向き合ってくれることを祈ってやみません。

 ハレルヤコミュニティーチャーチ(HCC)浜松教会の榊山清志牧師から暴力やセクハラを受けたとして、元信者たち四人が、榊山牧師を相手取って損害賠償を求めていた裁判の判決が、五月十九日に静岡地裁浜松支部で言い渡されました。判決文の中で、酒井正史裁判長は、時効を理由に請求を棄却したものの、榊山被告の暴力やセクハラの事実があったと認定しました。裁判の中で、被告側は、信者の教育(しつけ)のために、多少の有形力を行使したことはあったけれども、暴力と言えるほどのものではないと主張すると共に、セクハラの事実を否定していました。しかし、酒井裁判長は、原告らの供述内容は迫真的かつ具体的である上、熱傷は診断書や写真で裏付けられており、他の元信者たちの目撃証言も供述と符合するとして、「原告らの供述は信用性が高い」との結論を述べています。一方、榊山牧師の供述はあいまいで採用できないと退け、被告らの不法行為を認定しました。同日、原告団は声明を発表し、HCC浜松教会に対して、次の点を要請しています。
 榊山清志・仁子夫妻は、これまでの塾生に対する暴力・セクハラの事実を正直に認め、被害者および教会に対して真摯に謝罪すること。
 榊山清志・仁子夫妻は、自らの行為の責任を取って、速やかに牧師を辞職すること。
 HCC浜松教会役員会は、自らの教会で起きた問題を直視し、教会役員としての責任をもって、榊山夫妻に対する適切な戒規の執行および必要な処分を行い、教会の健全化に努めること。一方のHCC側は、『クリスチャン新聞』の取材に対して、「原告らの請求がすべて棄却され、当教会が全面勝訴した結果には満足している」としつつ、暴力の事実があったと認定されたことは「完全な誤りだ」とのコメントを発表しています。

輸血を拒否するエホバの証人

2012年2月16日(木)

 「聖書に反する」との理由で輸血を拒否するエホバの証人の治療をめぐり、日本輸血・細胞治療学会など五学会の合同委員会(座長・大戸斉福島県立医大教授)が一五歳未満の子供には、親が反対しても、輸血を行うことを柱とする新指針を公表しました。指針は、親が輸血を拒否した場合、「なるべく無輸血で治療するが、最終的に必要になれば輸血する」と規定しています。また、その時、もし親が治療を邪魔しようとするなら、児童相談所に「虐待」として通告するということです。この指針は、「医療機関が円滑に方針を決定し、社会的に必要と思われる治療法の選択に役立つ」と、大戸座長は説明しています。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が3月27日(月)午前10時半より、東京都東久留米市にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
今回は、特別ゲストとして、ジャン・ドウゲン師夫妻が参加されます。元カルト信者を励ますためのメッセージを語っていただく予定です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.