真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 5月に、からし種出版より、『ものみの塔の源流を訪ねて—-創設者ラッセルの虚像と実像』(中沢啓介著)が出版されました。本書は、ものみの塔協会の歴史を調べたい人のために書かれたもので、「創設者ラッセルはいつ誰から信仰を学んだか」、「ラッセルは本当に神の忠実なしもべだったか」などの疑問に明快な答えを出しています。

定価は1,800円で、一般の書店、キリスト教書店、及び、
からし種出版(電話:078-784-2731、FAX:078-784-2726)から注文できます。

 JEA(日本福音同盟)の社会委員会から理事会に提出された、キリスト教会のカルト問題に関する声明文が、各教団、及び、各宣教団体の代表者に郵送されることになりました。元々の文書と比較すると分かるように、かなり骨抜きにされており、以下のようになりました。
 「日ごろの日本福音同盟への厚いご支援・ご協力に心から感謝します。ご承知のとおり、近年、教会関係指導者による暴力、セクシュアル・ハラスメント、財産の奪取などの不祥事が増えており、裁判でその真偽が争われたり、一般のメディアでも取り上げられたりする事態となっております。これまでこのような事件は、たとえ起こったとしても、一部の特殊な群れ(いわゆるカルト的集団)や限られた特殊な人が起こした例外的な事件である、と捉えられがちでした。しかし、一般の週刊誌などでも取り上げられたように、もはや私たちも他人事としてこれらの事件を傍観することは許されない事態となりつつあります。こうした不祥事が起こる背景や原因について真剣に究明し、未然に防ぐ対策を講じることが急務です。そうして取り組みの第一歩として、教団・教会やキリスト教宣教団体の指導者である方々のリーダーシップのあり方について、改めて問い直し、厳しく自己点検する必要があると思います。教団・教会や宣教団体という群れの羊飼いとして立てられている指導者は、大牧者キリストに倣って、群れの羊に仕えられるためではなく、群れの羊に仕えるために召されています(マルコ10:45参照)。それで「その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい」(1ペテロ5:3)と勧められているのです。私たちは教団・教会やキリスト教宣教団体の代表者また指導者として立てられている者として、群れの羊を支配することがないように、互いに戒め合い、また自らを厳しく律して、群れの模範となるように努めようではありませんか。群れの代表者である方々のうえに、大牧者キリストの祝福が豊かにありますよう、お祈りしております。」
 このように編集された文書は、残念ながら、問題の根本的な原因である誤った権威主義(霊的権威の悪用)に関する明白な言及も、マインド・コントロールの説明もありません。「自己点検」をするための具体的な提案も省かれています。

 ものみの塔聖書冊子協会から排斥処分を受けたために、組織に残っている自分の母親に7年間、会うことができず、姉妹とも連絡を取ることが許されなかったことは差別であるとして、一人の元エホバの証人が組織を起訴した裁判で、ベルギーの最高裁が1月24日に、組織の原告に対する行動は差別であると認められる判決を下しました。これは、世界初の判断として、世界各地で注目されています。ものみの塔は、組織を離れた人間と交際をしてはならないと、信者を厳しく教育しています。例え、家族であっても、忠実な信者は元エホバの証人を無視しなければなりません。この歪んだ、冷酷な方針のために、世界中の元証人は言い知れない精神的苦痛を味わわせられてきました。しかし、これまで、この差別行動について法的に訴えても、「宗教団体の持つ信仰信条実践行動の一つ」ということで、司法に取り上げられることはありませんでした。ベルギーの最高裁が下した判決は、まさに画期的なものであり、今後も大きな反響を呼びそうです。

 2009年3月15日の『日本経済新聞』の記事によると、2008年の夏、消化管内の大量出血で重体となった1歳男児への輸血を、エホバの証人の両親が拒んだそうです。これを受けて、児童相談所が、親権を一時的に停止するように家庭裁判所に求めたところ、家庭裁判所はわずか半日でその保全処分請求を認め、男児が救命された、ということです。両親は、「緊急輸血が必要である」と主治医からの説明を受けても、「宗教上の理由で」として、輸血を拒否していました。その「宗教上の理由」とは、「輸血は神の律法に反する。輸血を受ける(受けさせる)者は、神の楽園に入れなくなる」という、ものみの塔聖書冊子協会の教理のことです。病院側は、日本小児科学会などの関連学会が2008年2月に合同でまとめた指針に従って、「生命の危険がある」と児童相談所に通告しました。その通告を受けた児童相談所は、児童虐待の一種である「医療ネグレクト」(医療の責任放棄)と判断し、すぐに必要書類をそろえて、両親の親権喪失宣告を申し立てましたが、家庭裁判所は異例の早さで、親の意思より子供の福祉が優先されるべきである、との判断を示しました。病院はこれを受けて、親権代行者の同意を得た上で治療を実施した、とのことです。

 キリスト教ラジオ放送局FEBCが、1月から毎月第2金曜日夜の特別番組「今日を問う」で、キリスト教界のカルト化問題にメスを入れています。第1回の1月9日に放送された番組では、福澤満雄師(ジャパン・カルバリー・クルセード主幹の巡回伝道者)が出演し、被害者の証言をもとに、カルト的な教会の体質や問題点を示しました。2月12日に放送された番組には、精神科医の立場から工藤信夫氏が語られました。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が9月25日(月)午前10時半より、西武池袋線東久留米駅徒歩20分の所にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート1』です。今までとは集会場所が変わるので、参加ご希望の方は、必ず事前に、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.