真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

信じる者の力

2017年5月7日(日)

エッセル・シンメルというハンガリー人の話です。第2次大戦の時に、ユダヤ人としてナチス・ドイツの激しい迫害に耐えた方ですが、ユダヤ人が不当な差別を受けたり、財産を奪われたり、虫けらのように殺されたり、収容所に強制送還されたりする中、女手一つで、3人の子どもを守りました。どんなに苦しい状況に置かれても決して弱音を吐かず、毎晩、子どもたちと一緒に祈り会を開きました。また、口癖のように、「神様は必ず、助けてくださる。この試練には神様の目的があるはずだ」と、信仰を失いかけていた子どもたちに言い聞かせました。
ついに、1944年の冬、シンメルさんの家族も、ドイツの収容所に送られることになりました。ブダペストからオーストリアにある収容所まで、極寒の中で、6週間、歩かせられました。与えられた食べ物は、何倍も水で薄められたスープだけです。歩けなくなった人が続出しました。彼らはその場で、銃殺されました。シンメルさんは、弱った体に鞭を打ちながら、また病弱な息子を負んぶしながら、更に希望を失った二人の娘を励ましながら、歩き続けました。「神様がきっと守ってくださる」と言い続けました。やっと、収容所にたどり着くと、またしばらく地獄のような生活が続きましたが、「もう限界だ」と諦めかけた時に、アメリカ軍が現れて、解放れたのです。
聖書は、信じる者の力について、次のように述べています。
「彼らは、信仰によって、国々を征服し、正しいことを行ない、約束のものを得、ししの口をふさぎ、火の勢いを消し、剣の刃をのがれ、弱い者なのに強くされ、戦いの勇士となり、他国の陣営を陥れました」(ヘブル書11章33―34節)。
一般的には、信仰心を持つのは弱い人間だけだ、と思われがちです。確かに、神を求める人は、悩みを抱えたり、深い傷を負ったり、どうすることもできないコンプレックスを持ったりすることが多いのですが、その弱さの中で神に出会い、人間の理解を越えた不思議な力を体験します。上記の聖句のように、「弱い者なのに強くされ」るのです。
使徒パウロも、今まで通って来た数々の試練を列挙した後、こう語っています。
「しかし、主は、『わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである』と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう」(コリント人への第2の手紙12章9節)。
普通の人間は、自分の力、学歴、財産、地位等を誇りますが、パウロは、自分の弱さを誇ると言っています。何か、逆説的な言葉のように聞こえるかも知れませんが、ここに真の力を得る秘訣があるのです。

 先月、日本異端・カルトキリスト者対策協議会から、「教会健康度チェックリスト」(カルト化の評価表)の最新バージョンが発表されました。『教会がカルト化したとき』(ウィリアム・ウッド著)に載っていたものを参考にして作られたものですが、カルト化問題で悩むクリスチャンが指導者や教会の実態を冷静に見ることに役立つと期待されています。コピーをご希望の方は、真理のみことば伝道協会までお問い合わせください。

 「花の中三トリオ」と呼ばれて一世を風靡したアイドル桜田順子さん。4月7―8日に東京の銀座博品館劇場で開催される映画音楽イベントに出て、芸能活動本格再開を計画していると報道されています。桜田さんは25年前に統一協会による合同結婚に参加してメディアを賑わせましたが、入信はお姉さんの影響がきっかけだったようです。お姉さんの生き方を見て「これこそ正しい生き方だ」と確信したと本人は語っています。「新生統一協会」(新しい組織名は「世界平和統一家庭連合」)は、このところメディアとの融和姿勢を見せていると言われます。恐らく、桜田さんを広告塔にしてイメージアップを図り、開かれた寛容な組織として大々的に外部へ発信しようとしているのでしょう。

飽食の時代

2017年3月6日(月)

 今は「飽食の時代」と言われています。街の中を歩くと、クレープ、牛丼、ハンバーガー、ラーメン、たこ焼きなど、あらゆる食べ物の店が立ち並んでいます。食糧輸入大国の日本では、どこの国の食料品でも手に入ります。それは素晴らしいことですが、その一方で、とても憂慮するべき問題も起きています。ホテルのパーティーや旅館の宴会場などでは、大量の食品が食べ残され、廃棄物として処理されています。家庭でも買い過ぎや料理の作り過ぎで廃棄されている食品も少なくありません。日本で一日に捨てられる賞味期限切れの食料は3000万食です。年間、1700万トンの量になります。
しかし、飽食の日本から世界に目を向けると、全く違う世界が見えて来ます。国連食糧農業機関の報告によると、世界人口の8人に1人に当たる8億6800万人が餓死人口であり、慢性的な栄養失調状態にあるそうです。毎日、餓死する人は4万人にのぼります。毎日、3食を食べている人は世界人口の2割に過ぎません。このような現実を直視すると、日本で大量の食べ物が捨てられていることは非常に罪深いことであると、言わざるを得ません。インドのスラム街で1か月を過ごせば、あるいはタイムマシンに乗って70年前の日本に戻ることができたなら、食べ物を無駄にしないことの大切さを学ぶことができるかも知れません。あるいは、1週間の断食をすれば、食べ物のありがたさが分かるかも知れません。ちなみに、学校給食のレベルに文句を言う小学生がいると聞いています。
 聖書は、感謝することの重要性を強調すると共に、感謝する心を失った人々に対して、厳しい警告を発しています。
 「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。というのは、彼らは、神を知っていながら、その神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなったからです。彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、不滅の神の御栄を、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました」(ローマ書1章20―23節)。
 この個所にあるように、感謝をしないことは、恐ろしい連鎖反応を起こしてしまうようです。感謝しなくなった人間は、思いがむなしくなり、心が暗くなり、最後には愚かな者となります。まさに、多くの現代人の姿そのものではないでしょうか。神から与えられた様々な恵みを正しく管理できず、浪費しています。そのために、世界各地に苦しんでいる人々が大勢いるのです。彼らは、豊かな日本に住む私たちを、どのように見ているのでしょうか。
 今こそ、認識の改革が必要です。食べ物やその他の祝福を当り前なもののように見なすのではなく、神からの贈り物として感謝して、またその宝物を託されたことへの責任を自覚して、日々の生活を送ることです。経済的に恵まれた国の人々がそのような心構えを持つなら、世界は少しずつ、変わって行くはずです。

新たな展開…

2016年10月27日(木)

 2014年6月に所沢の土地と建物を売却して以来、東久留米の賃貸自宅でカウンセリング等の活動を続けて来ましたが、建物の狭さのゆえに、相当、不自由な思いをすると共に、ミニストリーを求めて来られる方々に迷惑をかけていたので、活動拠点として、もっと広い場所を祈り求めていました。すると、今年の四月に、都内のある教会から、長野県富士見町にある1000坪の土地と30坪の建物の購入に関する話が舞い込んで来ました。価格も、良心的なものでした。築18年の「祈りの家」として使われていた建物は、そのまま、カルト脱会者やそのご家族のリハビリのためにも使えるし、様々な集会・セミナー・リトリートのためにも利用できます。真理のみことば伝道協会の役員会は検討した結果、買う意思があることを教会側に伝えることにしました。教会は10月2日に臨時総会を開き、私たちからのオファーを正式に承認しました。今後、リフォームの工事を行ない、来年の春から使用できるようにしようと考えていますが、しばらく都内に住居と事務所を構えながら、毎月、長野県のセンターに通い、土地・建物の管理をし、利用者のケアをすることになります。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が3月26日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩20分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート4』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.