真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

巡回監督たちの抱える難問

2018年3月14日(水)

 ものみの塔聖書冊子協会において重要な役割を果たす巡回監督がいます。彼らは各会衆を回り、信者を励ましたり、助言を与えたりしますが、自分の家を持たず、仕事もせず、訪問先の会衆から宿泊や食事の提供を受けます。従って、巡回監督として働いている間は生活上の不自由はありませんが、60歳になると、組織のルールにより、定年退職をしなければなりません。そこで、家も貯えもなく、組織からの援助もなく、年金を収めていない場合が多い彼らは、窮乏することになります。生活保護を申請して、かろうじて生計を立てている人もいますが、苦しさの余り、自殺に追い込まれる人もいると報告されています。組織にとって、巡回監督も使い捨てカイロのような存在になっているようです。

5人の殉教者が生み出した奇跡

2018年3月14日(水)

 南米のエクアドルに、アウカ族が住んでいます。アウカというのは「野蛮」という意味ですが、そう呼ばれていたのには、それなりの深い訳がありました。アウカ族の村同士で絶えず、殺し合いが行なわれていたのです。アウカ族における殺人率は60%でした。つまり、10人の内の6人が殺されていた訳です。この憎しみと怒りと殺意に満ちた世界が余りにも恐ろしくて、長い間、誰も近付こうとはしませんでしたが、1952年のこと、ジム・エリオットというアメリカ人宣教師がアウカ族に福音を届けようと立ち上がりました。命の危険を承知の上で、少しずつ、アウカ族へのアプローチを試しました。最初は小型飛行機を使って、食べ物や衣類など、彼らがプレゼントとして受け取ってくれそうな物資を、彼らの村の近くに落としました。しばらくそのことを続けた後で、他の宣教師と共に、自分の足で村のそばまで歩いて、会話を試みました。何とか、簡単な挨拶を交わし、少し意思の疎通を図ることができるようになりましたが、1956年一月に、恐れられていた悲劇が起きました。ジム・エリオット氏を含む五人の宣教師が、アウカ族の手によって殺されてしまったのです。
世界中の人々を震撼させたニュースでした。しかし、その後、世界の人々をもっと驚かせる話が報道されました。ジム・エリオット氏の奥さんのエリザベスさん、及び、エリオット氏と共に殉教したネート・セイント氏の奥さんのマージュさんが小さい子どもを連れて、再び、アウカ族とコンタクトを取り、一緒に住むようになったのです。そして、少しずつ、彼らの言語を学びながら、福音を伝えて行きました。すると、驚くことに、イエス様を信じる人々が続出し、恐ろしい殺人者から愛に満ち溢れた人間たちに生まれ変わり、殺人が行なわれなくなったのです。福音の力を鮮明に証しする話ですが、アウカ族が女性たちを受け入れた、最も大きなきっかけとなったのは、五人の宣教師を襲撃した時に、誰も抵抗しなかったことです。宣教師たちは、ジャングルに潜む野獣から身を守るためにライフル銃を持っていましたが、アウカ族が槍をもって襲って来た時に、誰も撃とうとはしなかったのです。エリザベスさんはその著書、『ジャングルの殉教者』の中で、次のように述べています。
「ジムを殺した人々に対し、憎しみはありませんでした。彼は生前、アウカ族の救いのために死ぬ備えができていると言っていました。残された家族も、自分たちの敵を祝福してくださいと、神様に祈り続けたのです。」
しかし、この話にはまだ続きがあります。アメリカのある大手製油会社が、アウカ族がおとなしくなったという情報を聞き付けて、石油の調査チームを派遣し、油脈を掘り当てました。そこで、どのようにアウカ族を追い払い、油田を開発できるかという話になってしまったのですが、危機感を覚えたアウカ族は、殉教者の一人だったネート・セイント氏の息子さんに連絡を取りました。息子さんのスティーブさんはアウカ族と共に幼少時代を過ごしましたが、成人した後アメリカに帰り、結婚し、成功したビジネスマンとして幸せな生活を送っていました。奥さんも子どもたちも、アウカ族の人間に会ったことがありません。そのようなスティーブさんとその家族に対して、アウカ族は、「私たちのところに来て、一緒に住んでください。私たちを追い払おうとする人間から守ってください。そして、自立できるように、色々な技術を学ぶための場を提供してください」という難しい要求をして来たのです。最初は、とても無理な話だと思っていましたが、祈っているうちに神の導きを感じ、スティーブさんたちは1995年にエクアドルに引っ越すことにしました。そして、アウカ族と一緒に住み、彼らに現代社会に適応するための知恵を教えながら、様々な法的手続きを取って、彼らが土地を失うことのないようにしたのです。
「まことに、まことに、あなたがたに告げます。一粒の麦がもし地に落ちて死ななければ、それは一つのままです。しかし、もし死ねば、豊かな実を結びます」(ヨハネの福音書12章24節)。
私たちは、殉教の死を遂げることはないかも知れませんが、自我に死んで、人のために犠牲を払う時に、素晴らしいことが起こるはずです。

 2012年の2月に、私たちは真理のみことば伝道協会のニュースレター、及びウェブサイトに、東京キリストの教会における「悔い改めの動き」についての情報を掲載しました。1990年代から驚異的な成長を遂げながら、その排他性や極端な弟子訓練が批判され、「カルト化しているのではないか」と噂されて警戒されていた群れですが、2003年より、指導者たちの間で悔い改めが起こり、教会の権威主義的な体質が改善されつつあるとの情報が流れました。私たちはその情報が真実であることを期待しつつ、5年前に公表した訳ですが、直接に確認することができずに、年月が過ぎて行きました。しかし、2017年の6月に、当教会より、「私共の教会をご覧いただき、まだ改善する必要があると感じられる点がありましたら、是非ともご指摘いただきたいと考えております」との内容の手紙が届きました。その後、ウィリアム・ウッドは3度にわたり、主任牧師の山崎師、及び、副牧師の遁所師と会談し、教会内の状況について詳しく聞くことができました。以前、排他的であったこと、行き過ぎた弟子訓練が行なわれていたこと、高慢になっていたこと等を深く反省し、悔い改めていることが分かりました。また、傷ついて教会を去った人々に謝罪をしていること、誰からでも学ぼうという意思があること、聖書どおりの教会を目指していることを確認できました。更に、10月27日に教会の教職者やスタッフ、11月19日に一般の信徒とのセミナー(話し合い)の場が持たれ、50人以上の方々から教会に関する問題意識や意見や悩みを聞くことができました。教職者のみならず、平信徒も今まで悩み苦しみながら教会の問題点をしっかりと見つめ、再度同じ過ちを犯さないように注意を払っている印象を強く受けました。また、今後の具体的なビジョンが熱く語られ、神の栄光が現れる教会として進んで行きたいという、一人一人の強い思いも伝わって来ました。
 真理のみことば伝道協会は、今後も東京キリストの教会との関係を保ちながら助言をし、教会の更なる成長・改善・進展を見守って行きたいと考えています。

 真理のみことば伝道協会
 ウィリアム・ウッド代表
 2017年1月19日

 ロシアの最高裁によって、エホバの証人の活動を禁止する命令が出されて約半年たちますが、徐々に、その禁止令が発布された理由が明らかにされて来ました。ものみの塔協会が「極端なカルト」と判断されて、布教活動が禁止されたのは、まず、その教理の排他性にあるようです。「我々だけが唯一の真のキリスト教である。他の宗教団体はすべて、大いなるバビロンに属しており、ハルマゲドンで滅ぼされる」という当協会の主張は、ロシア正教会の存在を否定するものと共に、国民の間に分裂の種を蒔くものと見なされました。更に、投票、国歌斉唱、徴兵等の拒否に関する組織の方針も、プーチン大統領の独裁体制にとっては望ましくない「極論」とされたようです。

SNSの落とし穴

2017年12月4日(月)

 最近、SNSという言葉を耳にしたことのある方が多いかと思いますが、インターネットのネットワークを通じて、コミュニケーションが図れるように設計された会員制サービスです。その中で、特に利用者が急増しているのは、フェースブック、ツィッター、ライン、インストグラムなどです。SNSでは、ユーザーがプロフィルや写真を公開することが多く、そのため実名でのやり取りが一般的になっています。投稿記事は、友達や家族に限定したり、グループ内のみでの通信することができます。投稿さて共有される内容は、日記などの日常の記録から、社会事象などに対する自分の意見、気になったウエブサイトへのリンクなど、様々です。また、写真や動画を合わせて投稿することもできます。他人の投稿に対してコメントしたり、自分の投稿に対する反応を知ったりするのがSNSの楽しみです。ところが、最近、こんなふうにつぶやく人も増えて来ました。
「SNSって便利だけど、疲れるなー。」
「劣等感を感じて何もやる気がなくなる。」
「SNS鬱」という言葉ができるほど、鬱病を発症する人も多くなっています。その一つの大きな理由は、自分を人と比較するからです。結局、フェースブックなどに投稿される記事というのは、ほとんど、自慢話です。「また、海外旅行をしてきました」とか、「どこそこの高級レストランでまた、食事をしちゃいました」とか、「また、ブランドのバッグを買っちゃいました」とか、「こんな作品が出来ました」とかいうような話ばかりです。劣等感を感じやすい人は、そのブログを見て、否定的な思考パターンに陥ってしまいます。
「こんな才能があって、経済的にも恵まれた人たちがいるんだ。しかも、僕より年下じゃない?自分なんかじゃ全然、歯が立たない。ダメだ。諦めよう。」
フェースブックで鬱になりやすくなるという研究結果がアメリカの大学の論文で発表されています。自分を人と比較して、落ち込んでしまう。あるいは、人の成功を妬ましく思い、人を恨んだり、人に危害を加えたりする。これは何も、ハイテックの時代になってからの問題ではなく、何千年も前からある問題ですが、その根本的な原因は、人間としての自尊心の欠落にあります。「私の存在には意義がある」という実感がないのです。このように悩む人には、その悪いセルフ・イメージを変えてしまうほどの力強いメッセージが必要です。「あなたにも素晴らしい才能があるよ」というような、周りの人間からの励ましも役に立ちますが、最も効果的なのは、聖書のみことばです。
「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。私のたましいは、それをよく知っています」(詩篇139:13-14)。
ここでダビデ王は、自分が神のご計画どおり、ユニークな存在として神に創造された作品であることを賛美しています。私たちも同じような認識を持つと、自分を人と比較することには何の意味もないことが分かって来ます。「犬と猫と、どっちが可愛いか」、「薔薇とユリと、どっちが綺麗か」ということを議論する人はいません。それぞれ、違った可愛さ、あるいは美しさがあるからです。犬は犬で良いのです。猫は猫で良いのです。犬は猫になろうとする必要はありません。犬でいることに意味があるのです。
同じように、私たち人間も、お互いに違う所が色々あります。そのように、ユニークな形で神の栄光を現すために造られているからです。自信をもって、堂々と生きて行きましょう。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.