真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

飽食の時代

2017年3月6日(月)

 今は「飽食の時代」と言われています。街の中を歩くと、クレープ、牛丼、ハンバーガー、ラーメン、たこ焼きなど、あらゆる食べ物の店が立ち並んでいます。食糧輸入大国の日本では、どこの国の食料品でも手に入ります。それは素晴らしいことですが、その一方で、とても憂慮するべき問題も起きています。ホテルのパーティーや旅館の宴会場などでは、大量の食品が食べ残され、廃棄物として処理されています。家庭でも買い過ぎや料理の作り過ぎで廃棄されている食品も少なくありません。日本で一日に捨てられる賞味期限切れの食料は3000万食です。年間、1700万トンの量になります。
しかし、飽食の日本から世界に目を向けると、全く違う世界が見えて来ます。国連食糧農業機関の報告によると、世界人口の8人に1人に当たる8億6800万人が餓死人口であり、慢性的な栄養失調状態にあるそうです。毎日、餓死する人は4万人にのぼります。毎日、3食を食べている人は世界人口の2割に過ぎません。このような現実を直視すると、日本で大量の食べ物が捨てられていることは非常に罪深いことであると、言わざるを得ません。インドのスラム街で1か月を過ごせば、あるいはタイムマシンに乗って70年前の日本に戻ることができたなら、食べ物を無駄にしないことの大切さを学ぶことができるかも知れません。あるいは、1週間の断食をすれば、食べ物のありがたさが分かるかも知れません。ちなみに、学校給食のレベルに文句を言う小学生がいると聞いています。
 聖書は、感謝することの重要性を強調すると共に、感謝する心を失った人々に対して、厳しい警告を発しています。
 「神の、目に見えない本性、すなわち神の永遠の力と神性は、世界の創造された時からこのかた、被造物によって知られ、はっきりと認められるのであって、彼らに弁解の余地はないのです。というのは、彼らは、神を知っていながら、その神を神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなったからです。彼らは、自分では知者であると言いながら、愚かな者となり、不滅の神の御栄を、滅ぶべき人間や、鳥、獣、はうもののかたちに似た物と代えてしまいました」(ローマ書1章20―23節)。
 この個所にあるように、感謝をしないことは、恐ろしい連鎖反応を起こしてしまうようです。感謝しなくなった人間は、思いがむなしくなり、心が暗くなり、最後には愚かな者となります。まさに、多くの現代人の姿そのものではないでしょうか。神から与えられた様々な恵みを正しく管理できず、浪費しています。そのために、世界各地に苦しんでいる人々が大勢いるのです。彼らは、豊かな日本に住む私たちを、どのように見ているのでしょうか。
 今こそ、認識の改革が必要です。食べ物やその他の祝福を当り前なもののように見なすのではなく、神からの贈り物として感謝して、またその宝物を託されたことへの責任を自覚して、日々の生活を送ることです。経済的に恵まれた国の人々がそのような心構えを持つなら、世界は少しずつ、変わって行くはずです。

新たな展開…

2016年10月27日(木)

 2014年6月に所沢の土地と建物を売却して以来、東久留米の賃貸自宅でカウンセリング等の活動を続けて来ましたが、建物の狭さのゆえに、相当、不自由な思いをすると共に、ミニストリーを求めて来られる方々に迷惑をかけていたので、活動拠点として、もっと広い場所を祈り求めていました。すると、今年の四月に、都内のある教会から、長野県富士見町にある1000坪の土地と30坪の建物の購入に関する話が舞い込んで来ました。価格も、良心的なものでした。築18年の「祈りの家」として使われていた建物は、そのまま、カルト脱会者やそのご家族のリハビリのためにも使えるし、様々な集会・セミナー・リトリートのためにも利用できます。真理のみことば伝道協会の役員会は検討した結果、買う意思があることを教会側に伝えることにしました。教会は10月2日に臨時総会を開き、私たちからのオファーを正式に承認しました。今後、リフォームの工事を行ない、来年の春から使用できるようにしようと考えていますが、しばらく都内に住居と事務所を構えながら、毎月、長野県のセンターに通い、土地・建物の管理をし、利用者のケアをすることになります。

去る10月3日と12日に、カナダのケベック州で相次いで輸血を拒否して死亡した二人の妊婦のニュースが大きな波紋を投げています。3日に亡くなったのは46歳のミランデ・カデットさん、その9日後に亡くなったのは26歳のエロイーゼ・デュポイさん。どちらもエホバの証人で、帝王切開で子どもを出産するために入院していましたが、多量出血をしたため、医師団から輸血を強く勧められました。しかし、二人ともそれを拒否して死亡。デュポイさんの場合、エホバの証人の二世で、子どもに対面することをとても楽しみにしていたことから、「輸血拒否は本当に、本人の意思だったのか」と友人や、エホバの証人でない親族が話しています。以前にも、ケベック市内の病院において、”Blood Police”(輸血警察)と呼ばれるエホバの証人の活動が問題になったことがあります。輸血を勧められた信者を支援するためのエホバの証人のグループですが、信者への働き掛けをすると共に、信者でない親族や友人の面会を妨げたりする人々です。今回の事件はマスコミで大きく取り上げられており、今後も、エホバの証人の輸血拒否の問題に関して、活発な議論が続きそうです。

アルフレッド・アドラーという名前を聞いたことがありますか。欧米ではフロイト、ユングと並ぶ心理学の3大巨頭の1人として評価されている人で、「自己開発の父」とも呼ばれている人物です。アドラーは1870年にオーストリアで、7人兄弟の二男として生まれました。中流階級のユダヤ人家庭に生まれた彼は、自身が幼い頃に病で苦しんだことや、3歳下の弟が生後1年で亡くなったことから、医師になる決心をしました。やがて、ウィーン大学医学部を卒業し、目標通り医師になったのですが、1903年には、精神分析の分野で既に名声を得ていたジークムント・フロイトに招かれ、彼の研究グループに参加するようになります。しかし、考え方の違いから1911年にフロイト派と決別し、自由精神分析協会を設立しました。後に個人心理学会という名前に変わりますが、こうしてアドラーは日中、お医者さんとして働きながら、夜は心理学に関する講演・著作活動に積極的に取り組むことになった訳です。
アドラー心理学の大きな特徴の一つは、「自己決定性」にあります。これは、生まれや遺伝、トラウマなどが人生を決めるという宿命論を否定し、「どんな環境であっても、自分の道は自分で決められる」という考え方です。その考え方を代表する、次のような「アドラー名言」があります。
「性格は死の一日前まで変えられる。」
「重要なのは、何を与えられたかではない。与えられたものをどう使うかだ。」
今、日本において、アドラー・ブームが起こっています。アドラーの考え方を紹介する本などは、飛ぶように売れています。アドラー心理学を学ぼうとする人の大半は、仕事や人生に悩みを抱えています。中には、長引く不況や貧富の拡大など暗いニュースを見て、「自分には明るい未来など来ない」と思い込んでいる人も、かなりいるようです。隣の韓国においても、アドラー・ブームが起こっています。韓国の若者たちは自分の国のことを「ヘルチョソン(地獄の朝鮮)」と呼ぶほどの閉塞感を抱え、「生まれた家庭によって人生は決まってしまう」、「一生懸命、頑張っても報われない」という意識を強めているそうです。
こうした悩める若者に対して、アドラー心理学は一つの明白な答えを提示しています。うまくいかない理由を、遺伝やトラウマ体験などの過去や自らが置かれた環境のせいにしていては、問題はいつまでも解決しない。過去の出来事や環境を受け止め、未来に向けてどう行動するかを自分自身で選ぶ。ここに、問題を解決し、人生を切り開くカギがある、というのです。
確かに、力強い言葉です。アドラーがユダヤ人として旧約聖書を信じていた信仰が、彼の心理学にどれだけの影響を及ぼしたか定かではありませんが、「私は、いのちと死、祝福とのろいを、あなたの前に置く。あなたはいのちを選びなさい」という申命記30章19節のような聖書個所が彼の考え方のベースにあるかも知れません。勿論、アドラーが人間の意志の力を強調しているのに対して、聖書信仰では個人の意思決定に神の全能の力が後押しをすることになりますが、いずれにしても、現代人にとって、プラス思考を持つということは、極めて重要なことだと言えましょう。
 「するとイエスは言われた。『できるものなら、と言うのか。信じる者には、どんなことでもできるのです』」(マルコによる福音書9章23節)。

 jw.orgのウェブサイトの中で、ものみの塔協会は、「毎年、大勢のエホバの証人が大人も子どもも、輸血を拒否したために死亡している」というのは誤解であるとして、その誤解を解く説明として、次のように述べています。「これは全く根拠のない主張です。心臓手術や整形外科手術や臓器移植など、複雑な外科的処置が無輸血で施されることは少なくありません。子どもを含め、輸血をしなかった患者の術後の経過は多くの場合、輸血をした人と変わらないか、それよりも良好です。いずれにしても、輸血を拒むと死ぬとか、受けると生きられる、などとはだれにも言えません。」この文章は、論点をぼかすための、ものみの塔特有のごまかしです。今まで、日本のテレビや新聞などで何度も取り上げられているように、多くのエホバの証人は輸血を拒否したために死亡しています。それは紛れもない事実です。また、そのほとんどのケースにおいて、信者は事故に遭って、多量出血をしています。輸血しなくても済むような心臓手術や整形外科手術を受けた訳ではありません。彼らは、「輸血をしなければ死ぬ」と医者からはっきりと言われているにもかかわらず、輸血を拒否したために死んでいるのです。コンピューターなどのハイテクを駆使するようになっても、平然と嘘の情報を流す組織の体質は、昔と変わっていないようです。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が5月29日(月)午前10時半より、東京都東久留米市にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
学びのテーマは、『カルトと聖書 パート6』です。カルトはどのような目的で聖書を使うのか、カルト脱会後にどのように聖書を読めば良いかを学びます。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.