真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

いじめ問題を考える

2012年8月18日(土)

 大津市のいじめ事件のニュース報道を見て、ゾッとした方が多いのではないでしょうか。中学生数人が一人の子を集団リンチしたり、万引きを強要したり、自殺の練習までさせるなど、余りにも悲惨な話です。
 「いじめの四層構造」があると言われます。まず、「傍観者」がいます。見て見ぬふりをする人々です。次に、「観衆」がいます。周りで、いじめを喜んで見ているか、はやし立てる人間です。三番目に、「加害者」、実際にいじめをしている人々がいます。四番目に、「被害者」がいます。いじめをなくすためには、「各層」の問題を考え、解決しなければなりません。傍観者は、自己防衛にばかり走ることをせず、勇気をもって言うべきことが言えるようにならなければなりません。観衆は、いじめに加担している責任の重さを感じるようにならなければなりません。加害者は、いじめは許されない犯罪であることを知るべきです。そして、被害者は、自分の存在価値を再確認して、「私はこんな仕打ちに耐える必要はない!」という認識を持ち、助けを求めるべきだと言えるでしょう。
 しかし、具体的には、どんな対策を打ち出せば、いじめの件数を減らすことができるのでしょうか。京都府の教育委員会は先月、臨時教育委員会で、いじめ対策を強化する案を示しました。保護者にチェックリストを配布するなど、いじめの早期発見に重点を置いていますが、とても重要なことです。また、生徒間のトラブルを「いじめ」と認定するかは、被害生徒の立場で判断する動きも出て来ています。しかし、言うまでもなく、学校がいちばん取り組むべき問題は、生徒への教育です。命の尊厳、人としての正しい生き方や価値観や道徳などを、教員がただ教科書的に教えるのでなく、身をもって模範を示すことが重要です。また、一人一人の生徒の個性を尊重し、ユニークな才能を引き出し、彼らの存在を認めてあげることにも、大きな意味があります。いじめには様々な要因が考えられるでしょうが、その一つとして、子供にとっては、学校は競争社会です。他の子供よりも良い成績をあげて、認められようとする中で、どうしてもストレスが溜まります。自分の将来に対する不安も覚えます。そのストレスや不安が直接、いじめにつながる訳ですが、自分の親、あるいは先生からほめられ、認められ、精神的に満たされ、良いセルフ・イメージを持つようなると、クラスメートの存在価値を尊重できるようになるのです。
 イエス・キリストは次のような言葉を言われました。

 「心に満ちていることを口が話すのです。良い人は、良い倉から良い物を取り出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を取り出すものです」(マタイの福音書12章34-35節)。

 極めて単純な原則ですが、いじめ問題の核心をついています。心が良いもので満たされている人は、他人を罵ったり、危害を加えたりしません。しかし、自尊心が低かったり、自信がなかったり、欲求不満があったりして、心が不健全な状態にある人は、必然的にも、その苦々しい思いを人にぶつけてしまうのです。
 こうして、いじめは根の深い問題ですが、次のような聖書個所が各学校で掲げられたなら、事態が大きく変わるのではないかと思います。

 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ書43章4節)。

 アレン・ジョン・ミラーというオーストラリア人(47歳)が自らを「キリストの生まれ変わり」と称して、「神の愛の道」という団体を発足し、世界的に注目を集めています。ミラー氏はエホバの証人の元長老で、売春婦と接触を持ったことが発覚されて、ものみの塔聖書協会から排斥された人物ですが、今、「私はイエス・キリストである」と公言しています。2歳の時から十字架につけられた時の記憶があったそうです。更に、驚いたことに、彼の信者たちも、2000年前に生きており、十字架の悲劇を目撃したと、涙ながらに証言しています。現在、ミラー氏と同棲している女性も、「マグダラのマリヤ」と自称。マスコミの取材に対して、ミラー氏は、「聖書に書かれている奇跡をすべて行なった訳ではない。多くの病人を癒したのは事実だが、水をブドウ酒に変えたとか、水の上を歩いたことはない」と話しています。また、すべてを投げ捨てて彼に付き従っている「弟子」が30人、「使徒」と呼ばれる人々が13人おり、彼らによって世界的な布教活動が行なわれているようです。言うまでもなく、これらの「使徒たち」は、2000年前の初代教会のリーダーたちの生まれ変わりです。主な伝道手段は、ミラー氏の講演のdvdの分配、及び、インターネットからのダウンロードです。講演の中で、ミラー氏は「私はイエスだ。その事実を受け入れなさい」と自己紹介をしてから、人々の感情に訴える話をします。特に、幼少時代からの恐れ、怒り、心の傷などのことに触れると、聴衆の中から号泣する人々が出て来ます。また、講演の途中で人々を前に来させて、幼少時代のことを聞き出すと、震えだしたり、怒りを爆発させたりする人もいます。彼らは講演の後、「すっきりした。良い気持ちになった」と話します。しかし、こうした「証し」を受け入れられない家族や伴侶もいます。家族の反対に対して、ミラー氏は「家族の者がその人の敵となります」というキリストの言葉を引用して、「私は2000年前もこの問題に直面したし、今もそれと戦っている」と説明します。既に、離婚を決意した信者や、家族と別れた者もいますが、彼らを受け入れるためにクイーンズランド州で300ヘクタールの土地を購入し、避難所を作っています。今後、世界各地で避難所を建設の予定。その理由は、家族の反対ばかりでなく、迫っているハルマゲドンから信者を守ることにあるようです。ミラー氏の話によると、数年のうちに全く消え去る国もあるし、激変する国もあるそうです。また、大地震が発生したり、100メートルを越える大津波も起こったりするし、太平洋の真ん中に新しい大陸が誕生するとのことです。カルトの専門家たちは、「ハルマゲドン説」の強調と共に、教団がますます一般社会から孤立していくのではないかと、危機感を強めています。また、1978年の「人民寺院」集団自殺の再現の可能性を指摘する声も出ています。今現在、「神の愛の道」の信者数は数百人、求道者数は数千人と推定されています。

聖書的な愛

2012年6月21日(木)

 ドイツの音楽家フェリックス・メンデルスゾーンの祖父、モーゼス・メンデルスゾーンの話です。モーゼスは決して、いわゆる「イケメン」ではなかったようです。そのおもな原因は、背中にこぶが出来ていたことですが、ある日彼は、ハンブルクの証人の家を訪問し、そこでフルミーテという名の美しい娘に出会います。一目ぼれでした。ところが、悲しいことに、その娘はモーゼスの方を見向きもしてくれません。その家を去る時間が来ました。モーゼスは勇気を振り絞り、その娘の部屋に通じる階段を上り、何とか彼女に話しかけようとします。モーゼスは恥ずかしそうに、言いました。
「お嬢さん、あなたは、結婚は天において決められているものだと信じますか。」
「はい」と、彼女は床に目を落としたまま答えます。「あなたもそう思われますか」と返してきます。「ええ、勿論です」とモーゼスは答え、更にこう続けました。
「天ではね、男の子が生まれると、神様がその子に、どの女の子が妻であるかが告げられます。私も生まれた時、神様にこう言われました。『ところで、お前の妻の背中にこぶがあるよ。』そこで、私は神様にこう言ったのです。『主よ。女性にとっては背中のこぶは悲劇です。主よ、どうか、そのこぶを私の背中につけてください。そして、彼女を美しくしてください。』」
娘は心の奥底が揺さぶられるような感動を覚え、初めてモーゼスの目を見つめます。また、彼女は彼に向って手を伸ばし、彼と握手を交わします。後に、この娘はモーゼスの愛する妻となるのです。この娘は何に感動したのでしょうか。真の愛、自己犠牲の愛に感動したのです。モーゼスが実際に神と今のような対話をしたかどうか定かではありませんが、「この人は私のためにどんな犠牲でも払う覚悟が出来ている」と彼女は感じ取ったようです。
「主よ、どうか、そのこぶを私の背中につけてください。そして、彼女を美しくしてください。」
なかなか、言える言葉ではありませんが、聖書の語る神の愛の本質をよく表しています。特に、イエス・キリストが十字架によって示された愛と共通するものがあります。
「神は、罪を知らない方を、私たちの代わりに罪とされました。それは、私たちが、この方にあって、神の義となるためです」(2コリント5章21節)。
この聖句にあるように、キリストは罪のない方でしたが、私たちの罪を自ら、自分の身に負ってくださいました。私たちの身代わりとなって、罪の罰を受けてくださったのです。それは、私たちの罪が赦され、私たちが神の前で義と認められるためです。こうして、聖い方が、私たちの醜さを引き受けてくださって、私たちを美しい者に造り変えてくださった、ということが言える訳です。
「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリント5章17節)。
 この愛に感謝しながら生きている者は、幸いです。

モルモン教の実態を暴露するBBC

2012年4月17日(火)

 先月、イギリスのBBCが「モルモン教の大統領候補者」というドキュメンタリー番組を作成しました。アメリカ共和党の大統領候補者となることが確実と見られるミット・ロムニー氏にスポットを当てながら、ベールに包まれたモルモン教会の実態に迫ります。現在、1,400万人もの信者と、巨大な富(約24兆円と推測される)を有する当教会は、テレビのコマーシャルを利用して、”I am a Mormon”(「私はモルモン教徒です」)というキャンペーンを行なっています。コマーシャルに登場する男女たちは、「家族を大切にする普通の人間」というイメージを演じたり、「人々がキリストを身近に感じられるようになってほしい」とクリスチャンらしい言葉を述べたりします。
 しかし、ドキュメンタリーの中に、正反対の証言をする元モルモン教徒も出ており、「モルモン教はカルトだ」と明言して、その具体的な根拠も挙げています。弁護士で、教会を脱会した一人の女性は、発想の自由がないことと、奇妙な行動パターンを問題にしていました。その「奇妙な行動」の一つは、「魔法の下着」の着用です。神殿でもらうこの下着は、災いから守ってくれる力があるとされているもので、モルモン教徒はそれを決して身から離しません。別の男性は、教会のカルト的体質を示すものとして、指導者への忠誠心、細かいルールの厳守、脱会した信者に対する徹底的な無視を指摘しています。「モルモン教会は、元信者の家族、社会的地位、そして仕事までも奪う」のだそうです。
 更に、ドキュメンタリーの中で紹介されたのは、「教会員を強化する委員会」の存在です。表向き、一夫多妻を実践する分派グループの悪影響から信徒を守ることが主な仕事とされていますが、実際は、教会から排斥された人や、教会に反対活動を行なっている団体を監視するグループです。教会の脱会者を懲らしめるために、19世紀にジョセフ・スミスによって設立された「ダンの部族の者たち」、あるいは「滅ぼす天使団」と呼ばれた集団の名残と見ている人もいます。いずれにしても、「教会員を強化する委員会」の中には、元CIA(米国中央情報局)や元FBI(連邦捜査局)の人間も多く入っており、彼らの「スパイ活動」の対象になった元モルモン教徒が何人も出て来ます。その一人は、ミット・ロムニーの従兄に当たる男性です。ドキュメンタリーの中で、彼は次のように証言しています。
 「私が教会を出たのは、その欺瞞的な体質に気付いたからです。指導層は、信者を騙し、またコントロールするために、教会の歴史に関する不都合な事実を故意に隠蔽しています。そのことを知って、教会から去って以来、何度も尾行された経験があります。」
 一夫多妻者をひいおじいさんに持つ当のミット・ロムニー氏は、演説の中で自分がモルモン教徒であると明言することを避けていますが、1960年代、フランスで二年半、宣教活動に携わっています。また、1980年代はマサチューセッツ州ボストン市の教会で5年間、4,000人もの教会員の監督として働いた経験もあります。また、彼が今まで、モルモン教会に対して2億4000万円ほどの献金をしたと言われています。このように、熱心なモルモン教徒であるミット・ロムニー氏ですが、教会に対して疑問を持つ人が多いことを知っているので、「モルモン教」という言葉を口にすることはほとんどなく、「イエス・キリストに対する献身的な思い」というような表現を用いて、強い政治的影響力を持つ福音派のクリスチャンに自分の信仰をアピールします。
 しかし、ロムニー氏の演説や教会のコマーシャル・キャンペーンに見られる「正統的キリスト教」のアピールは、巧妙なプロパガンダであり、嘘です。モルモン教の基本教理は、「人間が神になれる」ということです。つまり、父なる神も、イエス・キリストもかつては、普通の人間であり、自らの努力によって昇栄(進化)し、神になったという話です。また、同じ過程をたどった神々が数え切れないほど存在する、とのことです。
 こうしてモルモン教会(正式名:「末日聖徒イエス・キリスト教会」)は、聖書から逸脱しており、到底、「キリスト教」とは呼べない宗教です。ミット・ロムニー氏が共和党の大統領候補者として選ばれることが確実となった今、モルモン教に対する正しい認識を持つことに重要な意味があります。

去る1月13日に、イタリアの大型客船コスタ・コンコルディア号がティレ二ア海で座礁して転覆しました。単なる偶然でしょうが、今年はタイタニック号が沈没してから百周年に当たります。また、興味深いことに、コスタ・コンコルディア号には、タイタニック号の犠牲者の親族が乗っていたようです。今、船長の事故後の行動が事故調査の大きなポイントになっています。特に、誰よりも早く救命ボートに乗ったことが問題視されていますが、本人は記者の質問に対して、「たまたま転んで、救命ボートに落ちた」と釈明しています。しかし、どうして彼のノート型パソコンが一緒に、救命ボートに転げ落ちたのだろうと、イタリアのマスコミが皮肉ったことを言っています。
ちなみに、タイタニック号の船長は、最後まで救助活動を指示してから、船と一緒に沈む運命を自ら選びました。コスタ・コンコルディア号の船長と、余りにも対照的です。また、この間ある本で知ったことですが、タイタニックには、もう一人、勇気ある行動を取った人がいました。ジョン・ハーパーというスコットランド人の牧師で、「タイタニック号の最後のヒーロー」と呼ばれています。
ハーパー牧師は、ロンドンなどで開拓伝道をして、幾つもの教会を立ち上げました。また、伝道者としても各地を回って、素晴らしいリバイバルをもたらしました。彼は1912年に、アメリカのシカゴ市にあるムーディー教会の特伝に招かれて、そこに行く途中で事故に遭った訳ですが、タイタニックが氷山にぶつかって、船内が段々とパニックに陥った時に、ハーパーさんは乗客に向かって、こう叫びました。
「女性、子供、そしてまだ救われていない人々をまず先に、救命ボートに乗せなさい。」
次に、彼は自分の救命胴衣を、何も持っていない人に渡しました。船が沈んで、救命ボートに乗れなかった人々が冷たい海に放り出された後でも、彼は証しを続けました。板に捕まって必死に泳ごうとしている男の人に対して、「あなたは救われていますか」と尋ねました。男は、「ノー」と答えました。すると、ハーパーさんは、「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます」という聖書のみことばを彼に語りました。すると、彼は海の中で主を信じたのです。そして、結局、ハーパーさんは39歳という若さで死にますが、板に捕まりながら主を告白した男性は救助されたのです。後に、彼はカナダの教会で、「私はジョン・ハーパー先生の最後の回心者だ」と証しをしています。
 ジョン・ハーパーがタイタニック号と共に海に沈んで百年たちますが、今現在、彼と同じような生き方ができる人が、果たして、どれくらいいるのでしょうか。ハーパー牧師の生き方は、まさにイエス・キリストの生き方と同じでした。
 「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません」(ヨハネの福音書15章13節)。
 キリストのような犠牲的な愛を実践するのは決して容易なことではありませんが、自分自身の罪のためにキリストが十字架にかかって死んでくださったことを覚える時、心が満たされて、人の幸せを優先的に考える力がわいてきます。小さなことでも構いません。人のために犠牲を払ってみてください。きっと素晴らしいことが起こるでしょう。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が3月26日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩20分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート4』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.