真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 去る5月30日に、名古屋で「第2回現代宗教会」が開催されました。20人ほどの住職やカルト被害者家族が集い、楠山泰道師(日蓮宗大明寺住職)より、「私のカルト体験」の講演を聞いた後、質疑応答の時が持たれました。楠山師は長年、オウム真理教や統一協会問題などで悩むカルト被害者家族の相談を受けたり、脱会カウンセリングをしたりして来られた方です。同師の話によると、日本の仏教の僧侶たちは多くの家族の相談を受けますが、ほとんどのケースで門前払いをしているそうです。また、家族に対して「間違った教えは滅びる。だから慌てることはない」とアドバイスをする住職もかなりいるとのことです。そのために、カルト問題に積極的に取り組んでいるキリスト教界と比較されて、多くの批判を受けていると、楠山氏は指摘。現代宗教研究会の次の会合は、9月15日に名古屋で持たれる予定です。詳しくは、beppu@gakushikai.jpまで。

 「手をつなぐちいろばの会」主催のセミナーが9月16日と、10月8日の朝10時半より、99+TACHIKAWA(JR立川駅南口徒歩5分)において開催されます。9月16日はウィリアム・ウッド、10月8日は村上密師が講師を務めます。共に、「教会成長への熱心さの落とし穴」をテーマに取り上げて、聖書的教会形成を解き明かします。参加ご希望の方は、tewotunagu-roba@tbk.t-com.ne.jpまでお問い合わせください。

 9歳の時から一年間、エホバの証人の男性信者から性的虐待を受けたとして、キャンディス・コンティーという女性(26歳)が、ものみの塔聖書冊子協会と加害者と加害者の所属するノースフリーモント会衆に損害賠償を求めた裁判で、6月13日に、アメリカのカリフォルニア州最高裁で判決が言い渡されました。裁判官は、280万ドル(22億円)の賠償命令を出すと共に、2年間、協会の資産(約800億円相当)の凍結も命じました。賠償金の40パーセント(8億8000万円)は、ものみの塔が支払うことになっており、その支払いの責任から逃れられないようにするための処置ですが、この資産凍結の命令が、賠償命令よりも組織に大きなダメージを与えると見られています。この数年間、経済的に苦しい状態が続いているものみの塔協会は、節約対策の一環として、ニューヨークのブルックリンにある不動産を売却して、本部の移動を計画していました。この計画以外にも、雑誌の縮小(2013年1月から『ものみの塔』誌も『目ざめよ!』誌も32頁から16頁のものになる)、ギレアデ学校の閉鎖、世界各地での支部の閉鎖、会衆の合併など、様々な策を講じてきましたが、ブルックリンの資産の処分ができなくなると、より一層、厳しい状況に置かれます。ベテル本部の元長老ランダル・ウォーターズ氏は、「今回の判決は、ものみの塔協会の船を沈める最後の一撃だ」とコメントを発表しています。ウォーターズ氏は、経済的なダメージと共に、組織のイメージダウンに注目しています。真面目に組織に従ってきた信者たちは、自分がエホバの証人であると名乗ることが恥ずかしくなり、かなりの人が組織を離脱するのではないかと見ています。なお、今回の判決を受けて、一般の人々から、「どうして組織が一人の信者の行動に対して賠償をしなければならないのか」との批判も出ています。しかし、裁判で証明されたことは、児童への性的虐待が発覚された場合、各会衆の長老が組織の指示に従って、警察に通報せずに、隠ぺいを図っていたということです。ちなみに、裁判を起こしたキャンディス・コンティーさんは、その動機について、「ものみの塔協会に方針を変えさせたいと願っていたし、他の被害者たちにも勇気を与えたかった」と話しています。

いじめ問題を考える

2012年8月18日(土)

 大津市のいじめ事件のニュース報道を見て、ゾッとした方が多いのではないでしょうか。中学生数人が一人の子を集団リンチしたり、万引きを強要したり、自殺の練習までさせるなど、余りにも悲惨な話です。
 「いじめの四層構造」があると言われます。まず、「傍観者」がいます。見て見ぬふりをする人々です。次に、「観衆」がいます。周りで、いじめを喜んで見ているか、はやし立てる人間です。三番目に、「加害者」、実際にいじめをしている人々がいます。四番目に、「被害者」がいます。いじめをなくすためには、「各層」の問題を考え、解決しなければなりません。傍観者は、自己防衛にばかり走ることをせず、勇気をもって言うべきことが言えるようにならなければなりません。観衆は、いじめに加担している責任の重さを感じるようにならなければなりません。加害者は、いじめは許されない犯罪であることを知るべきです。そして、被害者は、自分の存在価値を再確認して、「私はこんな仕打ちに耐える必要はない!」という認識を持ち、助けを求めるべきだと言えるでしょう。
 しかし、具体的には、どんな対策を打ち出せば、いじめの件数を減らすことができるのでしょうか。京都府の教育委員会は先月、臨時教育委員会で、いじめ対策を強化する案を示しました。保護者にチェックリストを配布するなど、いじめの早期発見に重点を置いていますが、とても重要なことです。また、生徒間のトラブルを「いじめ」と認定するかは、被害生徒の立場で判断する動きも出て来ています。しかし、言うまでもなく、学校がいちばん取り組むべき問題は、生徒への教育です。命の尊厳、人としての正しい生き方や価値観や道徳などを、教員がただ教科書的に教えるのでなく、身をもって模範を示すことが重要です。また、一人一人の生徒の個性を尊重し、ユニークな才能を引き出し、彼らの存在を認めてあげることにも、大きな意味があります。いじめには様々な要因が考えられるでしょうが、その一つとして、子供にとっては、学校は競争社会です。他の子供よりも良い成績をあげて、認められようとする中で、どうしてもストレスが溜まります。自分の将来に対する不安も覚えます。そのストレスや不安が直接、いじめにつながる訳ですが、自分の親、あるいは先生からほめられ、認められ、精神的に満たされ、良いセルフ・イメージを持つようなると、クラスメートの存在価値を尊重できるようになるのです。
 イエス・キリストは次のような言葉を言われました。

 「心に満ちていることを口が話すのです。良い人は、良い倉から良い物を取り出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を取り出すものです」(マタイの福音書12章34-35節)。

 極めて単純な原則ですが、いじめ問題の核心をついています。心が良いもので満たされている人は、他人を罵ったり、危害を加えたりしません。しかし、自尊心が低かったり、自信がなかったり、欲求不満があったりして、心が不健全な状態にある人は、必然的にも、その苦々しい思いを人にぶつけてしまうのです。
 こうして、いじめは根の深い問題ですが、次のような聖書個所が各学校で掲げられたなら、事態が大きく変わるのではないかと思います。

 「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ書43章4節)。

 アレン・ジョン・ミラーというオーストラリア人(47歳)が自らを「キリストの生まれ変わり」と称して、「神の愛の道」という団体を発足し、世界的に注目を集めています。ミラー氏はエホバの証人の元長老で、売春婦と接触を持ったことが発覚されて、ものみの塔聖書協会から排斥された人物ですが、今、「私はイエス・キリストである」と公言しています。2歳の時から十字架につけられた時の記憶があったそうです。更に、驚いたことに、彼の信者たちも、2000年前に生きており、十字架の悲劇を目撃したと、涙ながらに証言しています。現在、ミラー氏と同棲している女性も、「マグダラのマリヤ」と自称。マスコミの取材に対して、ミラー氏は、「聖書に書かれている奇跡をすべて行なった訳ではない。多くの病人を癒したのは事実だが、水をブドウ酒に変えたとか、水の上を歩いたことはない」と話しています。また、すべてを投げ捨てて彼に付き従っている「弟子」が30人、「使徒」と呼ばれる人々が13人おり、彼らによって世界的な布教活動が行なわれているようです。言うまでもなく、これらの「使徒たち」は、2000年前の初代教会のリーダーたちの生まれ変わりです。主な伝道手段は、ミラー氏の講演のdvdの分配、及び、インターネットからのダウンロードです。講演の中で、ミラー氏は「私はイエスだ。その事実を受け入れなさい」と自己紹介をしてから、人々の感情に訴える話をします。特に、幼少時代からの恐れ、怒り、心の傷などのことに触れると、聴衆の中から号泣する人々が出て来ます。また、講演の途中で人々を前に来させて、幼少時代のことを聞き出すと、震えだしたり、怒りを爆発させたりする人もいます。彼らは講演の後、「すっきりした。良い気持ちになった」と話します。しかし、こうした「証し」を受け入れられない家族や伴侶もいます。家族の反対に対して、ミラー氏は「家族の者がその人の敵となります」というキリストの言葉を引用して、「私は2000年前もこの問題に直面したし、今もそれと戦っている」と説明します。既に、離婚を決意した信者や、家族と別れた者もいますが、彼らを受け入れるためにクイーンズランド州で300ヘクタールの土地を購入し、避難所を作っています。今後、世界各地で避難所を建設の予定。その理由は、家族の反対ばかりでなく、迫っているハルマゲドンから信者を守ることにあるようです。ミラー氏の話によると、数年のうちに全く消え去る国もあるし、激変する国もあるそうです。また、大地震が発生したり、100メートルを越える大津波も起こったりするし、太平洋の真ん中に新しい大陸が誕生するとのことです。カルトの専門家たちは、「ハルマゲドン説」の強調と共に、教団がますます一般社会から孤立していくのではないかと、危機感を強めています。また、1978年の「人民寺院」集団自殺の再現の可能性を指摘する声も出ています。今現在、「神の愛の道」の信者数は数百人、求道者数は数千人と推定されています。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.