真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

文鮮明の死亡と統一協会の混乱

2012年11月9日(金)

 統一協会の創始者である文鮮明が、9月3日に韓国の病院で死亡しました。92歳でした。彼の死亡によって、「地上天国」を実現できなかったということになり、その教えが嘘であったことが明らかになった訳ですが、協会側から恐らく、「信者の努力が足りなかったから使命を果たすことができなかった」というような説明がされるでしょう。勿論、この説明に納得できずに、脱会する人が続出するでしょう。しかし、熱心な信者は過激な行動に走る可能性もあります。また今後、注目されるのは、後継者争いです。当面は文鮮明の妻が前面に出て、四男の国進が企業を、七男の亨進が宗教を継ぐと見られていますが、それに対して三男の顕進は黙っていません。既に兄弟間で告訴合戦が始まっており、韓国ばかりでなく、アメリカ、ブラジルと広がりつつあります。

スペイン経済の救世主?

2012年11月9日(金)

スペインの教会の柱に描かれていた百二十年前のフレスコ画が一般信徒の手で修復されて、原画とは似ても似つかない状態になっているのが見つかり、地元で大騒ぎになっています。修復が行なわれたのは、スペイン北東部ボルハの教会にある一九世紀の画家エリアス・ガルシア・マルティネスの作品で、「この人を見よ」という絵です。茨の冠をかぶったキリストの肖像が描かれていました。修復を手掛けたのは教会員のセシリア・ヒメネスという八二歳の女性です。地元メディアの取材に対して、「司祭に頼まれたからやっただけだ」と話しています。作業は堂々とやっており、他の信者たちも見ていましたが、誰も止めようとしなかった、ということです。変わり果てたその姿に、地元に住むガルシアの孫のテレサ・ガルシアさんは、「作品が破壊されてしまった」とショックを受けています。作品を元通りにできる手段があるかどうか不明ですが、そのまま残して、観光客を引き付けるために使ったらどうか、という話も出ています。この間のテレビのニュースによると、既に、巡礼客が教会に殺到しているそうです。修復前の観光客数は十人、修復後は五千人です。教会への献金も増えています。ボルハの人口は五千人ですから、町の人口が倍になる訳で、市長さんもその経済効果に大きな期待を寄せています。もしかすると、苦しい状況にあるスペイン経済の救世主になるかも知れません。
普通に考えるなら、セシリアさんはとんでもないドジをやったということになります。取り返しのつかない失敗をしています。しかし、その大きな失敗が、教会と町の益に変えられているのです。
旧約聖書の創世記に、ヨセフという人物が登場します。彼はヤコブの十一番目の息子として誕生しましたが、兄弟たちを治める王となるという、神からの夢を与えられました。その夢の話を聞いた兄弟たちはヨセフを憎むようになり、奴隷としてエジプトに売り飛ばします。十三年間、エジプトで苦しんだヨセフですが、神の摂理によって、エジプトの総理大臣になります。その七年後に、全地が大飢饉に見舞われます。しかし、神の啓示によって災難を予知していたヨセフは、食物の蓄えをして、エジプトの国民だけでなく、カナンにいた父親、兄弟たち、またその子どもたちを救うことになるのです。ヨセフは兄弟たちに対して、こう述べています。
 「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした」(創世記五〇章二〇節)。
 聖書の中で何でも語られていることですが、神はすべてのことを働かせて、益としてくださることのできるお方です。例え、どんな失敗でも、神の計画の中で用いられることが可能になるのです。神は、私たちの傷ついた人生の絵を修復する名人です。あなたも、そのみわざを期待してください

 去る5月30日に、名古屋で「第2回現代宗教会」が開催されました。20人ほどの住職やカルト被害者家族が集い、楠山泰道師(日蓮宗大明寺住職)より、「私のカルト体験」の講演を聞いた後、質疑応答の時が持たれました。楠山師は長年、オウム真理教や統一協会問題などで悩むカルト被害者家族の相談を受けたり、脱会カウンセリングをしたりして来られた方です。同師の話によると、日本の仏教の僧侶たちは多くの家族の相談を受けますが、ほとんどのケースで門前払いをしているそうです。また、家族に対して「間違った教えは滅びる。だから慌てることはない」とアドバイスをする住職もかなりいるとのことです。そのために、カルト問題に積極的に取り組んでいるキリスト教界と比較されて、多くの批判を受けていると、楠山氏は指摘。現代宗教研究会の次の会合は、9月15日に名古屋で持たれる予定です。詳しくは、beppu@gakushikai.jpまで。

 「手をつなぐちいろばの会」主催のセミナーが9月16日と、10月8日の朝10時半より、99+TACHIKAWA(JR立川駅南口徒歩5分)において開催されます。9月16日はウィリアム・ウッド、10月8日は村上密師が講師を務めます。共に、「教会成長への熱心さの落とし穴」をテーマに取り上げて、聖書的教会形成を解き明かします。参加ご希望の方は、tewotunagu-roba@tbk.t-com.ne.jpまでお問い合わせください。

 9歳の時から一年間、エホバの証人の男性信者から性的虐待を受けたとして、キャンディス・コンティーという女性(26歳)が、ものみの塔聖書冊子協会と加害者と加害者の所属するノースフリーモント会衆に損害賠償を求めた裁判で、6月13日に、アメリカのカリフォルニア州最高裁で判決が言い渡されました。裁判官は、280万ドル(22億円)の賠償命令を出すと共に、2年間、協会の資産(約800億円相当)の凍結も命じました。賠償金の40パーセント(8億8000万円)は、ものみの塔が支払うことになっており、その支払いの責任から逃れられないようにするための処置ですが、この資産凍結の命令が、賠償命令よりも組織に大きなダメージを与えると見られています。この数年間、経済的に苦しい状態が続いているものみの塔協会は、節約対策の一環として、ニューヨークのブルックリンにある不動産を売却して、本部の移動を計画していました。この計画以外にも、雑誌の縮小(2013年1月から『ものみの塔』誌も『目ざめよ!』誌も32頁から16頁のものになる)、ギレアデ学校の閉鎖、世界各地での支部の閉鎖、会衆の合併など、様々な策を講じてきましたが、ブルックリンの資産の処分ができなくなると、より一層、厳しい状況に置かれます。ベテル本部の元長老ランダル・ウォーターズ氏は、「今回の判決は、ものみの塔協会の船を沈める最後の一撃だ」とコメントを発表しています。ウォーターズ氏は、経済的なダメージと共に、組織のイメージダウンに注目しています。真面目に組織に従ってきた信者たちは、自分がエホバの証人であると名乗ることが恥ずかしくなり、かなりの人が組織を離脱するのではないかと見ています。なお、今回の判決を受けて、一般の人々から、「どうして組織が一人の信者の行動に対して賠償をしなければならないのか」との批判も出ています。しかし、裁判で証明されたことは、児童への性的虐待が発覚された場合、各会衆の長老が組織の指示に従って、警察に通報せずに、隠ぺいを図っていたということです。ちなみに、裁判を起こしたキャンディス・コンティーさんは、その動機について、「ものみの塔協会に方針を変えさせたいと願っていたし、他の被害者たちにも勇気を与えたかった」と話しています。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が3月26日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩20分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート4』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.