真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

これまで大都会ニューヨークのブルックリンに本部を置いていた「ものみの塔聖書冊子協会」ですが、人里離れたニューヨーク州ウォーウィックへの移転をするため、大がかりな建設プロジェクトを進めています。既に、ブルックリンの一等地にある34の建物のうちの半分を売却し、その膨大な資金をウォーウィックの施設に当てています。それも、最新の設備を備えた、「カントリークラブ」と言われてもおかしくないほどの豪華な施設になるようです。しかも、核戦争にも耐え得る頑丈な作りになっていると言われます。しかし、ハルマゲドンが間近に迫っていると警告する団体が新しい施設のために何十億円ものお金を投資する必要があるのでしょうか。建設プロジェクトに携わっている信者の話によると、「ブルックリンの建物はすべて、ハルマゲドンで滅ぼされるけど、ウォーウィックで建設しようとしている物は、ハルマゲドン後でも、エホバの千年王国で十分に活用できる。だから、極めて合理的なプランだ」そうです。果たして、どれほどのエホバの証人がその論理について行けるのでしょうか。高齢になった「統治体」のメンバーたちが楽しく老後生活を楽しむための「カントリークラブ」だと見破る人もいるかも知れません。

中国国営新華社の7月25日付の報道によると、河北省衡水市の公安局は、中国でカルト(邪教)とされる「全能神」の幹部ら74人を拘束し、組織の拠点36カ所を摘発し、捜査に乗り出しました。摘発の理由は、「一定の規模の集会や政府の管理に抵抗する動きが見られ、社会に悪影響を与えている」ことです。更に、捜査関係者は、「利益のために違法に金品を集め、信者を洗脳して、脱退しようとする者には暴力をふるってコントロールする」と指摘しています。「全能神」は1990年から活動を開始しており、今現在、信者数は100万人を越えると言われています。教団は特に終末論を強調して、「どんな災難があっても、全能神が救ってくださる」と教えています。しかし、その一方、「全能神」に対する信仰を掲げながら、幹部らは従わない信者や入信の決心がつかない求道者に対して暴力を辞さないようです。その権威主義的体質を露わにする事件が5月に発生しています。山東省のマクドナルド店舗内で客の女性が「全能神」の信者ら男女6人のグループに殴り殺されました。グループは女性を勧誘するため電話番号を聞き出そうとしましたが、拒否されたため、暴行を加えたとされています。ちなみに、教団の宣伝映画がyoutubeに出ており、日本語の字幕も付いています。今後、日本にも上陸するのでしょうか。

靖国神社参拝問題の謎

2014年8月22日(金)

 昨年末に安倍首相が行なった靖国神社の電撃参拝は、中国・韓国はおろか、同盟国の米国からも批判を浴びました。今や靖国参拝問題は政治・外交における最大の火種の一つとなっています。安倍総理は今年の終戦記念日の参拝を見送りましたが、それは日中、日韓首脳会談へ向け、両国への配慮を示す狙いがあったのでしょうか。ただ、3閣僚や多くの国会議員が参拝したことに中韓両国は批判を強めており、関係改善は見通せない状況です。
 靖国神社、日本国を守護するために亡くなった戦没者を慰霊追悼するための施設、及びシンボルとされています。「国に殉じた先人に、国民の代表者が感謝し、平和を誓うのは当然のこと」という意見もある一方で、「アジヤの近隣諸国に侵略して、多数の犠牲者を出したのだから、それらの国々への配慮から、公式参拝を控えるべきではないか」という主張もあります。また、内閣総理大臣・国会議員など公職にある者が公的に靖国神社に参拝することは、日本憲法第20条が定める政教分離原則と抵触しているという見方もできます。
 こうして、靖国参拝問題は、日本人の宗教観や歴史認識と深く関わっている問題で、今後も激しい議論が続くことでしょう。しかし、中国や韓国の国民に不快感を与え、外交的な摩擦を生むこともある靖国神社への参拝に、何故、安倍総理などはこだわるのでしょうか。一体、どのような国益につながるのでしょうか。恐らく、アメリカのオバマ大統領がいちばん首を傾げるのは、このポイントなのでしょう。
 この不可解な謎に対して、一つ、考えられることは、国家の権威の維持が絡んでいるということです。政治家は、国民に対する権威を維持することを最重要課題と考えます。極力、自分(または国家)の間違いを認めず、自分が常に国民を最善に導いているというイメージを保とうとします。そして、当然のことながら、その中で独特な歴史認識を掲げます。「太平洋戦争は侵略ではなく、自衛だった」とか、「アジヤの諸国を略奪したのではなく、欧米の支配から解放した」とか、「戦死した人々は、誤った軍国主義の犠牲者ではなく、国の平和と繁栄に貢献した人々だ」という、国際社会に通用しない論理を繰り広げます。
 言うまでもなく、人をコントロールすることを目的とした権威主義は、カルト教団においても見られます。絶対的な存在とされるカルトの教祖は、自分への無条件の服従を信者に強要します。信者の利益や人権などは二の次で、教祖の計画・ビジョン・願望が最優先されるのです。
 このような権威主義に対して、イエス・キリストはサーバント・リーダー(しもべ的指導者)の概念を語っておられます。
 「そこで、イエスは彼らを呼び寄せて、言われた。『あなたがたも知っているとおり、異邦人の支配者と認められた者たちは彼らを支配し、また、偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。しかし、あなたがたの間では、そうではありません。あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は、みなに仕える者になりなさい。あなたがたの間で人の先に立ちたいと思う者は、みなのしもべになりなさい。人のことが来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです』」(マルコの福音書10章42―45節)。
 ここにあるように、真の指導者は、権力をふるうことをせず、人々に仕える者です。自分の願望ではなく、人々の必要を優先する者です。そのような指導者こそ、真の意味で、人々の信用や尊敬を勝ち取るのです。

 最近、日本の仏教界の中で、「カルト問題の取り組みは寺院の社会活動である」という認識が高まってきています。カルト問題は宗教忌避、宗教離れの大きな原因と見た住職さんたちは、寺院の信頼を取り戻すために、また檀家の子弟をカルトの被害から守るために、啓蒙と情報提供を始めています。特に注目を集めているのは、曹洞宗の活動です。曹洞宗は昨年の3月、カルトによる被害防止を目的に、注意喚起のポスターを制作し、配布することを、ホームページ上で発表しました。ポスターには、「どうしてカルト団体は大学生を勧誘するのか」、「どういった手口があるのか」、「カルト教団に関わるとどうなってしまうのか」などの説明が掲載されています。また、「対処法」として、次のような内容が書かれています。「一人でいる時に声をかけて来ることが多いので、知らない人がアプローチして来たら、その人が何のために近付いて来たかを確認する。しつこい勧誘を受けたり、セミナーに参加してしまった時には、大学の学生相談室や支援窓口へ相談しよう。名前や電話番号、住所をむやみに教えない。主催者や講演者、講演内容がはっきりしない勉強会や講演会には参加しない。危険だと思ったら、はっきりと断る。」この他にも、伝統仏教教団の中では、真宗大谷派や日蓮宗もカルト防止対策のパンフレットを作成し、啓蒙を行なっています。

 世界基督教統一神霊協会(統一協会)の男性信者が家族を相手に「拉致監禁され、信仰を破棄するように強要された」として2億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1月28日、東京地裁でありました。相沢裁判長は「親族らは長期間、男性の自由を大きく制約した」と認定し、480万円の支払いを命じました。判決によると、男性は統一協会の施設から1995年9月に帰省した際に、親族によって東京都内のマンションに引き留められ、2008年2月まで、カウンセラーの脱会説得を受け続けたそうです。なお、判決は「拉致された事実はない」としながらも、男性は一人での外出や外部との連絡を親族らから禁止されていたと指摘し、「説得の方法として、限度を逸脱した」と判断したうえで、親族とカウンセラーの賠償責任を認めました。判決後の会見で親族の一人は、「問題のある信仰を見直してほしいと、本人に付き添って説得していた。判決は実態を正しく認識しておらず、残念だ」とコメントを発表しています。この判決は、親族による、いわゆる「保護説得」のあり方に影響を及ぼしそうです。12年半に及ぶ説得であったことを考えると、かなり極端なケースだったと言わざるを得ませんが、「いかなる保護説得も無理だ」と、救出を断念する家族も出て来るでしょう。勿論、高裁での逆転判決の可能性も残っています。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が1月22日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩25分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート3』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.