真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

真の希望

2012年2月16日(木)

パピニというイタリアの詩人が、こんな言葉を書いています。

 「人間の生活に絶対必要なものが三つある。食物と健康と、それに希望である。」

 確かに、そのとおりだと思います。しかし、今の世の中で、希望を見付けることは、とても難しいのではないでしょうか。テレビや新聞を見ても、暗いニュースばかりです。人類の将来や、自分の人生に希望が持てる話など、どこにもないのです。ある人口動態調査によると、日本の自殺者数は、三十五パーセントも増えて、三万人となったそうです。また、離婚件数も九・二パーセント増えて、二十四万組だったということです。どちらも過去最高の記録だそうです。

 このように、多くの現代人は、希望をなくしていますが、イエス・キリストを信じる者には、素晴らしい望みが与えられているのです。

 「わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです」(ヨハネ十一章二十五節)。

 先日、ベレッタ・クラムリーというアメリカ人女性の証しを読みました。旧約聖書のヨブを思わせる試練を経験した方です。長男のダニエルは、2歳の時に、白血病で亡くなっています。初めは、「どうしてですか」と神に抗議の祈りをしましたが、その大きな苦しみの中で、人間にとって最も大切なことは、「わたしはよみがえりであり、命である。わたしを信じる者はたとい死んでも生きる」と言われたお方を知ることだと、確信させられたと言います。

 夫のヘンリーさんが癌だと分かったのは、その2年後でした。次男のリヨンに続いて長女のローリーが生まれていました。ヘンリーさんは、海外宣教に神の召命を感じていました。そこで彼は、残りの日々を、海外宣教のために使おうと、決意しました。病気を押して夫婦は南米、ギリシャ、インド、日本、韓国、台湾へと宣教の旅にでました。帰国して1週間後、ヘンリーさんは天に召されました。葬儀の午後のことを、ベレッタさんは、こう語っています。

 「突然、私の心の目に夫のビジョンが現れ、彼のよみがえった体は勝利を得て、もう二度と苦しまず、早く主のもとに急いで昇って行きたいように見えました。両腕を伸ばしたイエス様がヘンリーに呼びかけて『良い忠実な僕よ、よくやった』と言ってくださると確信しました。」

 三度目の試練は、突然でした。17歳になったリヨンと妹のローリーが乗っていた車が事故に遭ったのです。二人の死を告げる警察官の言葉にベレッタさんは、「突然高い崖から荒れている海に突き落とされたような気がした」そうです。しかし次に瞬間、聖霊によって強く包まれ、優しく、安全な、天のお父様の温かい臨在を感じたと言います。そして警察官に向かって、落ち着いた声で言いました。

 「うちの子供は天国の神様のところに行きましたのね。」  ベレッタさんはその後、宣教師として台湾で奉仕し、多くの人々をキリストに導いている、ということです。