真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

人間のクズでも大丈夫だ

2012年2月15日(水)

 一人の青年が、大工として働きたいと願い、ある工務店で面 談を受けることにしました。「定職がないので、親から『人間のクズだ』と言われる」と、青年は小さな声でこぼしました。すると、大工さんが間をおいてから、次のように話しました。

 「お前な、クズやカスは大丈夫だ。ゴミは駄目だが、クズやカスは再生がきくんだよ。紙クズ、鉄クズを見ろ。立派な資源だ。ガラスのクズは新しいガラスを作る時に必要なんだ。酒カスで甘酒を作る。カス漬けなんか、うめいだろう。おれも学校も出てねえし、若い時はクズだった。親不孝もしたよ。」

 大工の話が青年の胸を打ち、心を開かせ、やる気を起こさせました。彼は今や、立派な大工さんに成長しつつあるということです。

 聖書の中にも、再生品として立ち直った人物が出て来ます。例えば、ザアカイという取税人です。取税人というのは、イスラエル人でありながら、ローマ帝国に協力して、同胞から税を取り立てた人のことです。多くの場合、必要以上のお金を取り立て、ローマ人に渡す以外のお金を自分たちで着服し、金持ちになっていました。このようにして、取税人はその不正直さと、ローマ帝国に協力しているという理由で、イスラエル人から嫌われていました。まさに、「人間のクズだ」というレッテルを張られていたのですが、ザアカイは「取税人のかしらだった」と書かれています。ですから、イスラエル人の目には、「クズの中のクズ」というふうに映っていました。

 しかし、ある日、ザアカイはイエス・キリストに出会いました。自分をありのままで受け入れるキリストの愛に触れて、ザアカイの心が変わりました。聖書は、その変化について、次のように述べています。

 「ザアカイは、急いで降りて来て、そして大喜びでイエスを迎えた。これを見て、みなは、『あの方は罪人のところに行って客となられた。』と言ってつぶやいた。ところがザアカイは立って、主に言った。『主よ。ご覧ください。私の財産の半分を貧しい人たちに施します。また、だれからでも、私がだまし取った物は、四倍にして返します』」(ルカによる福音書十九章六~八節)。

 何という驚くべき変化でしょうか。不正直だったザアカイは、正直な人間に生まれ変わりました。それまでお金に執着し、自己中心的な生活を送っていたのに、社会問題に対して関心を持ち始め、自分の財産の半分を貧しい人々に施すと約束したのです。ザアカイはまさに、キリストによって再生された人間です。

 あなたも、周りの人間から、「お前はクズだ」と言われて、傷つけられたことがあるかも知れません。しかし、失望することはありません。例えクズであっても、あなたはゴミではありません。クズであったとしても、いつでも再生がききます。人生のやり直しができるのです。再生品には、新品以上の強さがあります。希望を捨てずに、人生にチャレンジし続けてはいかがでしょうか。