真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 昨年12月15日の日本福音同盟(JEA)の理事会において、キリスト教会のカルト化問題に関する文書が承認され、加盟諸教団・教会、及び、宣教諸団体の代表者たちに発送されました。その内容は、最初に社会委員会から提出された声明文をかなり縮小したものとなりましたが、以下の通りです。

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 「日ごろの日本福音同盟への厚いご支援・ご協力に心から感謝します。
 ご承知の通り、近年、教会関係指導者による暴力、セクシュアル・ハラスメント、財産の奪取などの不祥事が発生し、裁判でその真偽が争われたり、一般のメディアでも取り上げられたりする事態が生じております。

 これまでこのような事件は、教会やキリスト教宣教団体では起こりえないことと思われがちでした。不祥事が起こったとしても、一部の特殊な群れ(いわゆるカルト的集団)や限られた特殊な人が起こした例外的な事件である、と捉えがちでした。しかし、一般の週刊誌などでも取り上げられたように、これらの事件は伝統ある教団・教会や宣教団体においても起こる可能性があり、もはや私たちも他人事としてこれらの事件を傍観することは許されない事態となりつつあります。

 こうした不祥事が起こる背景や原因についてはいろいろなことが考えられますが、ただ一つ確かなことは、この問題は一教派・団体に限ったことではないということです。この問題の背景には当然、個人の資質が問われるわけですが、さらには教会、聖書、宣教、牧会などに対する考え方も決して無関係ではないと思います。したがって、これらの問題が社会問題化した現在、JEA内部から提示されている社会的責任や説明責任を果たすべきであるという声には真摯に耳を傾けると共に、私自身その必要性を強く感じております。この点に関しましては、社会委員会やその他の機関において引き続き取り組んでいただくことに致しております。

 そうした取り組みの第一歩として、JEAに所属する教団、教派、団体はこの痛恨の問題を共有し、究明し、協力連携して、このような不祥事を未然に防ぐ対策を講じることが急務であると認識いたしております。こうした事態に遭遇している私たちは、今こそ主の御前にひれ伏し、リーダーシップのあり方について、改めて問い直し、厳しく自己点検する必要があるのではないでしょうか。私たちは大牧者キリストに倣って、群れの羊に仕えられるためではなく、群れの羊に仕えるために召されています(マルコ10:45参照)。それで「その割り当てられている人たちを支配するのではなく、むしろ群れの模範となりなさい」(1ペテロ5:3)と勧められています。教団・教会やキリスト教宣教団体という群れの指導者として立てられている私たちは、その群れの羊を支配してマインド・コントロールすることがないように、互いに戒め合い、また自らを厳しく律して、群れの模範となるように努めようではありませんか。なにとぞ貴教団、貴教会、貴団体に所属する各牧師がたに対するご指導のほどをよろしくお願いいたします。

 群れの代表者である方々のうえに、大牧者キリストの祝福が豊かにありますように、お祈りしております。」