真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 去る4月7日に、米国イリノイ州の副知事パット・クイン氏がモルモン教会のメッカであるソルト・レーク・シティーを訪れて、イリノイ州下院によって採択された謝罪文を、当教会の指導者たちに手渡しました。謝罪文は、160年前(1844年6月27日)に起きた事件に逆上る内容ですが、その事件とは、モルモン教の創立者ジョセフ・スミスの暗殺です。当時、イリノイ州のノーヴーで2万人ほどの町を作り上げていたスミスは、一夫多妻の教理を打ち出し、またそれを実践していたために、徐々に地元民の反感を買っていました。不満を抱く元教会員もいて、スミスの私生活を暴露しようと、『ノーヴー・エクスポジター』という新聞を発行しました。そこで危機感を感じたスミスは、武力によって彼らを弾圧し、事務所を荒らし、印刷機を壊しましたが、反逆罪の疑いで逮捕され、反対者の拠点であったカセージの牢獄に監禁されました。牢獄にいる間、スミスは町の暴徒たちに襲われ、殺されたのですが、その責任は当時のイリノイ州政府にもある、と謝罪文は述べています。「なぜ今頃、謝罪文か」と疑問の声も上がっていますが、イリノイ州側に、それなりの思惑があるようです。クイン副知事は、謝罪文を提出した後、モルモン教徒に対して、「是非、我が州にある、モルモン教の歴史にかかわる場所を見に来てください」と呼びかけました。イリノイ州が経済的に潤されることを期待しているのでしょうか。モルモン教会は既に、多額の資金を投資して、当時のノーヴーの神殿や住居を再建したり、退職したモルモン教徒も住み着くようになっています。しかし、地元民は、モルモン教会の動きに、不安と警戒心を持っており、緊迫した状況が続いています。