真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 2000年12月31日に、40年の信仰暦を持つ、一人のエホバの証人の主催監督(アメリカ人)が、ブルックリン本部に対して、辞任状を提出しました。辞任の理由は、ものみの塔聖書冊子協会が、児童性的虐待者の保護地帯になっている、ということです。元主催監督の話によると、組織の上から下に至るまで、児童に対する性的虐待がはびこっており、その問題が発生していない会衆は一つもないそうです。更に、彼は、エホバの証人の子供の三人のうちの一人が、一度は性的虐待を受ける、と推定しています。このような事態が容認されるのは、組織の方針に原因があるようです。会衆内に、長老から性的虐待を受けた子供が長老を告発しても、長老本人が罪を否定した場合、あるいは、二人か三人の証人がいなかったり、証拠がなかったりした場合、審理措置が講じられず、長老は「潔白な人」と見なされることになっています。
 「告発されても、もし当人がそのような事実はないと言うなら、長老たちは告発した人に、審理措置は何も講じられないことを説明すべきです。そして会衆は告発された人を引き続き潔白な人とみなすでしょう。聖書によれば、審理措置は、二人または三人の証人がいなければ取ることはできません。(コリント第二、十三・一。テモテ第一、五・十九)たとえ二人以上の人が、同じ人からの虐待を受けた『覚えがある』としても、そうした回想は至って当てにならない性質のものであるため、裏づけとなる他の証拠がない限り、審理上の決定を下す根拠にはなりません。これは、その種の『記憶』が事実無根とみなされる(もしくは事実と見なされる)という意味ではありません。しかし、審理によってある問題を明らかにするに当たっては、聖書の原則に従わなければなりません」(『ものみの塔』誌、1995年11月1日号、28~29頁)。
 ものみの塔の方針によれば、長老に対する審理措置を取るために、「二人または三人の証人」や、「裏づけとなる他の証拠」が必要ですが、当然のことながら、児童虐待者は、人のいないところを狙って、子供に手を出します。ですから、「証人」や「証拠」がないのは、当たり前のことです。また、告発された長老が、罪を否定しさえすれば、「潔白な人」と見なされる訳ですから、当然、「私はやっていません」と言うに決まっています。こうして、ものみの塔協会は、児童性的虐待を容認しています。元主催監督の言葉を借りると、「児童虐待者のパラダイス」になっているのです。