真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

カルト関連ニュース

 去る五月三十日に、『セクト法案』がフランス国民議会で採決されました。この法案は、セクト(カルト教団)によるマインド・コントロール的な行為の違法性を広く認め、裁判所が解散を命じることもできるものですが、セクトを「信者の心理的、身体的依存状態を作り出し、利用しようとする団体」と定義づけています。この定義のあいまいさに問題があると指摘する宗教関係者がいます。また、新法の施行によって、合法的なプロテスタント教会や宣教団体も被害を被るのではないかという懸念の声も上がっています。元々、法案成立のきっかけとなったのは、「サイエントロジー教会」が起こした信者の自殺事件です。

 ユタ州に住む五十二歳の男性で、重婚罪に問われていた「保守派のモルモン教徒」が、五月十九日に、有罪判決を言い渡されました。男は、五人の妻と、二十九人の子供たちを持っていますが、裁判が行われていた期間中、アメリカのテレビのニュース番組などに出演し、「私はモルモン教の創立者ジョセフ・スミスやその後継者ブリガム・ヤングの教えを忠実に守っているだけです」と、自分の正しさを主張しました。そのことで、末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン教会)は、大いに迷惑しているようです。モルモン教徒である裁判長も、「あなたはモルモン教の伝統に背いている」と、男から厳しい批判を浴びてしまいました。一夫多妻は、一八四〇年から一八九〇年頃まで、モルモン教の教理において、重要な部分を占めていました。しかし、一八九〇年に、アメリカ合衆国に加わるための手続きを進めていたユタ地方は、州として認められる条件として、一夫多妻を禁じる法律をつくりました。また、「今は一夫多妻を実行する時ではない」という、「神からの新しい光」も発表され、それ以来、大多数の教会員はそれに従っていますが、「保守派」と呼ばれる信者で、未だにジョセフ・スミスの教えを忠実に守っている一夫多妻者が、三万人もいると言われており、そのほとんどはユタ州に住んでいます。

無輸血手術はNO!

2012年2月16日(木)

 愛知県医師会が、エホバの証人からの愛知県全域に及ぶ全部の総合病院での、無輸血手術の合意書に、医師会側として認可できないとして却下したそうです。

 ラエリアン・ムーブメントという宗教団体は、昨年九月に、「医療ミスで生後十カ月の赤ん坊を亡くした米国人夫婦のためにクローン人間を作る」と宣言しました。冷凍保存したこの赤ん坊の血液細胞から核を取り出し、代理母の卵子に移植し、子宮に戻してクローンを育てるといいます。ラエル教祖は、「不妊に苦しむ夫婦や同性愛カップルから、クローンという選択肢は奪えない」と、人間の複製を正当化しようとしていますが、両親の米国人夫婦から、約二億円の提供が約束されていることが関係しているようです。また、「自分や子供のクローンを作って」という依頼が数千件来ているということですから、儲けの大きいビジネスと見込んでいるのではないかと思われます。

 2000年12月31日に、40年の信仰暦を持つ、一人のエホバの証人の主催監督(アメリカ人)が、ブルックリン本部に対して、辞任状を提出しました。辞任の理由は、ものみの塔聖書冊子協会が、児童性的虐待者の保護地帯になっている、ということです。元主催監督の話によると、組織の上から下に至るまで、児童に対する性的虐待がはびこっており、その問題が発生していない会衆は一つもないそうです。更に、彼は、エホバの証人の子供の三人のうちの一人が、一度は性的虐待を受ける、と推定しています。このような事態が容認されるのは、組織の方針に原因があるようです。会衆内に、長老から性的虐待を受けた子供が長老を告発しても、長老本人が罪を否定した場合、あるいは、二人か三人の証人がいなかったり、証拠がなかったりした場合、審理措置が講じられず、長老は「潔白な人」と見なされることになっています。
 「告発されても、もし当人がそのような事実はないと言うなら、長老たちは告発した人に、審理措置は何も講じられないことを説明すべきです。そして会衆は告発された人を引き続き潔白な人とみなすでしょう。聖書によれば、審理措置は、二人または三人の証人がいなければ取ることはできません。(コリント第二、十三・一。テモテ第一、五・十九)たとえ二人以上の人が、同じ人からの虐待を受けた『覚えがある』としても、そうした回想は至って当てにならない性質のものであるため、裏づけとなる他の証拠がない限り、審理上の決定を下す根拠にはなりません。これは、その種の『記憶』が事実無根とみなされる(もしくは事実と見なされる)という意味ではありません。しかし、審理によってある問題を明らかにするに当たっては、聖書の原則に従わなければなりません」(『ものみの塔』誌、1995年11月1日号、28~29頁)。
 ものみの塔の方針によれば、長老に対する審理措置を取るために、「二人または三人の証人」や、「裏づけとなる他の証拠」が必要ですが、当然のことながら、児童虐待者は、人のいないところを狙って、子供に手を出します。ですから、「証人」や「証拠」がないのは、当たり前のことです。また、告発された長老が、罪を否定しさえすれば、「潔白な人」と見なされる訳ですから、当然、「私はやっていません」と言うに決まっています。こうして、ものみの塔協会は、児童性的虐待を容認しています。元主催監督の言葉を借りると、「児童虐待者のパラダイス」になっているのです。