真理のみことば伝道協会

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カルト関連ニュース

エホバの証人はサタンの証人?

2012年2月16日(木)

 デンマークの『エクストラ・ブラデット』新聞は、エホバの証人のことを、「サタンの証人」と呼んでいます。それは、あるエホバの証人の女性が子供の頃、長老だった父親によって性的虐待を受けたことを公表して、罪を隠し通 そうとする組織の体質が暴露されたからです。虐待を受けたのはアン・Hさん(名字は公表されていない)。14歳の時から17歳になるまで父親にレープされ続けたアンさんですが、家を出て結婚し、21歳で子供を出産した時に、父親が未だにものみの塔の組織の中で尊敬されて、大会で講演をするなどの特権が与えられていることに憤りを覚え、父親の会衆の他の長老たちに初めて虐待のことを明かしました。しかし、長老団はアンさんの話を受け付けてくれませんでした。その理由は、父親が虐待の事実を否定したこと、また、二人以上の証人がいなかったからです。組織内で、児童に対する性的虐待の罪が成立するために、「二人以上の証人が必要」というのは、組織が長老たちに配っている内部文書に書かれていることですが、その内部文書を入手した『エクストラ・ブラデット』新聞は、この問題を大きく取り上げることにしました。「児童に性的虐待を働かせる者は、他に誰もいないことを確認したうえで、罪を犯す。だから、『証人が必要だ』という主張はばかげている。組織は罪がばれないように、防衛策を取っているだけで、幼い被害者たちのことを全く考えていない。彼らはエホバの証人ではなく、サタンの証人だ」と、アンさん以外のケースも紹介しながら、組織を訴えています。ちなみに、アンさんの父親は、最近になって、罪を認めたとのことです。

 去る7月30日から8月1日まで横浜アリーナ、8月6日から8日までさいたまスーパーアリーナに於いて、『神と共に歩む』エホバの証人の地域大会が開催されました。『どんな点でもつまずきの原因を避ける』、『まっすぐな道を捨てることがないように用心する』、『今日も反対にめげず徹底的な証しを行なう』、『ずっと見張っていなさい  裁きの時は到来した』等のテーマで話がなされましたが、疲れた信者たちがどれほど元気づけられたのでしょうか。去年と同様に、それぞれの大会で真理のみことば伝道協会の代表ウィリアム・ウッドと数名の有志者によるデモ行進が行われました。「救われない。時間のための奉仕では」、「エホバの証人に精神病者が多いのはなぜ?」、「神と共に歩んでいるか、ただ組織に歩調を合わせているか」などのプラカードをしっかりと見てくれた証人が沢山いました。珍しく、向こうから声をかけて来た人もいました。また、去年と同じように、組織が慌てたようで、プラカードを掲げている「背教者」に近づかないように指導したり、「背教者たち」 の写真やビデオを撮ったりもしました。更に、真理のみことば伝道協会の協力者の一人で、大会に参加した男性は、トイレに行っている間にバッグの中を調べられ、メモ帳に書いてあった長老の電話番号に電話をかけられてしまったとのことです。元々、神経質なものみの塔聖書冊子協会ですが、いよいよその傾向に拍車がかかったようです。

 教会に通っているクリスチャンに働きかけて、「真の弟子ではない」との理由で再洗礼に導き、急成長を遂げた『東京キリストの教会』。10数年で1,000人を越える群れに膨れ上がったこのグループは、アメリカの『ボストン・ムーブメント』(創立者:キップ・マッキーン氏が)にルーツを持っています。際立った特徴として、極端なディサイプルシップ(弟子訓練)があります。一人一人の会員が上司役を務める「弟子養成者」(「ディサイプラー」と呼ばれる)に報告・連絡・相談することが義務づけられるシステムです。教会生活ばかりか、日常のあらゆることに至るまで、「ディサイプラー」が決めることになっており、服従しない場合は、「あなたは我がままで、高慢だ」と非難されます。また、教会を離れようとする人がいると、「地獄に落ちる」と脅されることもありしたが、2001年の11月に、創立者のマッキーン氏が「私のリーダーシップのあり方に問題があった」と教会を辞任し、2003年の3月に、長老一同の名前でおわびの手紙が発表されました。更に、5月9日号の『クリスチャン新聞』によると、日本の組織内にも、教会のリーダーたちの中で悔い改めが起こり、大幅な軌道修正が行われつつあるそうです。ピラミッド型の上下関係で管理されていた「弟子訓練システム」が廃止され、「唯一教会」(「この教会に属さなければ救われない」)という発想も改められ、主流のキリスト教会の牧師から神学の基礎的な学びがなされている、ということです。このようなカルト化した教会の悔い改めは極めて珍しいもので、歓迎されるべきものですが、問題がすべて、解決されているとまでは言えないようです。問題の一つは、代々木八幡キリストの教会の財産の問題です。この教会は元々、単立の教会で、正統派のキリスト教会として存在していましたが、10数年前に、マッキーン氏が日本での活動を開始した際に、「礼拝以外の時間に集会を開きたいから、6カ月だけ教会を使わせてください」と教会に頼み込み、それが了解されました。ところが、6カ月後に、巧妙な政治的手段によって、マッキーン氏が古いメンバーを追い出した後、総会を開き、教会の土 地や建物をボストン・ムーブメントのもにしてしまったのです。その法的責任はどうなるのでしょうか。もう一つの問題点は、教会の律法主義、権威主義によって傷ついた信者たちのフォローアップです。精神病が発生し、未だに病人に通 っている人々が多い中で、どのような対応がなされるかが注目されています。

 去る2月26日、エホバの証人の夫婦の間で起こされた慰謝料請求控訴事件に対する東京高裁の判決が言い渡されました。それは一審を支持し、エホバの証人だった妻が非信者の夫に慰謝料20万円を支払えというものでした。この夫婦は今回の裁判の前に離婚の請求と親権の主張を巡って争っており、2002年の7月に既にその決着がついていましたが(裁判所は離婚を認め、親権は父親にあるとした)、夫側は、自分たちが離婚に至ったのはエホバの証人である妻が、社会的常識を逸脱した教育や生活を子供たちに強要していたこと、鞭による虐待をし続けたことなどにあるとして、再度妻を訴えたのです。今回の判決は、夫の言い分を認めただけでなく、エホバの証人の信仰に問題があることを認めたものです。この点は、草刈裁判(エホバの証人の救出カウンセラーである草刈定雄牧師が、夫と共謀して自分を監禁したとして、エホバの証人の女性が損害賠償を求めた裁判)においても、認められています。

 未確認の情報ですが、ものみの塔日本支部代表であった織田正太郎氏が転落事故で死亡した模様です。話によると、五月の連休の時に、カメラが趣味だった織田氏は、脚立を使っての花の写 真撮影をしていましたが、何かの拍子で落ちて、頭を強打したとのことです。後継者として誰が選ばれるかについては、まだ不明です。織田氏は、4年間にわたって、大野キリスト教会の中澤啓介牧師より8通 の書簡、及び質問状を受け取っておきながら、一度も返事をしていない人物として、名を知られています(詳細は『拝啓 織田正太郎殿』に書かれている)。