真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

カルト関連ニュース

 2007年11月1日号の『ものみの塔誌』において、ものみの塔協会は再び、大口の寄付金を応募しています。「このような方法で与える人もいる」(20頁)という記事の中で、通常の寄付以外に、「保険」と「遺贈」による寄付を勧めています。「生命保険金などの受取人として、ものみの塔聖書冊子協会を指定することができます」とか、「法律に従って作成された遺言書によって、金銭、預貯金、有価証券、不動産、動産をものみの塔聖書冊子協会に遺贈することができます」と書かれていますが、『ものみの塔』誌の中に定期的に現れるこうした記事は、信者の人生設計に相当の影響を与えるものと思われます。それは、日ごろ、「世の終わりが近い」と教育されているからです。真面目なエホバの証人たちは、この世で残された時間が短いと感じれば感じるほど、自分の持っている財産を組織に寄付することが最も賢明な生き方だと確信するようになります。この傾向は、1975年の預言の時に、特に顕著に現れました。「家や資産を売って、開拓奉仕をしてこの古い体制における自分たちの残りの日々を過ごそうとする兄弟たちのことをよく耳にしますが、確かにそれは、邪悪な世が終わる前に残された短い時間を過ごす優れた方法です」と1974年6月号の『王国奉仕』(3頁)にありますが、偽預言を繰り返すことにより信者を不安にさせてその財産を巻き上げ、組織が豊かになるというのは、詐欺的行為だと言えるのではないでしょうか。

再びエホバの証人の集団離脱か

2012年2月16日(木)

 過去に、少なくとも2回、日本でエホバの証人からの集団離脱が起きています。1985年に、北海道にある会衆の長老が組織の教理に疑問を持ち始め、そのことに関する質問状を支部に送ったために排斥になり、彼に同情した60人ほどの信者が脱会しています。また、一九八八年に神戸市にある会衆においても、40人以上の離脱者が出ました。そして今現在、埼玉県のある会衆が組織の方針に不満を抱き、揺れ動いています。

 問題の発端は、三年前に逆上ります。一人の研究生(夫は伝道者)が妊娠し、胎児に異常があることが分かりました。治療法として速やかな輸血が勧められましたが、「進歩的な研究生」であった女性は、「輸血を拒否すべし」というものみの塔の教えを守りたいと思い、長老に相談して医療連絡委員会(無輸血治療・手術の誓約など、法的面から信者を補完する組織)の助けを求めました。ところが、「研究生だから」という理由で断られた、というのです。伝道者の夫の子供でもある、と訴えると、一度は「協力する」と言ってもらったのに、後で「やはり協力できない」と突き放されてしまいました。最終的に、無輸血手術対応の病院を探している間に時間が経ち、胎児は亡くなってしまったのです。

 子供を亡くされた夫妻は、命にかかわる問題であるのに、誠実に対応してくれず、ころころ方針を変える組織に対して、大きな疑問を感じ始めました。そこで、日本支部に説明を求めると、長老からは「僭越な行為だ。あなたがたはサタン的な分裂精神の背教者だ」と烙印を押されてしまった、というのです。今現在、二人は伝道活動、及び、集会への参加を止めていますが、まだ、正式に断絶の手続きをしていません。いわゆる、「不活発なエホバの証人」となっていますが、会衆の中から、二人の訴えに同情する信者が二〇人あまり、現れています。その中に、「奉仕の僕」をしていた男性とその奥さんがいます。二人は、インターネット等を通して、組織の矛盾や欺瞞をはっきりと理解できるようになりました。特に奥さんは、エルサレムが陥落したと組織が主張する紀元前607年について徹底的に調べて、聖書の観点からも、世界史の観点からも完全に論破し、そのことを証明する立派な資料(年代表)を作っています。

 夫妻は、一人でも多くのエホバの証人が間違いに気付いて救われるように、今後も、自分達の体験を語っていきたいと、大きなビジョンを掲げています。

 京都の聖神中央教会の牧師で、教会の少女たち十数人に性的虐待をした罪で20年の実刑判決を受けて今も刑務所に服役中の永田保は、未だに反省の色を見せていないようです。自らを「使徒」と名乗り、毎月、教会に残った信者のために、『幸福への道しるべ』というニュースレターを発行しています。どうやら、これらのニュースレターを、使徒パウロの獄中書簡と同じようなものだと位置付けたいようです。つまり、「私は使徒パウロと同じように、信仰のために迫害を受けています」と主張している訳ですが、その「獄中書簡」の中身は、呆れるほどひどいものです。例えば、2006年8月号のレターには、「教会を潰すことを目的とした、今回の出来事は」というくだりがありますが、自らの罪によって刑務所に入れられたことを、全く認めようとしません。また、2007年7月号の『幸福への道しるべ』の中で、迫害に耐えて教会に残った人々は「幸いで祝福された者」だが、自分を訴えた人間は「滅びる」、「彼らには救いが無い」、「彼らには神の怒りの裁きだけが待つ人生である」と言うのです。果たして、彼の『獄中書簡』は、どれほどの影響力を発揮するのでしょうか。

ものみの塔から集会禁止令

2012年2月16日(木)

 2007年9月号の『わたしたちの王国宣教』の「質問箱」に、「聖書の調査や討議を行なうために証人たちが独自に作った様々なグループを、『忠実で思慮深い奴隷』は認めていますか」という質問が取り上げられています。個人的に集まって、自由に話し合いをしている信者たちに対して、組織は次のようなメッセージを送っています。

 「いいえ、認めていません。しかしながら世界各地で、わたしたちの組織に交わる少数の人たちが、聖書関係の論題を独自に調査するグループを作っています。聖書のヘブライ語とギリシャ語を独自のグループで研究して『新世界訳』の正確さを検証する人たちや、聖書に関係した科学的な論題を探求する人たちがいます。その人たちは、意見交換や討議のためにウェブサイトやチャットルームを立ち上げています。また、会合を開き、出版物を発行しています。自分たちの意見を公開し、クリスチャンの集会や文書を通して備えられているものを補足するためです。世界中のエホバの民は、会衆の集会や大会で、またエホバの組織の出版物を通して、霊的な指示や励ましを十分に受けています。聖書の導きや真理のみ言葉により、エホバは必要なものを備えておられます。それは、神の民すべてが『同じ思い、また同じ考え方でしっかり結ばれ』、『信仰において安定した者』であり続けるためです。(コリ一1:10。コロ2:6-7)わたしたちは、この終わりの日におけるエホバの霊的備えに本当に感謝しています。『忠実で思慮深い奴隷』の監督のもとで制作もしくは組織されたものではない、いかなる文書も、集まりも、ウェブサイトも、その『奴隷』は認めていません」(3頁)。

 この回答は、情報を統制し、信者の自由を著しく削減するカルト特有の論法です。

ものみの塔の移り変わる教理

2012年2月16日(木)

 2007年5月1日号の『ものみの塔』誌において、誰が天国に行けるかということに関する重要な教理変更が発表されました。今までの組織の教えでは、「天的クラス」(天からキリストと共に地球を支配する144,000人)の数は、1935年に満たされ、それ以後、「大群衆」(地上の楽園に入る人々)を集めるわざが始まった、ということになっていました。しかし、1935年以前にバプテスマを受けた人々の高齢化に伴い、大きな問題が出て来ました。それは、144,000人だけが「キリストの忠実で思慮深い奴隷」として、エホバの証人に「霊的食物」を与えることができるとされていたことです。つまり、144,000人が全員、地上から姿を消すと、組織の「霊的権威」が大きく揺らぐことになる訳です。そこで、5月1日号の『ものみの塔』誌の「読者からの質問」の中で、組織は「新しい光」を、次のように発表しています。

「一方、時たつうちに、1935年以後にバプテスマを受けたクリスチャンの中にも、自分は天への希望を持っている、と霊によって証しされる人が出てきました。(ローマ8:16-17)したがって、天への希望を抱くようクリスチャンを召すことがいつ終わるかに関して、明確な時を述べることはできないように思われます。」

さらに、2008年1月号の『ものみの塔』誌において、「これらのすべての事が起こるまで、この世代は決して過ぎ去りません」という聖句(マタイ24:34)の「この世代」は、144,000人の残りの者(生き残っている人々)を指している、との発表が行なわれるようです。これも、大きな変更です。組織の教理では、元々、世の終わりを見ることになっている「この世代」は、1914年の出来事を見た世代であるとされていましたが(『ものみの塔』誌1984年10月1日号、23-24頁)、1995年11月1日号の『ものみの塔』誌で、ハルマゲドンの時に生きている「邪悪な人々」であるということになりました(10-17頁)。144,000人の残りの者が世の終わりを見るという「新しい光」によって、信者たちの間で、「ハルマゲドンは近い」という期待感が生まれて、再び、布教活動に力が入るかも知れません。また、ある専門家は、組織は近々、144,000という数字を象徴的な数字にするのではないか、と予想しています。「天的クラス」の数の制限がなくなれば、144,000人が地上からいなくなる心配が解消されるので、世の終わりの預言が外れたことへの弁明をせずにすみます。