真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

カルト関連ニュース

 真理のみことば伝道協会主催の「第21回カルト救出全国セミナー」の講師として、ロス・アンダーソン牧師を迎えることになりました。アンダーソン師は元モルモン教徒で、現在ユタ州で福音的教会の牧師をしています。6月14日に東京、6月18―19日に札幌、6月21―22日に大阪、6月23日に広島でセミナーを開催する予定です。モルモン教(末日聖徒イエス・キリスト教会)は、日本ではまだ信者数が少なく(11万人)、その85パーセントは「幽霊会員」になっていますが、今後、死者の救いのための身代わりバプテスマや、家族の絆を強調する教えによって、多くの日本人の心をつかむのではないかと、専門家いたちは見ています。また、モルモン教会は膨大な富を持っており、アメリカなどで教会の宣伝(テレビのコマーシャル等)に力を入れていますが、いずれ日本でも同じことが試みる可能性があります。今回のセミナーは、ちょうど津波が来る前の通報の役割を果たすでしょう。

『霊の戦い 虚構と真実』(ウィリアム・ウッド、パスカル・ズィ―ヴィー共著)の点訳ができました。沖縄点字図書館に登録されるので、全国どこからでもネットで検索できて借りる事ができます。点訳されているキリスト教関係の本は良い本が少なくて、問題のある牧師、繁栄の神学の信奉者が書いている本が多いようですが、『霊の戦い 虚構と真実』が目の不自由な方々に歓迎されることを祈ります。

 福岡の元エホバの証人の集まりである「オリーブの会」の協力によって、先月、『ものみの塔の知られざる素顔』が沖縄や宮古島で配布され、大きな反響を呼んでいます。何件かの問い合わせがあり、すぐに脱会した方もあった、とのことです。また、トラクトを配布した方から、「更に、千部、送ってください」との要請が真理のみことば伝道協会の本部に来ています。

文鮮明の死亡と統一協会の混乱

2012年11月9日(金)

 統一協会の創始者である文鮮明が、9月3日に韓国の病院で死亡しました。92歳でした。彼の死亡によって、「地上天国」を実現できなかったということになり、その教えが嘘であったことが明らかになった訳ですが、協会側から恐らく、「信者の努力が足りなかったから使命を果たすことができなかった」というような説明がされるでしょう。勿論、この説明に納得できずに、脱会する人が続出するでしょう。しかし、熱心な信者は過激な行動に走る可能性もあります。また今後、注目されるのは、後継者争いです。当面は文鮮明の妻が前面に出て、四男の国進が企業を、七男の亨進が宗教を継ぐと見られていますが、それに対して三男の顕進は黙っていません。既に兄弟間で告訴合戦が始まっており、韓国ばかりでなく、アメリカ、ブラジルと広がりつつあります。

 9歳の時から一年間、エホバの証人の男性信者から性的虐待を受けたとして、キャンディス・コンティーという女性(26歳)が、ものみの塔聖書冊子協会と加害者と加害者の所属するノースフリーモント会衆に損害賠償を求めた裁判で、6月13日に、アメリカのカリフォルニア州最高裁で判決が言い渡されました。裁判官は、280万ドル(22億円)の賠償命令を出すと共に、2年間、協会の資産(約800億円相当)の凍結も命じました。賠償金の40パーセント(8億8000万円)は、ものみの塔が支払うことになっており、その支払いの責任から逃れられないようにするための処置ですが、この資産凍結の命令が、賠償命令よりも組織に大きなダメージを与えると見られています。この数年間、経済的に苦しい状態が続いているものみの塔協会は、節約対策の一環として、ニューヨークのブルックリンにある不動産を売却して、本部の移動を計画していました。この計画以外にも、雑誌の縮小(2013年1月から『ものみの塔』誌も『目ざめよ!』誌も32頁から16頁のものになる)、ギレアデ学校の閉鎖、世界各地での支部の閉鎖、会衆の合併など、様々な策を講じてきましたが、ブルックリンの資産の処分ができなくなると、より一層、厳しい状況に置かれます。ベテル本部の元長老ランダル・ウォーターズ氏は、「今回の判決は、ものみの塔協会の船を沈める最後の一撃だ」とコメントを発表しています。ウォーターズ氏は、経済的なダメージと共に、組織のイメージダウンに注目しています。真面目に組織に従ってきた信者たちは、自分がエホバの証人であると名乗ることが恥ずかしくなり、かなりの人が組織を離脱するのではないかと見ています。なお、今回の判決を受けて、一般の人々から、「どうして組織が一人の信者の行動に対して賠償をしなければならないのか」との批判も出ています。しかし、裁判で証明されたことは、児童への性的虐待が発覚された場合、各会衆の長老が組織の指示に従って、警察に通報せずに、隠ぺいを図っていたということです。ちなみに、裁判を起こしたキャンディス・コンティーさんは、その動機について、「ものみの塔協会に方針を変えさせたいと願っていたし、他の被害者たちにも勇気を与えたかった」と話しています。