真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

『新世界訳』の改訂版

2016年5月2日(月)

 近いうちに、エホバの証人の『新世界訳』の改定された日本語版が出るとの噂が流れています。英語の『新世界訳』の改訂版は2013年に出されているの、和訳の作業に時間がかかっていると推測されますが、恐らく、英語版と同じ訂正が加えられるでしょう。英語版を見ると、まず、創世記に突き当たる(?)前に、40ページにわたり、ものみの塔協会の教理の説明があります。「神とは誰か」、「聖書のメッセージとは何か」、「聖書は私たちの時代についてどんなことを預言しているか」、「人間はなぜ苦しむか」、「人間は死んだらどうなるか」、等の質問に答える形式で、聖書から何カ所かが引用されていますが、言うまでもなく、ものみの塔にとって都合の良い聖句だけが出て来ます。組織は明らかに、読者が聖書を読む前に、組織の独特の教理へと誘導しようとしています。改訂版を出す理由として、『まえがき』には、「ここ半世紀の間に英語が大きく変わったこと」と、もっともらしいことが書かれていますが、それはあくまでも、ごまかしです。真の理由は、『新世界訳』の分かりにくい、幼稚な文章に関する苦情が、組織に殺到していたことです。実際に改訂版を読んでみると、確かに、難解さんの点が幾らか、改善されています。例えば、イザヤ書58章11節の「その水がうそをつくことのない水の源のようになる」が、「かれることのない水の源のようになる」となっています。また、伝道者の書6章9節の「目で見ることは魂の歩き回ることに勝る」が、「自分の欲望を追い求めてさ迷い歩くより、目で見たものを楽しんだ方が良い」というような訳になっています。もう一つ、大きな変更は、角かっこ(〔〕)の使い方です。今までの『新世界訳』では、文の意味を分かりやすくするために聖書の本文にない言葉を加えた場合、その言葉を角かっこで囲んでいましたが、改訂版では、それがなくなっています。例えば、コロサイ書1章16―17節において、ものみの塔は、キリストが被造物に含まれることを示すために、4度も「他の」という言葉を書き加えていますが、改訂版には、もはや角かっこがなく、まるで原文がそうなっているかのような形になっています。注意書きもありません。『新世界訳』の改訂版によって、更に多くの人々が惑わされることを心配します。

ドナルド・トランプ旋風

2016年5月2日(月)

 御承知のように、今、アメリカのドナルド・トランプ氏が一大旋風を巻き起こしています。その物議を醸す過激な発言に共鳴する人もいれば、危機感を抱く人もいます。過激な発言として、例えば、このようなものがあります。
「日本に核兵器の保有権を認めて、北朝鮮が暴走した時に、やっつけてもらおう。」
「これ以上、メキシコからの不法移民を許す訳には行かないから、アメリカとメキシコとの間に巨大な壁を作って、その請求書をメキシコに送りつけようではないか。」
「人工中絶をした女性に罰金を課そう。」
大統領選共和党候補指名権を獲得することがほぼ確実と見られているトランプ氏ですが、実際に大統領に選ばれたとしたら、大変なことになると、多くの人々は危惧しています。トランプ大統領が誕生してしまった時には、アメリカを脱出すると言っている人もかなりいると聞いています。それは少々、行き過ぎた反動だと思いますが、人類の過去100年の歴史を振り返ってみても、恐ろしい独裁者が多く出没しています。ヒットラー、スターリン、毛沢東などなどです。彼らの身勝手な行動により、何千万人もの人々が尊い命を落としました。21世紀に入っても、歪んだ世界観に基づいて、暴走している、あるいは暴走しそうな独裁者が次々に現れています。今の世界情勢に不安を覚えていない人はいないでしょう。
しかし、世界情勢がどんなに悪化したとしても、平安でいられる聖書的根拠があります。それは、神の主権です。神が歴史を支配されるお方として、世界の上に君臨しておられて、ご自分の愛と正義に根差した計画の実現のために、すべてを導いておられるということです。
「主は国々のはかりごとを無効にし、国々の民の計画をむなしくされる。主のはかりごとはとこしえに立ち、御心の計画は代々に至る」(詩篇33篇10―11節)。
この聖句は、神の主権をはっきりと示しています。聖書の神は、ただ天から世界情勢を傍観しておられる方ではありません。人類の歴史に介入してくださり、腹黒い政治家を取り除いたり、悪政に終止符を打たせたり、計画を阻止したり、独裁者を罰したりしてくださいます。
人類が列車に乗っていると想像すれば、分かりやすいかも知れません。列車に乗っている人々は、ある程度までの行動の自由が与えられます。国の権力者たちは運転室に入って、ハンドルを握り、自分たちの好きなペースで好きな所に行けると錯覚しますが、ある所まで進むと、神が「はい、そこまで」と言って、遠隔操縦に切り替えて、列車の進む方向を変えてしまわれます。こうして、ご自分の望まれる通りの所に人類を導かれるのです。
「王の心は主の手の中にあって、水の流れのようだ。みこころのままに向きを変えられる」(箴言21章1節)。
列車に乗っている私たちは、別の線路に入ったことに気付かないかも知れません。気付いたとしても、その理由が分からないかも知れません。しかし、そうだとしても、この列車の本当の運転手は、正義と公正を愛される神だと信じているなら、安心して乗っていられる訳です。車窓から外の景色を見て、「何か、辺ぴな所を通過しているなー。どうしたのだろう」と思うことがあっても、必ず、神のみこころにかなった目的地に着くと確信して、平安でいられるのです。
この世界は、ドナルド・トランプ、あるいはキム・ジョンウンの支配下にあるのではありません。この世界を造られた方の支配下にあります。そのことを覚えて、アメリカの大統領選の行方を見守っていきたいと思います。

統一協会の新しい出発

2016年2月26日(金)

 2015年10月12日に、千葉・幕張イベントホールにおいて、「世界平和統一家庭連合出帆記念大会」が開催されました。この大会は、「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」へ名称を変更することが文化庁に認証されたことを記念するために開かれたものですが、1万人の参加者は、「神の下の人類一家族」の実現に対する献身の思いを新たにしたようです。今後の布教活動の強調点として掲げられるビジョンは、「家庭の幸せ」だそうです。挨拶に立った「全国祝福家庭総連合総会長」の宋龍天(ソンヨンチョン)によると、今は宗教を中心とした個人の救いの時代から、家庭理想を中心とした家庭救援時代に変わったそうです。更に、「真の父母様(注:文鮮明夫妻)は、この地上の真の創造理想が家庭理想であることを御存じであり、これを立てるために生涯、苦労の道を行かれました。真の父母様は、神様の真の愛、真の生命、真の血統を立てるために祝福結婚を行なわれ、祝福家庭が、真の父母様の生涯を見習い、真の愛を実践することによって、地上の神の下の一家族が成されることを願われたのです」ということです。今後、幸せな家庭に憧れる純粋な若者がどれほど、生まれ変わった統一協会の餌食になってしまうのでしょうか。

 ものみの塔協会は、今年から、『ものみの塔』誌と、『目ざめよ!』誌を隔月に発行することにしたようです。『ものみの塔』誌は1・3・5月、『目ざめよ!』誌は2・4・6月というふうに出されることになる訳ですが、経済的な理由なのか、雑誌による伝道効果を見直した結果なのか、分かりません。いずれにしても、数年前から続いている傾向であることは間違いありません。元々、月に2回発行されていた各雑誌が月に1回のものとなり、隔月のものとなり、ページ数も32ページから16ページに減らされてきました。客観的に見て、組織は明らかに勢いをなくし、生き残るための苦肉の策に出ています。一般の伝道者たちの中に、この傾向に疑問を感じている人もいるはずです。

難民問題を考える

2016年2月26日(金)

 去年の夏ごろから、シリヤの難民問題が何度もニュースで取り上げられています。難民たちは、数年前から続いている内戦による悲惨な状況から何とか逃れようとして、シリヤからトルコ経由でギリシヤに渡り、最終的にはドイツやイギリスなどを目指しますが、エーゲ海でゴムボートが転覆して、命を落とす人々が沢山います。1月22日の転覆事故で45人、1月30日の事故で33人も死亡したと報道されています。また、数ヶ月前、ギリシヤの海岸に流れ着いた4歳の男の子の遺体の映像がインターネットに載り、世界中の人々に大きな衝撃を与えました。その映像を見て、「何とかしなければならない」と誰もが思ったでしょうが、なかなか難しい問題をはらんでいます。
難民の受け入れが期待されているドイツやフランスには、猛反対している人々が多くいます。難民の中に、テロリストが紛れ込んでいるのではないかとか、自分たちの税金の負担が増えるのではないかとか、国の文化が変わってしまうのではないかとか、失業率が悪化するのではないか、とかいうような懸念を持っています。また、そもそも何故、国民の血税で関係のない外国人の面倒を見なければならないのかという不満を漏らす人々もいます。確かに、国民の言うことにも一理あります。
アメリカも前から、アフリカなどの難民を積極的に受け入れていますが、なかなかうまく行かない面が多々あります。先日、南部のジョージア州で難民を支援するためのボランティア活動をしている20代の女性の話を読みました。ルマ・ムフレーという女性で、ヨルダンの裕福な家庭で生まれ育った人ですが、アメリカの大学に入って、そのままアメリカに残り、アメリカの市民権を取った人です。自分も外国からアメリカに移住し、外国人としての苦労が分かるから、何とか難民がアメリカの社会になじむことができるように助けたいと思って、ジョージア州のクラクストンという町で難民の子供のためのサッカー・チームを始めたのです。アフリカのスーダン、ヨーロッパのコソボ、中東のイラク、またアフガニスタンなどから子供が集まって来ました。皆、大変な状況の中から命からがら逃げて、大きな傷を負っている子供ばかりです。ルマさんはチームの監督として、子供たちにサッカーを教えるだけでなく、勉強を見てあげたり、相談相手になってあげたり、家庭に食べ物を届けてあげたりするのですが、少しずつ、子供たちとその家族の信用を得て行きます。しかし、チームとして一つになるということは、なかなか大変でした。言葉や生活習慣の違いもあり、中東から来た子のアフリカ人に対する偏見もあり、アフリカ人のヨーロッパの人に対する警戒心もありましたが、ルマさんはなるべくお互いの違いではなく、共通点を強調しました。そのうちに、チームとして見事にまとまって、サッカー大会で優勝するのです。
 ここに、難民問題の解決の糸口があると言えるかも知れません。まず、お互いの違いではなく、共通点を見つけることです。更に、それに加えて、受け入れる側に難民に対する同情心と期待感、難民側に感謝の表明・地域活動への参加・言語の取得を加えることができれば、相互理解が生まれるのではないでしょうか。
 聖書はこう言っています。
 「あなたがたの神、主は、神の神、主の主、偉大で、力あり、恐ろしい神。かたよって愛することなく、わいろを取らず、みなしごや、やもめのためにさばきを行ない、在留異国人を愛してこれに食べ物と着物を与えられる。あなたがたは在留異国人を愛しなさい。あなたがたもエジプトの国で在留異国人であったからである」(申命記10章17―19節)。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が5月23日(月)午前10時半より、東京都東久留米市にあるカルト研究リハビリ・センターで開催されます。
学びのテーマは、『カルト脱会後の社会生活 パート6』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090―8044―5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.