真理のみことば伝道協会

カルト宗教被害者の皆様の問題解決のお手伝いをさせて頂いております。

 2012年の2月に、私たちは真理のみことば伝道協会のニュースレター、及びウェブサイトに、東京キリストの教会における「悔い改めの動き」についての情報を掲載しました。1990年代から驚異的な成長を遂げながら、その排他性や極端な弟子訓練が批判され、「カルト化しているのではないか」と噂されて警戒されていた群れですが、2003年より、指導者たちの間で悔い改めが起こり、教会の権威主義的な体質が改善されつつあるとの情報が流れました。私たちはその情報が真実であることを期待しつつ、5年前に公表した訳ですが、直接に確認することができずに、年月が過ぎて行きました。しかし、2017年の6月に、当教会より、「私共の教会をご覧いただき、まだ改善する必要があると感じられる点がありましたら、是非ともご指摘いただきたいと考えております」との内容の手紙が届きました。その後、ウィリアム・ウッドは3度にわたり、主任牧師の山崎師、及び、副牧師の遁所師と会談し、教会内の状況について詳しく聞くことができました。以前、排他的であったこと、行き過ぎた弟子訓練が行なわれていたこと、高慢になっていたこと等を深く反省し、悔い改めていることが分かりました。また、傷ついて教会を去った人々に謝罪をしていること、誰からでも学ぼうという意思があること、聖書どおりの教会を目指していることを確認できました。更に、10月27日に教会の教職者やスタッフ、11月19日に一般の信徒とのセミナー(話し合い)の場が持たれ、50人以上の方々から教会に関する問題意識や意見や悩みを聞くことができました。教職者のみならず、平信徒も今まで悩み苦しみながら教会の問題点をしっかりと見つめ、再度同じ過ちを犯さないように注意を払っている印象を強く受けました。また、今後の具体的なビジョンが熱く語られ、神の栄光が現れる教会として進んで行きたいという、一人一人の強い思いも伝わって来ました。
 真理のみことば伝道協会は、今後も東京キリストの教会との関係を保ちながら助言をし、教会の更なる成長・改善・進展を見守って行きたいと考えています。

 真理のみことば伝道協会
 ウィリアム・ウッド代表
 2017年1月19日

 ロシアの最高裁によって、エホバの証人の活動を禁止する命令が出されて約半年たちますが、徐々に、その禁止令が発布された理由が明らかにされて来ました。ものみの塔協会が「極端なカルト」と判断されて、布教活動が禁止されたのは、まず、その教理の排他性にあるようです。「我々だけが唯一の真のキリスト教である。他の宗教団体はすべて、大いなるバビロンに属しており、ハルマゲドンで滅ぼされる」という当協会の主張は、ロシア正教会の存在を否定するものと共に、国民の間に分裂の種を蒔くものと見なされました。更に、投票、国歌斉唱、徴兵等の拒否に関する組織の方針も、プーチン大統領の独裁体制にとっては望ましくない「極論」とされたようです。

SNSの落とし穴

2017年12月4日(月)

 最近、SNSという言葉を耳にしたことのある方が多いかと思いますが、インターネットのネットワークを通じて、コミュニケーションが図れるように設計された会員制サービスです。その中で、特に利用者が急増しているのは、フェースブック、ツィッター、ライン、インストグラムなどです。SNSでは、ユーザーがプロフィルや写真を公開することが多く、そのため実名でのやり取りが一般的になっています。投稿記事は、友達や家族に限定したり、グループ内のみでの通信することができます。投稿さて共有される内容は、日記などの日常の記録から、社会事象などに対する自分の意見、気になったウエブサイトへのリンクなど、様々です。また、写真や動画を合わせて投稿することもできます。他人の投稿に対してコメントしたり、自分の投稿に対する反応を知ったりするのがSNSの楽しみです。ところが、最近、こんなふうにつぶやく人も増えて来ました。
「SNSって便利だけど、疲れるなー。」
「劣等感を感じて何もやる気がなくなる。」
「SNS鬱」という言葉ができるほど、鬱病を発症する人も多くなっています。その一つの大きな理由は、自分を人と比較するからです。結局、フェースブックなどに投稿される記事というのは、ほとんど、自慢話です。「また、海外旅行をしてきました」とか、「どこそこの高級レストランでまた、食事をしちゃいました」とか、「また、ブランドのバッグを買っちゃいました」とか、「こんな作品が出来ました」とかいうような話ばかりです。劣等感を感じやすい人は、そのブログを見て、否定的な思考パターンに陥ってしまいます。
「こんな才能があって、経済的にも恵まれた人たちがいるんだ。しかも、僕より年下じゃない?自分なんかじゃ全然、歯が立たない。ダメだ。諦めよう。」
フェースブックで鬱になりやすくなるという研究結果がアメリカの大学の論文で発表されています。自分を人と比較して、落ち込んでしまう。あるいは、人の成功を妬ましく思い、人を恨んだり、人に危害を加えたりする。これは何も、ハイテックの時代になってからの問題ではなく、何千年も前からある問題ですが、その根本的な原因は、人間としての自尊心の欠落にあります。「私の存在には意義がある」という実感がないのです。このように悩む人には、その悪いセルフ・イメージを変えてしまうほどの力強いメッセージが必要です。「あなたにも素晴らしい才能があるよ」というような、周りの人間からの励ましも役に立ちますが、最も効果的なのは、聖書のみことばです。
「それはあなたが私の内臓を造り、母の胎のうちで私を組み立てられたからです。私は感謝します。あなたは私に、奇しいことをなさって恐ろしいほどです。私のたましいは、それをよく知っています」(詩篇139:13-14)。
ここでダビデ王は、自分が神のご計画どおり、ユニークな存在として神に創造された作品であることを賛美しています。私たちも同じような認識を持つと、自分を人と比較することには何の意味もないことが分かって来ます。「犬と猫と、どっちが可愛いか」、「薔薇とユリと、どっちが綺麗か」ということを議論する人はいません。それぞれ、違った可愛さ、あるいは美しさがあるからです。犬は犬で良いのです。猫は猫で良いのです。犬は猫になろうとする必要はありません。犬でいることに意味があるのです。
同じように、私たち人間も、お互いに違う所が色々あります。そのように、ユニークな形で神の栄光を現すために造られているからです。自信をもって、堂々と生きて行きましょう。

 去る7月17日に、ロシアの最高裁において、エホバの証人の活動に対する禁止が確定されました。これにより、エホバの証人のすべての伝道や集会の開催が違法行為になるだけでなく、ロシア当局に395ある会衆を解散させ、その財産を没収する権限も与えられています。今回の決定は、4月に出た法務局の要請を最高裁が承認したものですが、法務局は、法律で定められた「極端なカルト」(”extremist sect”に当たると主張していました。ロシア最高裁の決定に対して、ものみの塔はフランスのストラスブールにある欧州人権裁判所に抗争する予定です。一方、17万5千人いると言われるロシア人信者たちの中には、警察にばれないように、少人数で秘密に集会をしている人々もいるようです。彼らは事前に自宅のテーブルの上に食事を用意して、警察が現れても、「パーティーをやっていただけです」と言い逃れができるように、万全の準備をしている、とのことです。組織からの指示なのかどうは不明です。

皇太子の家庭教師

2017年9月5日(火)

第二次世界大戦後、昭和天皇は皇太子明仁様の教育について悩んでおられました。新しいスタートを切ったばかりの日本において、天皇陛下の象徴としての責任を果たすために、今までとは違った教育を受けさせる必要があると考えました。また、国際化が急速に進むであろう世界の様々な舞台において、平和の架け橋として十分に活用できるように、特に英語を覚えさせなければならないと痛感されたようです。
そこで、1946年に、明仁様の家庭教師として、米国より、エリサベス・ヴァイニングという44歳の女性作家を日本に招待しました。日本ではヴァイニング夫人の名で知られていますが、プロテスタントの一派クエーカー派に属する敬虔なクリスチャンでした。平和、男女や民族の平等、質素な生活、個人の誠実さを強調する群れです。ヴァイニング夫人はその著書『皇太子の窓』の中で詳細に述べていますが、4年間、明仁様の家庭教師として働きながら、皇后様、また明仁様のお姉さんにあたる重子様、和子様、厚子様にも英会話を教えました。その中で、聖書の話をする機会も多数ありました。ヴァイニング夫人は天皇一家とかなり親密な関係を築き、皇居や葉山御用邸などに何度も呼ばれて、食事をしたり、ゲームをやったりもしました。とても充実した4年間でしたが、宮内省(後の宮内庁)の縛りとの戦いが絶えない四年間でもあったのです。
ヴァイニング夫人が最初に驚いたのは、ついて来る職員の数の多さです。皇太子の世話をする人、守る人、助言をする人も、授業に参加して来ます。皇太子に質問をして、意見を求めても、一三歳の明仁様はすぐに、アドバイザーの方に視線を送って、助けを求めます。これでは皇太子の英語教育は進まないと判断したヴァイニング婦人は、辛抱強く宮内省と交渉して、少しずつ助っ人の数を減らしてもらい、ついに一対一の授業が可能になったのです。宮内省にとっても、また明仁様にとっても、かなり思い切った決断でしたが、明仁様が自立した大人になるための大きなステップとなりました。
ヴァイニング夫人が次に挑んだのは、色々な国の同年齢の少年とどのように出会わせることができるかという問題です。これも、皇太子の視野を広げ、英会話の力を向上させるために必要不可欠なことでしたが、これにも宮内省は難色を示しました。今までの慣例にないことだからです。「皇太子様に悪い影響を与えるのではないか」という不安の声も上がりましたが、結局、ヴァイニング夫人の強い要求が受け入れられて、オーストラリアやアメリカの少年たちとの交流の場が持たれるようになりました。こうして、ヴァイニング夫人の指導によって、皇太子明仁様は堂々と世界各国の首脳と英語で会話を交わし、日本と諸外国との架け橋的な役割を果たすことができるようになった訳です。
昭和天皇は、ヴァイニング夫人を日本に招待したことについて、こう述べられました。
「私が生涯、決断したことで、一番賢明な決断だと思っているのは、ヴァイニング夫人を日本に呼んだことです。」
確かに、ヴァイニング夫人の功績は大きいかも知れませんが、明仁様が宮内省の古いしきたりを破り、勇気をもって新しい世界に挑戦されたことも非常に重要な意味を持っています。
私たち人間は、新しいものを得るためには、まず古いものを捨てなければならないことがあります。
 「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、またあなたがたが心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした」(エペソ人への手紙4章22―24節)。
 あなたも勇気をもって、新しい人生のスタートを切ってみませんか。

カルトの脱会者による自助グループ
元カルト信者の集い
 カルトの脱会者による自助グループ『いたんだ葦の会』が1月22日(月)午前10時半より、埼玉県新座市にあるカルト研究リハビリ・センター(西武池袋線東久留米駅より徒歩25分)で開催されます。学びのテーマは、『カルトにおける入信・生活・脱会 パート3』です。参加ご希望の方は、真理のみことば伝道協会の本部まで、お問い合わせ下さい(090-8044-5751)。

マインド・コントロール問題対策DVD発売へ
 日本脱カルト協会より、『カルト:すぐそばにある危機』というDVDが制作され、発売されることになりました。若者はなぜカルトに惹かれるのか。どうして入信してしまうのか。そして、いったん、入ったらなかなか抜け出せないのはなぜなのか。ドラマ、シミュレーション、また実際の元カルト信者の体験談などから、カルト問題の謎を明らかにして行きます。定価は8,000円で高めですが、カルトの勧誘から学生を守るため、高校や大学などの現場で使えるDVDです。
ご注文は、ファックス046-263-0375、メール info@jscpr.org までお問い合わせください。

真理のみことば伝道協会主事
ウィリアム・ウッド
東京都東久留米市幸町
電話:090-8044-5751

「カルト宗教にだまされないために」ウィリアム・ウッド氏fromHarvest Time Ministries on Vimeo.